遠くへ出かける
としたら
薄いピンクの
窓一枚に
はさまれた陽による
それとも
奥へ奥へとこもるの
かしら
ガラガラあけた
かなたは透明
いきをひそめている
かしら
陽はそこを ...
おめでとう! 春になりましたよ!
何となく気持ちいいのはそのせい
雪もすっかりとけて
自転車もスイスイ
寝る前も少し暖かいんです!
目を閉じていると
暗い夜 ...
この風に
のって走るなら
きみの元に辿りつきたい
はかない
きぼうと花びら
めぐるきせつを一緒に
いたいだけ
いたいよ
きみからの電話
何もいえなくて
恋になった
呼び方ひ ...
西へ向かう電車に乗ると、すでにひとっこ一人いない電車に乗って風邪をひいてめんどくさい。
羽をすっかり伸ばしてしまうと残りは二人になった。
まつげの手入れに余念のないつり革の住人がソフトシンセサ ...
まだおさない はるが
ちいさくわらうたびに つぼみがひらく
そうやって くりかえされてきた おなじことが
まったくおなじでないことに きづく
それは まだおさない はるの
そんな おさなさの ...
俺の体に巣食う虚無
俺のなかに潜む胸像
俺という物体を交信しつづける魂
俺がいつ、いかなるときも削除しつづける事を願う
可能な限り俺は探し続けるだろう
可能な限り俺は探し続けるだろう
...
何処までも響いて鳴り止まない森の梢たち
降る雪が そうして白金の鈴を鳴らしている
耳の先の黒い兎が 雪原を駆ける
(優れた獣は所謂 「気配」を感じる
視聴覚と触覚、臭覚を統制する ...
寝過ごしたら
もう世界は無かった
残ったのは僕
そして硬いマットレス
それだけ
夢の中では
まだ彼らは笑ってる
消えたのは僕
そして安いマットレス
そう それだけ
黒い水晶の森を 黒曜石の渓谷を
吹き抜けて 暗がりの新緑を 震わす風
やがて透明に 純化されてしまう 花粉を
雪の結晶のように鋭利に 纏った有害な
棘ある風 絶えない夜
暖かくして ...
福島の原発は取り払われるべきだろう。世界はすでに外国の街並みのような悲しみをたたえている。私は誰かから呼ばれた時の声が聞こえたような気がした。
人は返事をすることなく歩き続ける。誰もいない朝 ...
一昨日 蒼が過ぎる空の下で
随分と酷く滑稽な光景
轢かれた猫の死体 朝の冷たい路上
それを拾い上げ 持ち去る精神異常者
・・丁度きっと何かを祈りたい気分だったのだろう
昨日 大空の下で ...
遮断機の棒が塞いだ
目の前を列車は瞬く間に走り抜け
突風に泳ぐ前髪は、唄い出す
{ルビ焦=じ}らすように長い間道を塞ぐ
赤ランプの音と{ルビ邪=よこしま}な棒が上がる迄
...
月のコンセントは
抜いてしまったから
今夜は
星ばかりが天に満ちている
恵みを受けて
生かされて
うずくまるひとよ
すべてを失ったとしても
あのひとの教えてくれた
花の名前を覚え ...
原爆が、長崎の教会の前に立つ
マリア像の首を、吹き飛ばした。
ミサイルで、バーミヤンの崖に身を隠す
大仏の顔が、砕け散った。
暴力の手に
顔の消えた後も
マリア像と大 ...
どこまでも捻じ曲がった夜
もう私は何も見ない、何も感じない
月で一輪の青い花が散り
最終電車は脱線する
もう私は何も見ない、何も感じない
沼の底の懐中電灯
鉄塔に架けられた星
もう私は何 ...
どうでもいいけれど
長年の下らないシキタリみたいなのに抗ったのは
中学3年で参加した部の合宿の時だったかも知れない
反逆みたいなよくわかんない高揚感と快感は素敵だった
だから何だか ...
【慟哭】
大地よ、揺らぐ大地よ
なぜおまえは我らが築いた世界すべてを壊すのか。
海よ、荒ぶる海よ
なぜおまえは我らが繁栄の世界すべてを呑み込む ...
天災で死んだ三万
自殺で死んだ三万
世界で死んだ三万
宇宙でいままで生まれたいのちの数
引く
宇宙でいままで死んだいのちの数
イコール
宇宙にいま生きているい ...
おでこをたたくとボーンと
骨の鳴る参観日
はまちとブリの間を通る路地を抜けるボンジュール
せせこましくもリレーをするのに
わたしの町ではバトンの替わりに
...
濡れている、半
分の
生きていると、
半分の、死んでいる
濡れている、
床に
横たわって、死んでいる
いない、
濡れていない、
生きていない、
死んでいない、
...
神の火をひと息で握りつぶして
おれは幾千の真夜中の中間で
地上で最高の
太陽を目にする
脊髄を流れる
液が沸騰して
まるで電熱コンロみたいさ
おれは古臭い発 ...
ブランチにはおばさんと
ハンバーガー・デート
おばさんこんな
若いコの店
初めてっしょ
そりゃないそりゃない
ハンバーガーが初上陸した時
このおばさんきっと
...
なまえのない
はながさいている
そのとなりにも
はな
ことばなくして
よりそっている
はるがきたのだ
ただそれだけ
しずかに
さあ、しずかに
...
まともな頭でも
まともじゃないことはできる
えらい人でも
えらくないことをしている
みかけにだまされないように。
きたないものを
むしゃむし ...
アルプスの少女と9,800円
小ヤギの見ている前で
ほにゃらら
ほにゃらら
さあ
ほにゃららら(ヘイ!)
ランララララララ
ランララララララ
ランララララララ
ランランランラ ...
サク ラ サク
たわわな薄紅色も
頬を撫でる花風も
輪郭が和らいだ街の影も
去年とは変わらないけれど
わずかなためらいと一緒に
飲み干した酒の味は
去年とは違う
サクサ ...
ピンク色のふわふわのワンピースを着て
てんぷらを食べた後のように
グロスをたっぷり塗って
お散歩に出かけます。
口に虫がとまって
窒息してしんでしまいました
...
ウメ、モモ、サクラ
つぼみ、ふくらんで、ふくらんで
あれは木蓮、こぶしに、山法師
ねえ、ねえ
歩いて行ってみよう
もうすぐ、すぐそこ
木たち、ぐんぐん
腕を伸ばして近づいてくる
お ...
桜が咲いて欲しい
咲いてもかまわないよね
そんなことを考えてしまう
人はおろかなんて 今?
遅すぎる春に似てる
どこもかもが痛む季節には
心だけ解放する術はない
あなたのこと ...
きれいな光
きれいな芽吹き
空も水も
つながっている
植物も虫も鳥も魚も
線量計も防護服も持っていない
きれいな光
きれいな花
何も知らずに
汚されていくものも
光 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
カンバス
ふるみ
自由詩
2
11/4/6 6:42
祝! 春!
マリエ
自由詩
5
11/4/6 6:13
きみへ
かんな
携帯写真+...
5*
11/4/6 5:32
誰かぼくにファミコン買ってよ
竜門勇気
散文(批評...
0
11/4/6 5:09
「おさない はる」
ベンジャミン
自由詩
4*
11/4/6 3:32
fallen leaves
田無
自由詩
0
11/4/6 2:54
尖端 / ****'04
小野 一縷
自由詩
6*
11/4/6 2:47
それだけ
青井とり
自由詩
1
11/4/6 2:04
睡夢 / ****'04
小野 一縷
自由詩
5*
11/4/6 1:59
ライトレス
番田
自由詩
0
11/4/6 1:37
虹砕ける午後 / ****'04
小野 一縷
自由詩
5*
11/4/6 1:20
幕開けの詩
服部 剛
自由詩
1
11/4/6 1:10
がんばれ、なんていえない
佐野権太
自由詩
3*
11/4/6 0:59
首の無い人
服部 剛
自由詩
0
11/4/6 0:59
もう何も・・・
ぎよ
自由詩
0
11/4/6 0:47
エフェドリンが無いから
虹村 凌
自由詩
1
11/4/6 0:25
慟哭
綾瀬たかし
自由詩
0
11/4/6 0:24
いのちの引き算
吉岡ペペロ
自由詩
4
11/4/6 0:18
このサーモンを君に にぎり、
ヨルノテガム
自由詩
1*
11/4/5 23:55
_
こもん
自由詩
2
11/4/5 23:37
メスライオンのやわらかな首毛
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
11/4/5 23:02
おばさんバーガー
藪木二郎
自由詩
0*
11/4/5 22:29
誕生歌
小川 葉
自由詩
1*
11/4/5 22:20
だまされないように
草野春心
自由詩
1*
11/4/5 21:59
アルプスの少女と1万円弱
花形新次
自由詩
1*
11/4/5 21:56
サク ラ サク
nonya
自由詩
12*
11/4/5 21:48
正面衝突
あきひめ
自由詩
0
11/4/5 17:30
においが3月、声が4月
うめバア
自由詩
2
11/4/5 17:05
春 みつめる
朧月
自由詩
2
11/4/5 16:41
2011年春
眠り羊
自由詩
2
11/4/5 15:38
3503
3504
3505
3506
3507
3508
3509
3510
3511
3512
3513
3514
3515
3516
3517
3518
3519
3520
3521
3522
3523
3524
3525
3526
3527
3528
3529
3530
3531
3532
3533
3534
3535
3536
3537
3538
3539
3540
3541
3542
3543
加筆訂正:
天国の歌
/
草野春心
[11/4/5 22:22]
タイトルをシンプルに変えた。シンプルイズ云々
4.86sec.