断片的に腐敗してゆく
囚われの大地に
種子が落ちて芽吹き
雨が枯れようと
禍々しさのない陽に
両の手を広げ
受け入れる
知識を持たず
本性に従って生きるものたち
裸の木立 ...
ね深く いたいのに
考えているから
ねむたいのに夢のなかで
考えているから
支えてください
浮かぶ月がため息と共に
夜空から滑り落ちてきた
ドアを開けて
夜露にぬれた土を踏み
蛍ほどもない
わずかな灯りを頼りに
震える光を抱きしめる
部屋に入り
お風呂を沸かし
...
蜂に刺された事はある
蛇に咬まれた事はない
犬に噛まれた事はあっても
狂犬病を伝染された事はない
ライオンの檻には近づかない
骨折はあるが、頸椎や脊髄の損傷はない
指は切ったが切断に至った ...
ふたりでぼくの追憶を旅した
おりた駅はさまがわりしていて
33年まえの町並みは
もう少し長かった
もう少し広かった
ぼくが大きくなったのだろう
記憶も比例していたの ...
液晶のくらやみがこわくて 誰か手をひいて 光よりもはやく
ナプキンでまぶたをぬぐう きらきらひかる夜の鱗粉 まぼろしさ
褪せた色がやさしいカーテンをしめる ふたりぼっちの夜がはじま ...
そこには、証明写真の撮影機が立っていた。ボックス型のよく見かける何の変哲もないものだ。奇妙なのは、それが設置されている場所である。なぜ公園の真ん中に置いてあるのか。
私は昼食 ...
朝、日差しが差し込んで、私は目覚めました。いつもと同じように、なかば夢見心地でトイレへ向かうと、ドアの隙間から明かりが漏れています。私は一人暮らしでしたので、これはおかしいと思いまし ...
シーソーの上に水羊羹
その意味の無い重さ
恋が終わる
+
ベランダから洗濯物が落ちていく
どうしようもないのに
シクラメンが咲いている
+
乾いた側 ...
私は何も持っていない
私は何でもできる。
私は自由だ
私は孤独だ
トリモモも
ショートケーキも
シャンパンも
飲んだことがない。
いつも納豆玉子ご飯。
コタツに入り
みかん ...
君は生きる価値がない
と言われても死ぬわけには
いかない。
仕事を辞めろと言われても
他にできそうな仕事がない。
食べてゆかなければならない。
こんなに懸命にやっているのに
酷い言い ...
マイ・ワイフが言っていたんだが
あんたはポッポ屋で泣いていた。
だからハンカチ渡したんだよ!
別に井の頭公園に行ったのは
別れる為ではないの
キスしようと言われ
断わったのは
貴 ...
心からこぼれでた糸の上を
綱渡りするように歩いています
悲しい時には右にふれ
うれしい時には左にふれる ゆれる
だれしももってる感情の
糸は夜風にゆれている
涙の分だけ重くなり
両の ...
なじみの中華屋さんへ行き
日替わりを頼み
こころを込めて作るので
時間がかかる場合があります
という貼り紙を見つめ
ぼんやり
この世のはかなさについて考える
ふととなりを見ると
...
ずっと寄りかかっていた
揺るぎない背もたれとして安心しきって
あなたが感じている重たさも
慈愛で受け入れて
融かしてくれているのだと思っていた
いま、青に導かれて去ろうとしている
...
あ、まただこの感じ
お茶をかさねてたら
くたびれて伏せてたら
歩いてあるいてたら
とどかない
とんでって
ひっかかる喉元のハンカチ
善いことはないのに
どうしてまた
離れ離れにし ...
ゆめはいつも不安にさせるから
形なんてないに
目に見えるものが すべてなら
耳にはいる あたたかい音はなに
このてに触れる ほそいゆびに
あなたのおんど ...
ハーリーガニ が高らかに鳴り響けば
雨が上がったばかりの濡れた砂利道を
南風にまぎれてサトウキビの匂いをまとう
誰もが浜辺に集まって来る
普段は森の奥に潜んでいる精霊や屋敷神さえ
肩を組 ...
望月
謡うもの。
遥か彼方より天が下まで。降れて。
方位は陽の沈んだ場所より東であり
影から岬の先端まで。
いつか必ず絶えるからこその
願い。
月を枕にし給いて
気の踊り。
...
すこし肌寒い夕暮れ
歩く速度も早くなる
こんな日は
君とごはんなんか食べたいな
ファミレス
ラーメン
回るお寿司やさん
なんだよ
安いもんばっかりじゃん
またきっと
君に笑われちゃうんだろうな ...
新月の船着き場に
およそひとつきの旅を終えた月が
帰って来ました
明日には
また別の光る船が解纜します
ゆっくりと振り向き
一旦は真っ直ぐに見つめ
再び視線をそらしつつ空を渡る
...
マインドマップレスセンテンス片手に
題名トマソン
ふと目が合って拾った石は
ごしごしたわしで水洗い
原石じゃなくても
磨かれてなくても
濡れれば石は光ります
濡れている間だけは水をま ...
わかったようなこと いえないけど
きみを救う手立ては いくらでもあった気がするんだよ
ぼくはなんにも しらないけど
きみを救う手立ては まだのこっている気がするんだよ
きみの闇を覗いた ...
【くちなしの実】
夏のわたしの 誕生日、その朝 発した言葉は
おはようでも こんにちわでもなく
「くちなし」 だった
喋れなくなるほどに
薫る高貴な色彩の白
雫 ...
響き
(響き)
朧夜が鳴いている
乳白の温もり
掌の母の心音
(迷い)
蝶に吸われて
ひらり
闇夜に零れる
(嘆き)
蓮の華 ...
女は
出会ったときから
過去の女だった
偶然が偶然をよび
不思議なリンクが
リンクをよび
過去を現在と錯覚させ
未来まで見せようとした
それ・・・
女の脳は過去し ...
「仕事に貴賎なし」で渡りあるく
暗証とID
待機室はいくつものセキュリティチェックをくぐった先にある
「夢のバイト。ジャンボ機ですよね」
マニアは聞けばいろいろ教えてくれるが
夜の羽 ...
街が滅ぶ前に
草原へ移動した
光を失う前に
海を見た
右目だけで出会う世界に
違和感は覚えなかった
走り出すときに半身を
庇うことを除けば
音楽が鳴り止まない
バランス以前に ...
滝の駐車場前ひょこひょこと
破れ傘にジャージ姿
相模のかっぱが、現れる
器用に操る軽自動車から
爺が降りるが 相模のかっぱ
先の見えないトンネルを
越えると足下に ...
知らないから呼んでみた
そっとお父さんと
声にだしてみた
お隣にも友達にもいたよお父さんが
どんな人なのかは見て知ってた
お父さんって子供を
どんな風にみるの
お父さんって子供を ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
第6セクト
高梁サトル
自由詩
9+*
10/10/13 0:50
_
十二支蝶
自由詩
1
10/10/13 0:06
月とふたり
暗闇れもん
自由詩
0
10/10/12 23:30
健康
salco
自由詩
18*
10/10/12 23:13
キス
吉岡ペペロ
自由詩
2
10/10/12 23:08
夜の鱗粉
七波
短歌
2
10/10/12 23:02
正午
リンネ
自由詩
2
10/10/12 22:45
私たちの食卓
〃
自由詩
3
10/10/12 22:43
明日の天気図
たもつ
自由詩
6
10/10/12 22:34
シングル・クリスマス
ペポパンプ
自由詩
6*
10/10/12 22:27
Once upon a time
〃
自由詩
3*
10/10/12 22:26
マイ・ワイフ・セッド
〃
自由詩
3*
10/10/12 22:25
綱渡り
朧月
自由詩
3
10/10/12 21:55
なじみの中華屋さん
はだいろ
自由詩
5+
10/10/12 20:09
GRADUATION
渡 ひろこ
自由詩
18*
10/10/12 19:50
時差中継
唐草フウ
自由詩
6*
10/10/12 19:44
空間
一酸化炭素
自由詩
1*
10/10/12 19:36
爬龍船
楽恵
自由詩
8*
10/10/12 19:08
月と不死
〃
自由詩
6*
10/10/12 19:07
心のごはん
雨音些末
携帯写真+...
1
10/10/12 18:46
R is for Rocket.
海里
自由詩
1*
10/10/12 18:26
フィールドワーク
〃
自由詩
1
10/10/12 18:26
2×2=
ゆうと
自由詩
0*
10/10/12 17:39
くちなしの実
るるりら
携帯写真+...
13*
10/10/12 13:26
響き
乱太郎
自由詩
11*
10/10/12 13:07
過去の女
森の猫
自由詩
5*
10/10/12 12:30
そこに笑顔はあるか
乾 加津也
自由詩
14*
10/10/12 11:34
視覚
瀬崎 虎彦
自由詩
5
10/10/12 11:19
さがみの河童
……とある蛙
自由詩
8*
10/10/12 10:15
お父さん
朧月
自由詩
8
10/10/12 9:59
3716
3717
3718
3719
3720
3721
3722
3723
3724
3725
3726
3727
3728
3729
3730
3731
3732
3733
3734
3735
3736
3737
3738
3739
3740
3741
3742
3743
3744
3745
3746
3747
3748
3749
3750
3751
3752
3753
3754
3755
3756
4.73sec.