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湿らせておくれ
軟らかくしておくれ

骨に響く 歌を聞かせて
骨に響き渡る 言葉を その発声で
骨にひび入る 言霊が咽喉から溢れて

潤った声帯は愛に震えながら
情感が喉から零れ落ちた ....
 真夜中に疼く衝動
 たまらずにお前を求める
 何も信じるに値しないのならば
 それもいいだろう
 信じること
 それは世界の果てを目指す船に乗り込んで
 もう、戻れないようなもの
 そ ....
16790億と、幾つ、あぶくの夜を数えた。
僕の白い凍えた冠は、少し、角を失った。

それでも、変わら、無い。
あのヒトが、朝を迎える迄に、ふわり、
ワルツをひとつ。
あのヒトが、明けを迎 ....
一人の犠牲で
百万人が救われて
百万人の犠牲で
一人の天才が生まれた

口だけでは正確に
的を射る事が出来なかったので
足を使って的をずらした
火が水の中に落ちた

目蓋を閉じれば ....
扇情的な色彩の西日を背に塀の上を歩いて行く子供達の姿、木々に囲まれた小さな公園、冷たさを感じさせないジャングルジム、手にこびりついた錆を払い落とし、強い風に押されながら、見下ろした風景。

鎖骨の ....
立ち昇り 斜頚の日
紫煙の薫りに不思議に色めき立つ

煌き 重い日輪 くねる日差し
とどかぬ窓のない部屋
赤外線ヒーターの鈍い光に目を そっと閉じて

紅い瞼の裏で
妖艶な瞳 輝かす
 ....


青暗い空

白濁したむこうに

オリオン

悲しみの筆を執ろう
白い便箋に文字を並べ
心の内を今
ようやく語ろうと思う

書き終えたら僕は
次の準備をしなくては
背中に見えない羽を
どうか安らかに
空を舞えるように

いく ....
無数の昨日を数えながら
この部屋はまた心を殺すのでしょう
抗えないものがあることを知った
見飽きた静寂の彼方に

戸惑いの群集の群れ
その対岸に向けてのクロール
悪魔に尻尾を掴まれたまま ....
街の中央にあるパリサイ広場にて
毎週水曜日の夜に
聞く者を癒してくれたり昂奮させたり
時には恋をさせるような歌を歌う女がいると
狭い我が家に住み着いている居候が言うので
気晴らしに見に行くこ ....
俺の目には 俺はそんなに凶悪じゃない
俺にとって それを通り越したとは思っていない
俺の脳には 俺はそんなに分かりにくい男じゃない
俺において それが終わったと言うことはない

お前 ....
      寒椿の深紅を映している
 モノトナスな庭に こだまするのは
    絶え間ないタナトスの呪文と
透明な四次元におののく血のなかの声

  DoCoMoの鉄塔を透して見上げれば
 ....
とある、女の子が撮った写真達を

sigur rosの音を

流しながら

偶然にも見ていたらば、

それは、それは、

驚くほどピッタリと当てはまって、

まるで ....
君の世界の青に気がついた時
わたしの世界は終わってしまった
崩れ去る白、赤、黒
国はもう機能しない
優れた防衛隊員だとか
優れた外相だとか
そんなものは実に無意味なのだった
おまえはどう ....
海へ倒れる曇を見ている
曇から生まれる鳥を見ている
降りそそぐかけらと水の柱と
波をついばむ音を見ている


道の上の羽と屍肉
夜になる曇
夜になる曇
羽と共に降りる曇
 ....
1、私

道路のわきに沿っている
白いはしごがひどくゆがんで見える

テールライトが砕け散ってしまっていて
私はここにいない

頭の中でゲシュタルトが崩壊していくように、
二足歩行の ....
この管理社会に狂気を携えて
部長の頭をかち割るぜ

この管理社会に狂気は正気
いじめる奴は股裂きだ

不条理 矛盾 渦巻いて
叫びにならぬ 嗚咽 飲み込む
今日も晴れ
元気ににこにこ ....
     


朝焼けの 光の中に 立つ影は 鏡を無くし 空を見上げる




あなたの言葉が 今も 耳に残る
点滅する街燈の 下は 黄昏時
じっと見ていた あなたの顔を 遠ざかっ ....
ひかりの葬列のような夕暮れに沈む、
クラチャニツァ修道院のベンチに凭れる、
白いスカーフの女の胸が艶めかしく見えた。
捲り上げられた白い腿は、悲しげにも見えた。

わたしの少し疲れた掌のなか ....
こどもたちが
口を真っ赤にしながら
園庭であそんでいる
誰かをつかまえ
気に食わなければ噛みつくために


こどもたちは
細い睫毛にひとつずつ
金銀の王冠をつけており
その毛並みは ....
神に祈る価値はあるのかと
少女に尋ねたら
当然のように頷いて微笑んで
其の瞳がいやに澄んでいるのが気に入らなかったから
ピストルを取り出して
引き金の部分を舐めさせたんだ
火薬の匂いがした ....
癒えるにつれて ひどく
かゆくなる 若いころの
途方もない ゆめをみて
あけがた 目をさますと
指先が 血まみれだった  
詩を憎め
詩を嫌え
詩を恨め
詩を殺せ
コルクが抜けて

液体が飛来する

床が水溜りみたいになって

どうしようもなくなる

盲目になった僕の目は

シキベツ反応ナシ



赤く染まる絨毯

 ....
抜け道ばかり寄っている
レールの上での死体遊びは
まるで雲から落とされたみたい
砂利でさえ破れていくよ

林檎が転がる
赤い林檎は点になる
床の上で転がしたビー玉みたいに
 ....
浸された水は
つめたく
ねがえりもできないほどに
なぜか凍みたまま
あの人ごとをさらって
いって

かなしい
のふちにいるあの人
たしかにいかされ、芽生え
一つの
さむさの中にい ....
かなしいふちに降る雪が、
しろくしろいねむりにつき
冷気をはりつめて
その肺にひびいている。
しぃん、とした熱が、
深淵から徐々にひろがり
焼けた声となって吐き出され
冬の空 ....
森のなかを流れる
チェロのように
日々が穏やかであればいい

雲母の放つ
光りのように
心地よく剥がれる断面を重ねて
生きていきたい

うまく思い出して
うまく笑う

どんなと ....
誰かと約束をしていた気がする

明け方に目が覚めた
理由はわからない
悪夢を見たわけでも
喉が渇いたわけでも
催したわけでもない
ただ唐突に
目が覚めただけなのだ

手をめいっぱい ....
 古い油紙に
 絵を描いては
 町をふらつくから
 落として
 何度も
 太陽のもとで

 水たまりに
 浮かぶそれを拾って
 濡れた絵は
 ぼやけてしまうので
 また
 晴天 ....
キクチさんの自由詩おすすめリスト(1317)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
若き歌人に- アハウ自由詩308-1-18
それもいいだろう- 山崎 風 ...自由詩108-1-16
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機会者- 狩心自由詩3*08-1-11
屋上- 龍二自由詩208-1-8
龍女と・・・- アハウ自由詩508-1-8
冬の座- 吉岡ペペ ...自由詩208-1-7
遺書- AKiHiCo自由詩408-1-3
春の病- 快晴自由詩908-1-2
パリサイ広場にて- 楢山孝介自由詩2*07-12-30
殻は身を固める事を望んで- maynard自由詩107-12-28
モノローグ- 信天翁自由詩207-12-17
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亡命- よしおか ...自由詩3*07-12-16
水応記- 木立 悟自由詩707-12-16
或る冬の横断歩道で- エチカ自由詩5*07-12-15
この管理社会に・・・- アハウ自由詩6*07-12-14
暁の空- 川口 掌自由詩5*07-12-14
十二月の手紙______デッサン- 前田ふむ ...自由詩23*07-12-12
うすいスープ- フユナ自由詩22*07-12-12
MIDNIGHT_BANKROBBER(S)- 000自由詩207-12-12
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洞察的センチメンタリズム- アプリオ ...自由詩107-12-11
「10秒」- 菊尾自由詩1*07-12-10
siberia- しもつき ...自由詩4007-12-8
ゆきをんなとわたくし- こしごえ自由詩10*07-12-8
白秋- 佐野権太自由詩12*07-11-29
創書日和「指」- 虹村 凌自由詩3*07-11-29
冬のあと- 水町綜助自由詩907-11-29

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