砂まみれの虹をわたりながら
つや消しの空間に夢をトレースする
幸せそうな光たちをそういう気分で俯瞰する
本当の意味で読み取る歴史の上の明日の流れ星を数えて
血まみれのキーボードに移植す ....
 誰も何も
 映さない鏡
 昨日も明日も
 今この瞬間も
 映さない鏡が欲しい
 何もかもが
 映り込みすぎて
 息が苦しい
 誰も何も感じずに
 通り過ぎていくだけなら
 不透明 ....
君のセーラー服のスカートの
いわばちいさな海のようなプリーツと
さっきからずっと飛び回っている
黒いちょうちょの羽についている窓に
使い終わった水彩絵の具のパレット
みたいな夕暮れの ....
文字が映像に感じるような

男性が女性に感じるような

そんな嫉妬。



さっき僕が感じたのは大袈裟にいえばそんな嫉妬。


縦組みの日本語よりも
横組みの英語のほうが

 ....
 遠くながい光よりも 
 今、あなたの目の前にある
 一秒の光を
 直視しなければ
 あなたの壁は壊れない
 あなたが逃げれば逃げるほど
 壁の数は増えていく
 わかってはいる、とあなた ....
わたし 話す
わたし 笑う
わたし 怒る
わたし 学ぶ
わたし 寝る
わたし 恋する
わたし 泣く


わたし 跳ねる
わたし 落ちる
わたし 病む


わたし 挫折する
 ....
とっくに詩人でなんかなかったことを
ようやく認めようとしている

 もういらない飽きた
 雪でもいい 食べたい

とっくに凍えて死ねてしまうのに
肌の強さで生きてしまえる
身体は絶えず ....
 終わり

やがて
空が蒸発する

  僕は無機質になる


やがて
風が風化する

  僕の最後の灯し火を消す

終わりの時は
最初から始まっている

  僕は知らな ....
パワートゥーザピープル
その意味を履き違えた人が
ユンボに乗って大暴れ
往来の人の頭をつぶして
得意になっている姿が
全国のお茶の間に生中継され
それから半月ほど
世間の話題を独占したが ....
傷つかず抱かれようなど抱こうなどいいではないかただじゃれあうの 引力が、

 ある

きみと、ぼく

 地球と 月

  引力がある

 ひきあう

すべては ひきあう

  きみに ぼくはひかれる

 きみも ぼくに 月に
 ....
いつもの背景
崩れる関係
いつかの嘘が
息を潜める

巻き戻しした
フィルムの中まで
過去のふたりは
他人の顔

シナリオ通りに
期待はないさ
だけど台詞が
空白ばかりだ
 ....
梢にお月さまがとまってる

お月さまだって
たまには
休みたいのよ
駐車して

夜を見上げる

月が割れている

夜の背中が割れている

おまえも見てるんか

もうすぐ総選挙やな

おまえと別れてから

二回目の総選挙やな

遠い声また聞けるな

駐車して

夜を見上 ....
 
わたしは
救急車を運転してみたい

それはかならず
東京で

あかい
サイレンを鳴らして

夜の街を
走り抜ける

それはかならず
東京で

くるしんでる人を
救 ....
痛いぐらいあなたを想ってできた口内炎みかんを食べて治します。

みかんにくっつく白いすじみたいにぴりぴり気持ち剥がして食べた。


ストーブの上で焦げる焼きみ ....
自分で買ったネックレスをひとつ 眺めてみる

気に入って買ったから
今でも気に入っているけど
なんだか軽くて
さらさらと私の手を通り抜ける

例えばこれが 誰かからもらったものだったら
 ....
この狭い都営住宅の部屋の中にも
20×30の空間は無数にある

その空間をキミたちは
自由自在に遊びまわる

カーテンのかげ
天井までとどくタンスの上
押入れのすき間
整理ダンスに囲 ....
幸せになりなさい
私の分まで幸せになりなさい
こんなところに君はいてはいけない
こんな暗闇の中に君はいてはいけない
私は放っておいてはやく行って
光射す眩しい世界へ

私はここから出れな ....
話を聞いて
理解して、
誉めて
ご褒美をあげる。

そうすれば
自信がついて
自分が好きで
NOと言える。

すくすく育って
育んで、
人生悩んで
楽しんで。
ひとりが
ふたりになっていくのがわかる

噛み合っていた歯が抜けていく
背中が剥がれて
一分が長い

あなたはあなたと会話する
わたしはあなたを盗み見る
ひとりがふたりになっていく
 ....
あふれる涙
こぼれないように
空を見上げたはずなのに
見上げた拍子に

 ぽろ ぽろ

両目から一粒ずつ
無色の涙は
夕日の朱色に染まって
こぼれた

目深にかぶった帽子
さ ....
こおり
あたたかい
しらない
あたたかい
わからない
みんなつめたい
ならんでつめたい

あたたかいって
なに.



やさしい そのて
さわらせて
やさしい 、こと ....
 小学生の太陽は何故明るいのか
 赤ちゃんの記憶は
 何処?
 僕たちの創作物が悪霊や怨念を
 改心させることはあるのか
 ちっぽけな思いつきは何処からやってきたの?
 海の水 ....
先駆けの詩人を

感じて

先駆けの詩人を

見つめて


私は

何がしたいのだろうと

何を伝えたいのだろうと

考える


先駆けの詩人が

私たちに ....
{引用=因みに、
今日の夜は丈夫ですよ}
消灯時間は過ぎたのに
カーテンのゆらめきを数えている
冷蔵庫の唸りは
パレードの始まり
睡眠麻痺は中枢をゆっくりと壊していく
本当は何がしたいの ....
 コーヒーのおかわりをきっかけに、小休止することにした。私達が始めたのは、とりとめのない世間話であったり、身の上話であった。蝋燭は、相変わらず影を持たずして揺れていたが、それは極めて自然なことに思えた .... 一呼吸置く、世界だったり


待ち人は来なくとも
息は吐けます
卵の丸みを写してみた紙には
吸い込まれそうな白さはどこにもないのです

変容のない毎日です
僕らは生まれていますでしょ ....
やさしく泣ける理由を
さがしている
冬は、つめたく
懐かしむものなどないけれど
遠く、とおくを見る
いつまでもみていられない
ゆめを見ている

眠れない夜はつきが恋しい
溶けるお ....
「見えるのね。」

 返答することに戸惑い、躊躇する私を見て、彼女は自分の得ようとしている答えを得ることができた様だった。同時に私も一つの情報を得ることができた。
 私の足元に存在し、燃焼し、発 ....
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雪ならいい- れつら自由詩2*09-2-10
終わり- 乱太郎自由詩15*09-2-10
パワー- セガール ...自由詩309-2-9
じゃれあうの- 榛原花那短歌2*09-2-9
ぐるぐる- 北大路京 ...自由詩21*09-2-9
- 宣隆自由詩109-2-9
休憩- 風音携帯写真+ ...1509-2-9
夜の背中- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...609-2-8
東京救急車- 小川 葉自由詩2*09-2-8
「_みかんのでんごん。_」- PULL.短歌2*09-2-8
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子供- ペポパン ...自由詩7*09-2-6
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