カモミール
マロウブルー
手で揉んで
匂いを嗅ぐ
それでハーブティーを作って

窓辺を覆いつくしている
観葉植物に
光が射している



時間は
チクタクと流れる
もので ...
橋の所に咲く花は
来る川の水を見ていたし
ゆく川の水も見てた

橋の所に咲く花は
泣く私も見ていたし
笑う私も見てた

秋の風は香りを運びますねと
語りかけても
ひとりたつだけ
...
宵闇の空気を裂いて下りる遮断機
ドラム缶を叩く警報機の金切り声に
微かに怯える竹竿の震え
レールの向こうに蜃気楼を従えて
月色のショールを纏った女
ルージュを引いた唇を聞こうと
右 ...
1:Demonstration
 たてよこと 2速蛇行の 雀の子 ヘソが茶湧かす 強気な憂き者



2:Route
 裏を知り 表を知りて 練る目次 さめねばさめぬ 焦がれる息吹

...
寝汗に三度、着替える
暑い分けでは無くむしろ肌寒い
電車内のエアコンの意味が解らない十月
寝起きに力が入らない
奥さんは今までになく早朝から働く
子供の泣き声に這いずる
消耗戦
薬を切ら ...
ゆるめのローションたらした指
耳の中
かきまわす音
骨の音

今日
小さな失敗して
心折れて
昔の男との思い出の曲聴いて
立ち直ってやる
OLだから

知らずに口ずさむ彼氏に
...
はねるような昂揚と

けつまずくような直進性で

新幹線、がむしゃらにすべっていた

車窓にはひとがげのない

等身大のミニチュアの町が

きょうの幸福にひらいていた


町 ...
思い悩み
どうしても考えがまとまらないときは
一歩外に出て、深呼吸をしたらどうですか

この星は
内なる熱に悩まされ
運行の遅れをとても気にしていました
でも、やはり
一夜で辻褄を合せ ...
私は地下の死体だ
地獄の奥底で 今日も明日の世界を 
地獄の奥底を歩かさせられた ひとり 明日の世界を 
今日も進んだ 私の心は明日に歩かさせられた
私の心の未来を無くさせられた 屍だ

...
チーズは永遠ではない

チーズは私たちの所有物ではない

私たちは絶えず

このことに備えてゆくのだ

私たちは絶えず

新しいチーズを探し続けてゆくのだ


怖れるな

...
未来には まだ誰も居ない

存在は過去と今だけ

未来には まだ誰も居ない
 
 
 
真夜中の
高層ビルを写真に収めると
ワンフロアだけ
灯りが点いている
残業してる
君がまだ
一人だけそこにいる

+

掌に宇宙
君の掌にも宇宙がある
手をつなぐと ...
2週間前


わたしが切り出した


別れ


彼は嫌だといった



彼はすごく仕事が忙しいのだ



知っているし


解っているつもりだった



...
初めて君の手のひらに触れた





ちょっとカサカサしてて

でも、あったかくて



君の優しさが伝わってくるような…そんな感じ








...
午前1時の 朝ごはん

はちみつを
かけただけのトーストと
皮の削り残した


咎める人の
いないことに
慣れてしまったら
何を自由と 呼べば良いの

“1人で死ぬことが究極 ...
フルーツサンドを食べたら
急に彼に会いたくなった
キウイの色が眩しくて

もう何日も会っていない
彼の顔が見たい
会いたいよ
会いたいよ
そう思うけれど
仕事で帰りが遅く
彼の家は ...
  死を詩にすくわれ詩に恋して死にたくなり詩にまもられまた詩を書く死ぬまで お前の骨はとても細くて
俺の肉まで貫いていて
お前の肌はとてもキレイで
どんなものでも突き通せない
お前の骨はとても細くて
シミルくらいに痛いんだけど
白くて甘い肌のせいで
突き刺さらな ...
何となく作ってみた呪いスレ。
すぐに終了する気がするが、とりあえず何処までいけるか見てみようと思う。

趣旨としては、「やんわりと呪うスレ」。
あまり攻撃的にならず、陰湿にならず、やんわりと呪 ...
よのなかの電波の網の中にいてお前の音だけ手探りをする



胸底にお前の喘ぐ声がする風の音だと限りなく言う



遥かなる街でお前が笑っててお前を抱いて眠ろうとする
今どうしてる?なんて野暮なこと
どんな顔して聞くんだよ
散らかした思いをいまホチキスでとめる
テレビの向こうの交差点に
今日もまた溶けこまなくちゃ

明日になればまた
駅のポスターも新し ...
剃刀を敷き詰めた絨毯に彼女は寝っ転がって
「私の血液で刃先がだんだんと優しくなる」と
天使みたいな笑顔で笑う
それから俺にそんな顔をしないでと言う
「これで死ん ...
宝石はその身を飾る呪術
栄華に輝いた英国王室
女王ヴィクトリア
彩られた装飾品の数々
世界に君臨する 黄金のティアラ
真珠にダイヤモンド
金銀に縁取られたネックレス/ ブローチ
エメ ...
 {ルビ永久=とこしえ}の春の国       霊魂

永久の国が空にある    森をさ迷う恋人よ
雲雀の嬉しげな    安らう時を知らぬのか
姿無い囀りの遥かな高みに    湖水に休む月影を
...
ようやく風をつかんだから
あたし これから海を越えてゆくの
海面ギリギリ
雲だってこんな低いとこ飛ばない
でも独りじゃさみしいから
誰か あたしを追いかけてきなさいよ
ずっと一緒にいてあげ ...
だれも間違わずにたどりつけない
夜の道は過去への分岐点
雲に記したキゴウ頼りに
進みたかったのに闇でみえない

幹にくくったはずの覚悟たちは
夕焼けがみな焼いてしまった
地面に埋めたのは ...
 トゥクトゥクの傍らで赤い夕日を待って
 犬は
 なにもしていない真昼
 なにをしているのだろう、そこで
 みずからの首に首輪をつけ
 ひもをつないで

 犬って
 なにも ...
出雲はいずこ、雲{ルビ出=いず}る側
日の出る向きとは反対です

長月{ルビ晦=つごもり}三十日には
神さま帰省ラッシュです

神さま神さま今月は
ここの土地にはいなさらぬ

神さま ...
赤と黄と朝焼け雲とくちびるを二人前ずつ欲しいのですが


こころもとなくなったから異国語を呟いてみる(気付かないでね)


ため息の量が午後だけ足りません枯葉の側に落ちてませんか

...
松の木で作られた
防風林を抜けてゆく
秋風

旅立ちの日なのですね

鞄の中を
何度見直しても
なにかをあすこに
置き忘れてきたような
十月は
指先に感じる
わづかな冷たさに
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
真山義一郎自由詩1210/10/8 13:26
橋のところに咲く花朧月自由詩510/10/8 13:11
遮断機寒雪自由詩210/10/8 12:38
花月のアサンブラージュ呉汁±自由詩110/10/8 12:33
ドットプル式自由詩710/10/8 10:18
親父と恋ともちゃん9...自由詩7*10/10/8 9:08
きょうの新幹線吉岡ペペロ自由詩210/10/8 8:24
秋分点西天 龍自由詩2*10/10/8 4:16
天国に思う世界番田 自由詩110/10/8 3:24
チーズ吉岡ペペロ自由詩310/10/8 3:24
徘徊メガネ自由詩410/10/8 3:10
寝帰り小川 葉自由詩710/10/8 3:04
涙と鼻水とくゆら自由詩210/10/8 2:29
手のひらほのか自由詩4+10/10/8 1:45
talking about LifeAkari ...自由詩5*10/10/8 1:07
thinking about Love自由詩4*10/10/8 0:56
詩に森の猫自由詩4*10/10/8 0:23
焦げちまった空の下黒田康之自由詩210/10/8 0:21
★の★ろ☆い★ス★レ★会議室10/10/8 0:13
つながる黒田康之短歌210/10/8 0:00
ポッケアズアミ自由詩110/10/7 23:55
Don't Let Me Downホロウ・シカ...自由詩1*10/10/7 23:46
ヴィクトリアン・ジュエリーによせてアラガイs携帯写真+...2*10/10/7 22:56
永久の春の国 / 霊魂salco自由詩6*10/10/7 21:45
アサギマダラ夏緑林自由詩110/10/7 21:28
すすめ朧月自由詩310/10/7 21:21
国境ちかくの町かどの犬石川敬大自由詩2010/10/7 21:10
さて十月は神無月海里自由詩110/10/7 20:51
秋のうた・三首あ。短歌4*10/10/7 19:57
旅愁塩崎みあき自由詩3*10/10/7 18:54

Home 戻る 最新へ 次へ
3722 3723 3724 3725 3726 3727 3728 3729 3730 3731 3732 3733 3734 3735 3736 3737 3738 3739 3740 3741 3742 3743 3744 3745 3746 3747 3748 3749 3750 3751 3752 3753 3754 3755 3756 3757 3758 3759 3760 3761 3762 
4.6sec.