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誰かと約束をしていた気がする

明け方に目が覚めた
理由はわからない
悪夢を見たわけでも
喉が渇いたわけでも
催したわけでもない
ただ唐突に
目が覚めただけなのだ

手をめいっぱい ....
浅い眠りから目を覚まして
とりあえず煙草に火をつける
目覚めた原因である上の階の部屋から聞こえるベッドの軋みに
苦笑って煙を吐き出す

壊れて下がらなくなったブラインドは
皮肉にも健全なオ ....
まだ憎しみの火がこの心から消えないのは
あの時に費やした愛の反動だろうか
それはもし人生に於いて費やす
愛の量と憎しみの量が同じだったら
と言う事なのだけれどね

そんな事はどうでもいい
 ....
闘争本能が叫びだす夜
僕達は道端に捨てられた大きなタンスに逃げ込んだ
しばしの雨宿り
落とした鍵が車に轢かれて潰れている

仲間達は今夜家出の計画を立てないままに
今にも遠くに行ってしまい ....
酸欠気味だから
口から泡が立ち上らない

痛みは初めの内だけで
慣れてしまえば
麻痺してしまえば大丈夫だと思っていたけれど
何時まで経っても苦しい事に変わりは無い
過去にあった恥の分だけ ....
お前を見た時から目玉の奥が痛ぇんだ
ズキズキと
きっとお前の睫毛が入り込んだから
取ってくれねぇもんかな

ぬるりと春の生暖かい風が絡みつく

重い足をひきずって進む帰路の真ん中に
う ....
心なんて要らないなんて嘘だ
残酷なまでに全てを詩にして
いつかきっと人を殺す気がする
そしてその死でさえも詩に

***

君が私に抱かれる事を望むなら俺は厭わない
ただ君はわかってい ....
真夜中の詩人が歩き出す
まだ眠らないのは
月も星も眩しいから
銀色の煙が美味しいから

愛だとか傷痕だとか
嘲笑を抱えて孤独を彩る
真夜中の詩人が歩き出す

聞こえているか?この詩が ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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