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しあわせにしますと 言ったけれど

なかなか きみをえがおに できない

お味噌汁を飲み干して

おかずに手を伸ばして

やめて

ときどき きみを 見る

むずか ....
さみしいさみしいが
毛穴という毛穴からにじんで
コンクリートの路地や
木造の二階建てや
塀の上の猫まで
とにかくもろもろのものをさみしいさみしいの中に
沈めていって
やがて太陽がさみ ....
眠れないのかい
そうかそれならば、そばにいて、少しだけ先々の話をしようか


いつかね
君は誰かを裏切る
すると口の中が深く深くざらざらしていって
乾いていくんだ
その人の歪む ....
ジュースにぷかぷかと浮かんでいる「ド」は
「レ」やら「ミ」やらを探している風なので
飲み込んでドレミと呟いてみたものの
どうもそんじょそこらのドレミになってしまう
それを物書きの哀しい ....
胸の奥深く
茂みになったその向こう
木々、そのこもれびに
獣が棲んでいる
愛した女に、泣きながら、喰らいつき
肉を引き裂く
したたる血に、自身が切りつけられながら
喰らい、泣く
 ....
私はたそがれたいのだった
熱い紅茶をくちびるを湿らすように飲むと

赤い楓の葉がぼんやりと庭先に佇んでいる

胸がぐっと引き裂かれていくと
むき出しになった夕陽がじゅくじゅくとして ....
旗がなびいている
誰かが、立てた旗だ
陽炎の向こうで、たなびいている
風は、あたたかい
熱が、宇宙へと広がっていく

  ※

私たちは行進だ
宇宙を往く行進だ
時々は小惑 ....
生意気な
口が
ひとりでに
言葉を
吐いたので

取り返しのつかない言葉だったりするので

煙突の上で
とにかく待った
雨が降る
六月には街では
雨を受け入れる用意 ....
乾 加津也さんのうめぜきさんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
なかなか_きみをえがおに_できない- うめぜき自由詩3+12-3-2
さみしいさみしいさみしい- うめぜき自由詩611-12-1
君が眠る為の眠れなくなる話- うめぜき自由詩2*11-1-28
- うめぜき自由詩210-12-8
夏よ、私を赦してくれ- うめぜき自由詩110-9-20
たそがれたい- うめぜき自由詩2*10-8-28
移ろうものと共に進んでいく- うめぜき自由詩4*10-8-16
六月に僕は旗を振ったりもする- うめぜき自由詩9*10-4-8

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