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左腕の火傷に悲しむ包帯


空明ける手刀切って灯るもの


陽光に揉み解されている固い魂
引出し開けて眼球を愛でる


価値を産む祝祭の時の色


頭脳で汗かく情報煉瓦


起立するペニスと勃起するミサイル


濃霧に馬の後光の疾風
鬼 この冬日を綺麗に撃つ


常世で鍋つつく我あり


戦闘の間隙を縫う冬日


鈴の音 部屋の端の方
雅楽面 妖気の事務所に雨


ブードゥー神 モキュモキュと力瘤


一ページ 義務やら使命 書物読め
曇天に各自の太陽 腹の中


新兵は三日月に鍛えられる


彼は愛だろう この昼この夜に
脊髄 弾倉に充填の意味


念のため 意味を武装する


情報 ゲリラ戦 読書勝負
清む朝に青い血に変える蜥蜴のごとく


摩天楼 谷間の光の乱れ走る


陽の垂れて炎天の街は赤子のようだ
白いシャツの腕をまくりあげ
太陽を肌の上に滑らせる
二の腕の火傷のあとが

額を太陽光にむけて
第三の眼を養う
速読の技術

午前中の爽やかな空気を腹いっぱい溜める

心をまとめる ....
湿らせておくれ
軟らかくしておくれ

骨に響く 歌を聞かせて
骨に響き渡る 言葉を その発声で
骨にひび入る 言霊が咽喉から溢れて

潤った声帯は愛に震えながら
情感が喉から零れ落ちた ....
立ち昇り 斜頚の日
紫煙の薫りに不思議に色めき立つ

煌き 重い日輪 くねる日差し
とどかぬ窓のない部屋
赤外線ヒーターの鈍い光に目を そっと閉じて

紅い瞼の裏で
妖艶な瞳 輝かす
 ....
この管理社会に狂気を携えて
部長の頭をかち割るぜ

この管理社会に狂気は正気
いじめる奴は股裂きだ

不条理 矛盾 渦巻いて
叫びにならぬ 嗚咽 飲み込む
今日も晴れ
元気ににこにこ ....
目配せを!

広く 薄い
鈍く沈んだ
充血した目で

この曇天から
見つめ続けた 
梵天の瞳

遠くまばたきをしている
曇りの灰降る 夕に

大きく息をして
大気に散る 闇 ....
焼き焦げる様だが
妙にすがすがしい

肌を圧する
開放された 陽光

豊饒の光
真夏の午前

植物は緑に照り返す
光合成は静かに進行して
草いきれの小道を満たす


光 満 ....
夕間暮れて 路地 細い道

地階への階段の踊り場にある
表現主義のポスターの裏に
アンダーグラウンドへの入り口はある

古びたポスターのすき間から
白くて軟らかな光は
水がはうように流 ....
綴れ織りなす 
時空の 間に 間に

故郷の町並みに
そっと 滑り込ます
私の思いの織り糸

ざわめき きらめき
綴られる 時に

陽光は静かに 背を押し 旗めく
息の鎮まれた  ....
夕暮れの   
透明な指

そっと肌に
真紅は滴り
鮮血の痛み 
残し 泣く

美しい 指先
奏でるピアノ
夕を呼び込む

楽譜に三日月の痕
冴え冴えと闇に堕ち
さめざめと ....
天蓋に 日 月 輝きあり
静かに 佇む 汀に 潮騒

天空に 漂う 色彩のうず
甘露の 滴り 綺羅に染む

濃い靄 明るい気息の賛美歌が
輝く海から 立ち昇り 漂い広がる
汀のあたり  ....
キクチさんのアハウさんおすすめリスト(17)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
儀式めく朝- アハウ俳句4*09-12-1
輝く馬- アハウ俳句409-11-22
常世の冬- アハウ俳句5*09-11-4
一ページの義務- アハウ俳句309-11-1
三日月- アハウ俳句7*09-9-29
文学ゲリラ- アハウ俳句509-9-28
蜥蜴- アハウ俳句309-7-31
太陽光- アハウ自由詩4*08-6-24
若き歌人に- アハウ自由詩308-1-18
龍女と・・・- アハウ自由詩508-1-8
この管理社会に・・・- アハウ自由詩6*07-12-14
梵天(ブラフマン)- アハウ自由詩7*07-11-11
善悪実験- アハウ自由詩207-8-9
アンダーグラウンド- アハウ自由詩1607-6-16
故郷の- アハウ自由詩1*07-2-1
透明な指- アハウ自由詩3*06-12-15
光の日- アハウ自由詩3*06-11-30

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