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悲しみの筆を執ろう
白い便箋に文字を並べ
心の内を今
ようやく語ろうと思う

書き終えたら僕は
次の準備をしなくては
背中に見えない羽を
どうか安らかに
空を舞えるように

いく ....
落ちてゆきましょう
僕はもう自由になるのです
靴を脱ぎ捨てて
そう裸足で
底のない暗闇へ
光の雫を弾きながら

垂直に垂直に
風はいつだって僕の敵だった
髪を服を乱していたずらに
 ....
黒い羽根を持つ蝶を捕まえた
指先に鱗粉で黒い粒できらきら

細い脚で必死で逃げようともがく姿
生きようとしている命を奪う権利は僕にはない
傍にあった釘で羽根を樹に打ち付けた
あまり暴れると ....
人々から罵倒されても
何度でも立ち上がれる勇気を
この心に投与して

気付けばいつも独りきりで
少し離れた場所から
数人が囁き嘲笑している
僕が醜いから

蒼穹もいつの日か堕ちてくる ....
白く続く世界
腕を伸ばせば掴める
それはいつかの僕の夢
壊れかかった生命

いつからだろう
僕の心には誰かが棲みついて
気付けば見えない糸で
操られた抜け殻
鏡の向こうに映るのは
 ....
その瞳に映った僕は偽者かも知れない
空になった心を必死で崩れぬように
両手で抑えるけれど皹割れは止まらず
破片が肌を傷付け血を流す
いくら笑ってみせてもどこか寂しくて
何かが不足している感覚 ....
機械音だけが響く夜に
静かな中に悲しみが宿るのです
生きているのに死んでいる感覚が
体中を走って止まりません
自由を奪われた体が求める安らぎは
誰かの温もりでしょうか

いつかの夜には
 ....
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