キーボードの『C』を取り外し ポケットに入れて持ち歩いている
一人じゃ可哀相なので 隣の『V』も取り外し ポケットに入れた
昨夜 板チョコを三十一個も食べて 気持ちが相当悪くなって 眠った
朝起 ....
やわらかに色紙の花園で
子猫が蝶々を追って駆けて行く
{ルビ淡紅色=ときいろ}の薫りを放つ花たちは
自慢の花びらを踊らせることにいそがしく
まるでそれは雨のように降りしきり
この花園を埋め尽 ....
うつつの中の独唱

ただ完璧な迄に白く


それは愛の形を持って


目覚めれば消えてしまう程に淡く


七重八重と夢を織る
音もなく

扉を開けて

君はどこへ行こうとしているのか

山の谷間にひっそりと

古桜

君は黙って立っていた

浅い夜に着替えるため

うつろに沈んだ夕闇に

青と ....
ポツリ ポツン
ポツリ ポツン


真新しい黄色の長靴
真新しい空色の合羽
先を急ぎながら慎重に
ヨタヨタと…


次々と
落ちてくる妖精
不思議そうに
空を見つめ
手を ....
私の実家では風呂の掃除は当番制となっている、次男、三男、そして私だ。
私から始まり、次男三男と続きまた私に戻る。これは私の居る限り続いていたし、私が1年の間実家から離れていた間も次男と三男のサイクル ....
青空は何処でも青くて
桜は何処のでも薄いピンク色

分かってるよ

頭でも心でも

簡単に逢えないんだから
言葉で繋がってることくらい
ちゃんと理解してる

でも
ワガママかもしれないけど

この青空 ....
花びらひとつに夢ひとつ
風に吹かれて流されて
花びらひとつに愛ひとつ
あなたに届けと願います


すらりと伸びたスイセンの
葉っぱが風になびいてタクトを振れば
ラッパが奏でる愛の歌
 ....
 
 
青い血が焼かれ
夜が訪れると
失った
命の部品を探しに
空が朝を追いかけていく

僕は君を追いかけていく
君がかつてあった時を
空とは反対の方へ

君の赤い血が流れてい ....
排気ガスで
ユラユラ揺れる

汚れた風で散る



照らして
眺めて まぁ綺麗

季節に常識にTPOに反抗し
黒をまとって歩く

何か間違ってないか?

見えるもの全て ....
静かに流れる日々
浮き足立つでもなく
不自由なき時間
満たされてるでもなく

少しのトキメキも
詩(うた)への憧れも
冷めない飲み物も
予期せぬイタズラも

いつしか消え逝く日々
 ....
高架下の日陰が心地好く感じて
雑草にそびえ立つ鉄塔を虚しく見上げた

蔓の絡まる赤錆びたフェンスの向こう側には
ひび割れたアスファルト上の秩序が腕組みするだけ

車通りが少なかった夕方の国 ....
 
  
懐かしいことをしている
八十歳になった
私が今を
そんなふうに思い出す

つまらないことをしたね
本当に
つまらないことばかり
してたね

遠い目をして懐かしむ
八 ....
なにもかもを
ゆるせたら どんなに
なにもかもを
わすれられたら どんなに

でもそれじゃあ人じゃなくなっちゃうから
(どんなあなたであっても)

かべとかべがあって
1枚も2枚も変 ....
滲んだ太陽に
土手までのびた茜色
わたしたちは 何に染められたんだろう


もしも、の空を眺めていた
鏡みたいに、
あるいは透明な


空は、夕暮れ
おしげもなく跳ねる、金魚にま ....
明日どこか高いところに立って

そっと飛び降りようと考えている人へ

今日も昨日もその前もずっと辛かったんだね

人にとってはちっぽけな悩みかもしれない

けれどあなたにとっては心のすべて

だから自 ....
毎日 ベタベタするのはニガテ

ランチ食べるのも 映画見るのも
買い物行くのも 小旅行だって
ひとりの方が気が楽だったりする

メールの返信だって 律儀な方じゃなくて
よく心配か ....
いやー煙草はいいですね。ほんと。
なんて言ってると真後ろから灰皿が飛んできて、なおかつ共に罵声が浴びせられるのが日常です。
「健康に良くないから止めなさい!」と。おいあんた、そりゃあないでしょ ....
 道端の隅に
 排気ガスにまみれながら咲く
 一厘の小さな草花

 名前さえ
 呼んでもらったこともなく咲く
 その花

 誰もが
 気づくこともなく
 通り過ぎていく

 ....
車窓から眺める市役所の 
時計の針は17時47分 

僕は夜の映画館に向かって 
ゆっくり走るバスに揺られながら 
先生と再会したひと時を思う 

日中、母校の校長室で会った先生は 
 ....
普段通る坂道の桜

満開で
凛として
立っていた

その
普段の桜を
愛でよう

名所の桜なんて
しらないひとの結婚式みたいで

身近かな
坂道の桜を見上げる

確かに
お日さまが
輝いている
春のドライブ  

空は晴れ桜の季節今日われら幸せのドライブに出てゆく

まったくに車は走らぬ鯖街道心は躍る陽のあたる道

さしてもの用もなきなり休日を三方の鰻「源よ門」にて

タンポ ....
空を飛ぶミサイルに。どんな意味があるんだろう。
大股で、私たちの空を、横切る。

たとえば。
眠っているあなたの頭の上を、だれかがのっしと横切るのなら。
蹂躙する。受け入れることを強いられる ....
決意したのだった
私の光を遮るのだ
築き上げられなかった現実の瓦礫を
日陰にし、住処とし
さらに淀んだ感情を!

優しくしてくれるのかい
沼の水が揺れたのは
沈黙と手を取り合ったためさ ....
私は未だ
まどろみの中
目覚まし時計が
鳴っている
わかってはいるけど…


地上に舞い降りた
織姫と夏彦
感動の再会も早々に
夏彦は両手いっぱいの
高級ブランドの紙袋を持って
 ....
宇都宮へ行くときも
帰るときも
今日は晴れていたから
ボーっと運転していた
ラジオの
ショートストーリーを聴きながら
頭の中で場面を想像して
そんなことさえ
じゃまされずに済むひとり
 ....
宙に打つ
神の標
春のしるし

幾重にも
幾重にも
彩陰を重ね

時の無い静寂に
さやけき歌の
無間に響きわたり

夢幻うつし月に映え
淡きは命か
ゆるやかな風に揺れ
 ....
身動きとれない
鎖に繋がれた囚人
落ちる涙も
枯れた声も
白に染まり消える

夢を追うこともできない
力を失った身体
白日に晒された罪を
負ってしまうような白昼夢

真っ赤な血を ....
両手で女の肉を喰らう

目や耳や鼻でそれを啜る

女という木々の懐で

体温だけをよりどころにして

せつない、

ことをかき集めて

情事の大義名分にしている


新緑 ....
寄 る 年 波 に 勝 て ぬ ウ゛ ェ ニ ス の 後 藤


フ リ ス ク 45 粒 分 程 度 の 運


香 る ア イ ス に 魅 せ ら れ 地 球 二 周


金 銀 そ ろ う ニ  ....
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