紺碧の空が覗けない
陽気な窓が遁走した部屋
くすんで白いしめやかなリノリウムが
乾いたのどを締め上げる
がらんどうな空気の真ん中に
位置を決められたパイプ椅子
腰掛けながら一人
...
背中合わせ
逆さまの世界
苦しまずに
逝けたらいい
パパはお魚釣りに行ったよ!
君はカエルのような平べったい声で言うと
真っ直ぐ僕を見て、おしっこおしっこと喚いた
汲み取り式の便器が怖くて一人で行けないから
君のママが居るのに僕を便所に連れて行 ...
天の使いに呼び出されるのを待った
今日は私の中の悪魔に 呼び止められた
昨日の 明日に向かった 未来だ
私は過去の物語を 私の人生に作り上げる
ああ 私は そして 今日も語る
一人暮らしするのだと言って
秋が家を出ていった
おかげで夏が終わると
すぐに雪が降るので困ったけれど
お盆とお正月だけは帰ってくれるので
夏は涼しく冬は少し暖かかった
一人暮ら ...
僕は躊躇い
私は希望
俺は破滅
君はいつも優しくて
貴方は時々つめたくて
全てで一つ
本当は一つ
僕は未練
私は明日
俺は衝動
君はいつも暖かくて
貴方は時々つめたくて
全 ...
*
あ どもども 見知らぬ皆さん こんちくわ
えっと ヨルノテガムと申します てへ
この頃 何か映画批評のようなものを書きたい と思ってまして
何か ズボラ ...
.
何度試みても詩にできないあなた
あなたには散文がふさわしい
あなたの詩のような生涯あなたの詩のすがた
それを心に描くことができない
.
なぜならいつもあなたを探しているぼく ...
{引用=
唐突な出張でもないのに久しぶりに
夕暮れの新神戸駅に一人
立っていた
こじ開けられたまぶたのような
雲の向こうに
夕陽がぎらり
虹は見えない
天使も見えない
救命器具を ...
ぼくらは最初のよる
息をひそめていたのだ
もうだめだよと
この街路樹たちのしたで
ぼくらは息をひそめていたのだ
街道に向いたベンチに座って
ぼくの煙草をわけあいながら
変わらなかった、 ...
一昨年の冬
中学生はミニスカカーディガンで
統一される季節。
一個下の女子たちは
やけに便所にたまりたがる。
便所にあんのは、屋根が潰れた
ゴキブリホイホイ ...
昨日の返事を損じた去年の暮れに耽る
湯、が沸かない に
籠って不逞 泥あそび
理解してる
理解してる
美しい
期限切れの缶を空けて
あ
あ
わたくし
が
透明なら ...
私は全へ帰る
それが
淘汰と呼ばれるものでも構わない
柵よ左様なら
私は全へ帰る
{引用=犬女}
この国では乳首が三つとか乳房が一対以上ある女はイヌメと呼ばれ、豊
穣神に遣わされた乳母として少女の内に取り立てられた。
次代の国王と王位継承者をその乳で扶育仕るという名誉 ...
いろいろなひとがいるから
いろいろなきもちになる
ろうそくのような 虎のような かみくずのような 長靴のような かみどめのような 列車のような 自動販売機のような 鶏のような
そんなきもちに ...
めぐちゃんは
やりまんと言われてたけど
自由だった
やりまんと呼ぶわたしたちよりは
ずっとずっと自由だった
べつにうらやましくはなかったけど
おとこを抱こうと
きめるとき
こころは安らかだった
耳元で
お札がさらさら鳴るような
そんな安らかさだ
すぐに吹き飛んでしまうような
明日がずっとある
ような気がしてた
いつもおなかが空く
ように
ときどき
詩なんか綴るように
{引用=即興ゴルコンダより}
道徳も
親の死に目も
棄てるから
ただ沸きに沸け
この二分ネタ
...
急に君に繋がらなくなったから
ぼくは電気を点けられなかった
4月になったらダチュラを植えようと思っていることを
伝えようと思っていたんだ
ガラスケースの中にしまっていた
ぼくたちの交 ...
明日は出張営業だ
廻り先キングジムでパタパタとリストアップして
...
流れ星ひとつ
流れ星ふたつ
宇宙が放った僕らの希望
流れ星みっつ
流れ星よっつ
それは儚いものだけど
流れ星いつつ
流れ星むっつ
必ず輝く時が来るって
何億光年も ...
悲しい詩が
目の淵を叩くから
悲しみたくないのに
泣いてばかり
悲しい出来事が
心をぶつから
泣きたくないのに
泣いてばかり
そうして今日も夜がふけて
お前 ...
犯人(教唆犯)の 犯人(実行犯)にする 闘争劇 現地調達 みんなが主役
秋は渡りの季節ですから
マンモスたちがやってきます
マンモーとともに群盲たちも渡って来ますが
像を撫でてはいけません
どうせツンデレだろうなどと言って
「見るなのヴィーナス」を見つめては ...
ボルヘスが書いたのは「八岐の園」で
リンゴ・スターが歌ったのは
「オクトパス・ガーデン」
わたしは猫の手を借りながら
章魚の花壇を作ります
その手ちいさなもののけたちと
小魚の池も ...
爆ぜていく悲しみのビーズを
目は閉じたまま手探りで
探して紡いでまた取り落とし
私の四度目の恋が死にます
狂おしいのでもう何も思わない
何も考えない
誰も愛さない
ようにしようと思う ...
暗い室内
小さいフグが
水槽の中心あたりを
一匹で
小さく旋回
しているのかと
よく観ると
あ
外側の皮膚と
内側の皮膚が
ひっくり返っている
ひっきりなしに
水槽越し ...
水から生まれたのだとおまえは言い
空から来たのだと耳元でささやく声が聞こえ
爆発が終わり
強烈な加速に包まれるその
遙か以前に 長いトンネルをくぐり抜けていた
のだとしても
何故を問うここ ...
爪
プラスチック
落ちてくる
虹彩
冷やかな目
本から
文字が落ちていく
つるつるつると
床は
黒い文字で
覆い隠される
まっさらな
只の紙は
何かしらを
訴えている気 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
不調和
寒雪
自由詩
2
10/10/7 7:32
斜陽
杳
自由詩
1
10/10/7 6:48
カエルちゃん
山人
自由詩
2*
10/10/7 5:56
物、語
番田
自由詩
2
10/10/7 2:54
一人暮らし
小川 葉
自由詩
2*
10/10/7 2:11
佐々木 禄
徘徊メガネ
自由詩
2
10/10/7 1:32
映画 北野武監督作 『Dolls』 の黄色い車〜〜〜
ヨルノテガム
散文(批評...
2
10/10/7 1:30
リート風に
Giton
自由詩
2*
10/10/7 1:29
夕暮れに似合う歌
真島正人
自由詩
4*
10/10/7 1:19
もうだめだ
吉岡ペペロ
携帯写真+...
0
10/10/7 1:18
反抗期女子便所
サワメ
自由詩
2
10/10/7 1:11
呼子
げ
自由詩
1
10/10/7 0:24
処分
徘徊メガネ
自由詩
1
10/10/7 0:18
Queeeeen
salco
散文(批評...
0*
10/10/7 0:01
鶏
はるな
自由詩
0
10/10/6 23:43
めぐちゃん
〃
自由詩
0+
10/10/6 23:40
安らかさ
〃
自由詩
1
10/10/6 23:39
一人暮らし
AB(なかほ...
自由詩
2
10/10/6 23:28
ジャンカラ勤務のエリナを呼び出して四回イカせて新幹線代せびっ ...
TAT
短歌
1*
10/10/6 22:56
ダチュラ
はな
自由詩
3
10/10/6 22:54
寿限無寿限無、五劫のすりきれ
TAT
自由詩
2*
10/10/6 22:43
流れ星のメッセージ
うずら豆
自由詩
1*
10/10/6 22:38
悲しみ連鎖
朧月
自由詩
1
10/10/6 22:19
OS
呉汁±
短歌
0
10/10/6 22:07
群盲 像を撫でる
海里
自由詩
2*
10/10/6 20:37
君のスウィート・テンタクル
〃
自由詩
1*
10/10/6 20:37
Nôtre Dame de Paris
瀬崎 虎彦
自由詩
1
10/10/6 20:09
三つの空間の異なる性質
塩崎みあき
自由詩
1*
10/10/6 19:56
無限ギア
夏緑林
自由詩
2
10/10/6 19:23
stupid
Oz
自由詩
0
10/10/6 19:01
3724
3725
3726
3727
3728
3729
3730
3731
3732
3733
3734
3735
3736
3737
3738
3739
3740
3741
3742
3743
3744
3745
3746
3747
3748
3749
3750
3751
3752
3753
3754
3755
3756
3757
3758
3759
3760
3761
3762
3763
3764
4.27sec.