ふと 冷たいものが
ほほをよぎる
おもいになりきれなかった言葉のつづき
面影が
しだいに遠のき
消え入りそうな雪に
霞んで
一人ここにいる
わたしの影
幻のように
きらきらと
雪 ....
 プツリプツリと
 切り落とすたびに
 何かを
 はじいてしまったような
 夜のはざまに
 落ちていく
 三日月のような
 たくさんのかけら

 研げばいい
 ぴかぴかに
 磨き ....
冬菫に
ささやく想いは
遠い日の

    夢のおとした
    かそけき影は
    ひそやかな紫

冷たい風のなか
冬菫に
ささやく想いは

    遠い日の
    夢 ....
私の祖父はうまく焼けなかったので
2度焼かれるというレアな体験をして
ウェルダンされた

生乾く人

小林宏史という写真家の本に『死と葬』というものがあ
る。インド、カルカッタ。寺院の前 ....
がさがさの手が
あずき色になって、互いの
手を擦り合わせても温かく
ならずに皮が剥けてゆく
ああ。ささくれ、けば立った心の
乾いた干瓢、ですねまるで

セラムってビヨウエキのこと?
美 ....
めづらしき冬なりオバマ大統領

正月や生まれ変はっても日本人



そこだけは春のやうなり猫ハウス
ポジティブなアクビをひとつ猫の冬

通学路に凍れる猫の骸かな

香箱を組む ....
感情が
目の前にある気がして
引っ掻いてみた

感情が泣く
痛い、と涙ながして

すまなかった
と顔で言ったけど

しばらくそうしてな
と心で言った
ショートカットキーが
人生とは三秒の積み重ねだと教えてくれる
そんなに慌てて何かを作るくらいなら
ゆっくり余裕をもってやればいいのに
それでもショートカットキーはあり続け
ショートカットキー ....
くだらないこと考えてないでアタシのここにくちづけしなさい、いっときだけなら愛よりも素晴らしい夢を見ることが出来るわよ
アンタみたいな迷える子羊を戒律からラクにしてあげるのがアタシの役目
今 ....
連詩は
ひとつの詩を作る
連歌は
別々の歌を作る

半分だけ重ねながら
575と
77

前と後と
一回ずつだけ
つながっていく

発句は
ビッグバンの最初の一撃

和 ....
悪戯がからだに忍び込む
その悪戯がうるさいのだよ

うるさいのは…なんというか
空を満たす透き通った布切れだとか
電気の波だとか
話し声
それらに押し流される私の意思
意思なんかカケラ ....
深く、疾く、暴力的に、力を込めて、走る、日の経(たて)に向かって
はばたき、鋭く、力を込めて、飛ぶ、女が達するように
深い、夜の、暗い果てから、眼(まなこ)の地平に、群れなすつばさが
陽を統べる ....
繋がる時間の中から
切り取ってみた満足と
引き換えることに
どれだけの価値を
求めるのだろう

幼い日に感じていた
大人の狡さで着飾った
無責任な言葉に
どれだけの意味を
見い出す ....
振り向いてくれない 冷たくてうすい猫の耳です
気まぐれに揺れるリズムの 尻尾を乱暴につかみます
いい匂いのするおうちに 僕もはやく帰りたい
やわらかい布団に包まって 37℃の温度を感じていたい
 ....
「夢見てた恋とは違う・・」完璧主義のあたしです
雪降る街に並んだ ブーツとスニーカー


別れを切り出せないまま やってきた聖なる夜
会話が途切れるたび あなたから話し出す

恋愛だ ....
あしたから

わたくしは祈るのです

今夜から

わたくしは祈るのです

帰宅してすぐ

わたくしは祈るのです

帰宅してすぐ

今夜から

あしたから

わたくし ....
薄く
霜が降りる早朝は
透き通る柔肌に
衣服の滑り落ちる音
快く耳を澄ませる
街はようやくのこと
呼吸をし始めるそうだ
ふくよかに
乳房が笑いながら
云う

喧騒のない街には
 ....
世界を閉じて栞を挿れた
綺麗すぎる夜だから
目を閉じて君を隠した
消えるの見たくないから

空という言葉よりも
空の青が好きだ
君という言葉よりも
君の声が好きだ

言葉の入りこめ ....
愛してない 愛してない
これっぽっちも愛してない
やさしく触れてこようとするその手が憎いの
「かわいいね」
と、言いながら
あたしを愛でるその行為
あたしの知らない快楽で
あたしの知らな ....
あなたという
灯火が消えてから
わたしの世界は
真っ暗になった

どこになにがあるのか
手探りする日々

けれど
暗闇にも目が慣れて
普通に動けるようになった


でも
こころは暗闇のなかで


微か ....
夜半過ぎに雨は降った
大地は黒く浸透されて しっとりと
朝の目覚めに清涼な大気があり
吸う息 吐く息は冷たい湿潤を
血の通う暖かな肺腑と交換する

私の知らない夜
夢の潮に委ねた聖なる夜 ....
ご飯 と パン
山 と 川
過去 と 未来

交わることを知らない 2つのものが
手を繋ぎ会えたらいいのに 
白 と 黒

私の知らない時代、絵の具は白ばっかり
黒はたくさんあったの ....
あたしには欲しい言葉がある

愛してる

とか

宝くじ一等当選です!!

とか

君しかいらない

とか

本当は弱いんだね

とか。



誰もくれないから ....
だいっ嫌いなひとと別れられる日は
いつだろう

声は雑音にしか聴こえなくて
胸がざわざわしてくる
目を合わせたくない
顔も見たくない

わたしの視界に入ってこないでほしい
だいっ嫌い ....
今日から四、五日、大阪で仕事。明日、明後日は雨はなさそう。

それにしても、大阪は街をそぞろに歩いただけで楽しい。

昼間の地下鉄。中吊りに東芝のエアコンの広告。

「おかん、今日も ....
うすべにの

空を覆うのは憂いか

月が淡く浮かぶから

気がつけば泣いてた


「悲しくしないで 側にいて」
電車の中にはいろいろな人がいる。
私はよくそういう人たちを観察するのだけれど、よく目に付くのが、一昔前の格好をした人。そういう人たちは普通に乗車してきて普通に下車していく。
けれどたまに、ふと思っ ....
あの色に溶けてゆきたい まっさらな 青の中に

そして

世界中を飛び回るの
どこかに置き忘れたモノを見つけに


それは
誰かと交わした約束だったかもしれない

で ....
やっと気がついた


わたしの恋愛は

あの時から止まっている



新しい世界に飛び込んでいくことと あなたのことばで

一度はすっきりしたのに


4年も会っていないの ....
もしもキミがボクを好きなら
窓から見る空の色も
違った風に
見えるんだろうな

あの雲の形も
木々の香りも

まったく違って
見えるんだろうな

もしもキミがボクを好きなら
BOOKENDさんのおすすめリスト(1178)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雪のゆくえ- フクスケ自由詩209-1-25
爪切りげんまん- 伊那 果自由詩209-1-25
冬_菫- 塔野夏子自由詩4*09-1-25
生乾き- mizu K自由詩9*09-1-25
ささくれとしと- aidanico自由詩109-1-24
凍れる猫- 三州生桑俳句109-1-22
感情- 木葉 揺自由詩3*09-1-22
ショートカットキー- 虹村 凌自由詩7*09-1-22
薄汚れた、だけど素敵な- ホロウ・ ...自由詩4*09-1-22
発句開闢- 海里自由詩109-1-21
さがしつづけてしまう- 石川和広自由詩4*09-1-21
衝動の鳥- k.ジロウ自由詩109-1-21
約束- 宣隆自由詩109-1-21
恋路ゆく猫- かのこ自由詩209-1-21
雪の中のブーツ- 志織自由詩109-1-20
あしたから- 吉岡ペペ ...自由詩509-1-20
あなたへと続く朝- ここあこ ...自由詩6*09-1-20
猫に栞を- 青の詩人自由詩409-1-19
これっぽっちも愛してない- 百瀬朝子自由詩4*09-1-19
暗闇- 風音携帯写真+ ...409-1-19
夜の雨- アハウ自由詩209-1-19
ふたつ- とわ自由詩109-1-18
愛の無い部屋の隅で- ローザ自由詩209-1-18
だいっ嫌いなひと- 蒼木りん自由詩209-1-18
そぼ降る雨の大阪- A-29散文(批評 ...2*09-1-18
うそつき- 衿野果歩自由詩209-1-18
通学- ようちゃ ...散文(批評 ...209-1-18
空の青- 明香璃携帯写真+ ...209-1-18
19歳- 真琴自由詩4*09-1-17
もしもキミがぼくを好きなら- 風音携帯写真+ ...709-1-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40