生まれてきたからには
生きるしかない
生きるからには
闘うしかない
闘うからには
勝つしかない
一点突破
全面展開
最後に勝ち名乗りをあげるのは
俺だ
涙を空に溶かしたら

こんな色に

なる気がするんだ



切ないけどさ

綺麗だね
 
掌は舟
温かくて何も運べない
体液を体中に満たして
今日も生きているみたいだ
塞ぎようのない穴から
時々漏らしながら

階段に座って
ラブソングを歌ったり
駅前の露店で
プラ ....
ひとつのつづき
ひとつの雨
祈る者なく
響きは在る


青や灰の音
縦に巡る空
滴ひとつ
離れるうた


熱の歪みがさらに歪み
様々な濃さの黒のきれはし
羽 ....
道を歩いていると
悲しみが落ちていた
僕はそれを拾うのが嫌だったから
見て見ぬ振りをした

それでも悲しみは
そんな僕に着いてきた
振り払おうと必死で走ったけれど
どうや ....
「普通」が麻痺した

時間は減っていくものじゃない と知った

私は 素直に横になった

疲れていたと 知った



「普通」が麻痺した

「普通」が暴れなくなった

 ....
 {引用=副題:狙われた街/狙われない街}

こんな日はめったにないけど

たとえば
なにもかもが真っ赤に染まる絵のような夕焼けの日

空は思いのほかよごれてしまって
あるいは記憶のな ....
憂鬱になった時

思い出すのは君の前向きさで


その明るさや全てが僕の心に光を灯した




そんな君が日に日に大きくなって

  愛しくて愛しくて


自分にはないモ ....
決まるまで 時間の経過苦痛なり



いくらかな 財布の中身うそさむく



女の目 輝き増して宝石に



幸せの 対価を計る指輪かな
貴方に抱きつこう。

ぎゅっ。と優しく。
好き。って言葉を
染み込ませるように。

あたしに貴方が重なって

触れ合って

抱きつこう。

貴方のこと、嫌いじゃない。

好 ....
あの穴の中を覗いた

そこに所定の置石があったなら私は私の宝石を置かないし

誰もいない部屋の椅子に座ったところで5分も持たない

天井が高い場所、椅子に座った数十秒

天窓を見上 ....
なんていうこともなく秋が来て。

分厚くなった手帳をめくっていたら
仕事かライブか恋かしてなくて
秋が来ていた。

あたしの今年はなんだったんだろう。
こうやって生きてるのが危 ....
広場は
すっかりと
犬たちで
埋めつくされていた
進歩的な犬は
後ろ足で立ち
保守派は葉巻を咥え
その時を待った
犬たちは
太陽信仰の信徒たちで
ピーっと
指笛を鳴らしたり
足 ....
まぶしい雨が
わたしのひたいに落ちて
ぽとん と
奏でた
それは総天然色の
はかりしれない次元の
やさしさ

おもっていることが
おもっているように
雨は降るのだろう
だとすれば ....
わたしがどんなに折れた線を描いても
きみと交わることはないようだ
なら、わたしはきみの存在を忘れ
線を描くのではなく
点を打とう
わたしは
線を描きたいのではなく
点で描きたかったんだ
 ....
遠い空とつながったきみが
小さな点になる
それは消失してしまいそうな
さびしい孤独であるのに
ふしぎな水色に輝いている

逆さまから立ち上がるときのきみは
やさしい速度でやってくる
淡 ....
愛を込めて皮肉をいっても、そう通じない

私がされて嬉しいのは、否定であれ肯定であれ、的確に表現されたときである。

私の言葉は人を怒らせる

私の皮肉は人を黙らせる

お喋りがし ....
私の言葉で
どれだけの人を傷つけただろう…?
私の言葉で
どれだけの人を救えたのだろう…?
儚くも未熟な私の言葉
私の夢は
あらゆる人の寂しさや
      憤りや 
      悲し ....


風が吹いてくると
潮のにおいがしないかと期待して
きっとそんなことはないんだろうと
わかってはいるのさ

東京 東京
なんてさ

てぃん とぅん てん とぅん


聞こ ....
すーっと長く伸びる道を
ぼーっとしながら歩いていたら

見たことの無いおばあさんが
垂れた目尻で微笑んで
知らないうちに 僕の手を取っていた

とても可愛い笑顔だった


手を繋い ....
ベランダから見える青空は
薄暗い部屋からだと
とても明るく
雲が風の速度で動けば
この絵も少しずつ変化をする
ぼくは絵の具も筆も使わない
ただ風の歌を聴くだけ
 友達が夢を諦めた時

 私はホッとしました


 後輩が離婚をした時

 私はほくそ笑みました


 先輩が恋人に振られた時

 私は喜びました


 私はみにくい ....
何かが落ち 水煙がたつ
鳥が空に背を向けている
滴がどこかへ着くまでの
光のふるまいを見つめている


夜が海辺の岩をつかむ
幾度も幾度も つかんでは離す
道のまたたき ....
裁くというのは
神様の特権
私は私の罪を裁かなければならない
赦すというのは
人間の特権
だからそんなあなたを
私は赦すでしょう
 
新鮮な一日が、しっかりと刻まれて
そうやって日々は降り積もる記憶の集積とともに
思い出という曖昧な残像を胸に刻む

けれどそれは曖昧がゆえに
それ以上あせることのない色を保つこ ....
 
ひとさし指で手紙を書く
砂のうえに
潮が引くときだけ
ゆるされる

返事が来る
潮が満ちるときだけ
あなたから
光と光の
波にさらわれる

こぼれた文字の
貝殻をひろう
 ....
幹線道路を渡ったら
もうペダルを踏まなくても
なだらかに坂を滑り
海に向かう

港町で生まれて
港町で暮らしている

潮風で錆びた自転車のホイール
刻んだ文字
いつかは消える 其れ ....
今夜はブルーベリー酒で、一杯
甘ったるいお酒が好きです
そうして甘ったるいことばを吐く

大した意味などないけれども
わたしは甘ったるさを舌で転がしては
その中に辛さを味わおうとする

 ....
 
そういえば
結婚式しなかったね
ときどき妻が言う
僕は聴こえないふりをする

本当に
妻がそう言ったのか
確証のないまま過ぎてしまう
日々の幻聴のように

出会ってから
十 ....
デジタルの時計を見ている
タイムスリップを繰り返している
1が出て唐突に2が来て
3がその上に重なっていく



分の十の位が一の位に話しかけていて
突然相手が変わったので
びっくり ....
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