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かかりすぎる 振り子
届くまで 飲み込んだ 長さ
ふさがってる ノート
ささやかな 白 の 記
とめられたいのなら
かわって
につかなくなって
ぽーん と 破れた ....
はじめて詩を読んだ時
若くて とてもかわいいと思った
しかし しだいに冴え
凍るような苦痛 けど
美しさをまして
貴女は 詩を うとんじていた
悲痛な思いを記す事を 嫌悪し ....
さかさまつげ と診断され
父に手をつないでもらって
眼科に通って いた頃
診察してくださった先生は
遠くをみつめなさい と言った
遠くの山の緑 遠くの景色を
とても 眼にいいか ....
そら に わ
ゆび で かいて
わたし の へや
すっかり ながれて
みえなくなる けど
ずっと かお あげて
そこへ きっと
すわって
そよいで
ながれて ....
マジか ネタかって なんだろ
本気か 遊びかって ことかな
それは でも
いったん 言葉にした時から
すでに 詩にした時から
言の葉 の 受け継ぎの中に 展開されて
ひとり ....
かたまって いる
つめたい ひかり
ひとつ だきしめたら
しずかに とけていく
おおきな てに ふれ
おちていく ちいさな
きょう の しずく
ゆるやかに ゆびさ ....
きらした 夕陽
しけこんだ 空
ひざっから ころころ
てかり けろけろ の
さとされたりは しない
ちさ とり わけ た
ちせ ゆく ほほ に
まわす ひばな のの
まざる ひざし やや
さと せぬ から な
くり ゆく みや や
くり抜かれた 口
墓のない 足 が
まじないを 諭す
延びて来る真っ赤な歌
電車を塞ぐ
幾すじ もの 人柱
青は赤へ
赤は青へ
そこは どこへ 行く
それは 空虚へ 落 ....