終電を逃したサラリーマンが
「人生お先真っ暗だ」っつーから
「修正液で直せるし書き込めるじゃねぇか」ったら
鼻で笑って寝ちまいやがった
仕方なしにイヤフォンで音楽聞いてたら
いつの間にか起き ....
服を脱ぐと
地獄絵図の中の悪人みたいな身体
わたしは
ずっといい人間だと思ってきたけれど
強くなろうとしているうちに
身体はすっかり老人になってしまった

いつ死んだって
いいとは言え ....
タンポポ種のラブレター



タンポポの種を飛ばして
君に伝えよう
僕の気持ちを
いくつもいくつも
気持ちを乗せて
種を飛ばせば
きっと遠く離れた
君の家まで飛んでいくだろう
 ....
色があったのはいつなのだろう
なにもかもがないのだろう
なにもかもが楽しまれ
すべてがここちよさなっていく

さえぎられていることもなく流れていく
すべてがどこかへ裁たれていくように
す ....
罪を償う
というコトは、
『自分を責める』
というコトじゃねェよ。


それはアンタの
自己満足だよ。

責めても何も
イイことなんか
ねェんだからさぁ。


 ....
化粧水をたっぷりふくませたコットンを3枚ご用意下さい

それを

おでこ 右ほほ 左ほほ

に 1枚づつ

丁寧に重ねて

15分ほど

お待ち下さい

ほほを触ってみて
 ....
書き出しの言葉は、思いつかないから前略。

今年の東京は春が来るのが早いよ。
本当の冬は来ないままだから、故郷の二月、思い出してたところ。



−20℃、ダイヤモンドダストを肺に吸い込む日、 ....
始まりに全てが生き絶えることで

ようやく中身に潤いが満ちてくる

雪が蒲公英(たんぽぽ)の種子のように

大地一面に真白に根づく


かつてのたぎりを冷まして

それらが大 ....
キーボードの手を止めて
受話器を上げる

懐かしい声が僕に呼びかける
同じ社宅に住んでいた近所の小母さん

親父にきた年賀状の返礼に
僕が出した寒中見舞いを見て
驚いて電話をしてきたら ....
湖の底へ
放たれた奇跡の魚
あれは
わたしたちの祈りの具現化

世界から
あらゆる災いが
あらゆる争いが
あらゆる飢えが
なくなりますように

 *

盲目のやさしさを
温 ....
私のことを決して
忘れないでいてくれるあなた
毎年、毎月、決まった日には必ず
連絡をよこす、あなた

振り払っても、振り払っても
いなくなりはせず

大切? 
そうね、たぶん。
 ....
しとしと、ざわり

雨音の狭間で風が唸る


濡れそぼった大地に
孤高を持するように
どうだ、と
唸りをあげる




自信と威信が綯い交ぜになった
誇り高い生き ....
刻一刻、過ぎ行くとき、
諦めの吐息を吐く。

鮮やかな、滲むような
赤色のセーターを見つめる。

あの飴色の日々を
脳裏に蘇らす。

戻ることはできない。
もはや空白のページを繰る ....
もしも会社から連絡が来たら
死んだということにしておいてください


まじめに言ったら
笑われてしまいました

わたしが見た中で
いちばんのあなたの笑顔でした

死んだということ ....
あとひとつきもすればさくらがほころぶ

去年はきみと名もない小山をのぼった

ぐねぐねとした白っぽい坂道

わたしたちしかいない公園

つめたくなったマクドナルド

力のない紙袋か ....
もうなくなってまった

ないのに終わりなのに

あなたの過去の声を聞くんだ聴くんだ

夜夜

どうにもなってしまえの夜

あなたは壊れないのにあたしをもう必要でないのに

消せ ....
幻想が助長される夜に

コメディーを見て、ウイスキーを飲んで

私は自堕落のステップを踏む

上手くはやれない
煙草もあなたもやめられはしない
かじかんだ手を
あたためてくれた人はとおく
冷えきった深夜の駅
まばらなひとたち
だれも私をしらない


わたしのことさえ だれもしらない


どんなにののしられても
それを愛に ....
欠けた月に

満月でなければと

筆を入れるより




欠けた月灯りに

広がる裾野の息を見る



欠けた月の声を聴く


欠けた月灯り ....
とんぽとんぽ、とん

排水溝へおちてゆき
プールの中へおちてゆき
海水の中にまぎれてゆき
バラバラになりました
わたしは 雨です。
いいえ、雨でした、
ともだちも形をかえ
知らない所 ....
おびただしいメモを

トランプのように並べたら

墓石に コツコツ名前を刻んでたみたいで

ひっくり返しても 朱はなくて


どうしてだぁれも呼ばなかったの?

箱庭から ....
 
かなしみに
慣れてしまったなら
ほんとうの
かなしみなんて知らない

かなしみが
暮らしになったなら
かなしみは
いつもともだち

ほんとうの
かなしみを
ひた隠しにした ....
 秒針の先に私を刺す続きがあるのだとしたら
 それは過ぎた日々を小さく刻む道
 巻き戻すことをしない音と共に
 切り落とされた足は熱をもって痛みと歩く
君が作ってくれた
マーボードーフと
ごはん。
どちらもふっくらしていてね。

口の中で立体的にからみあう。

辛くてね。
でもごはんの粒も
舌に感じるよ。

今日も終わったね。
 ....
真夜中

出張さきに着いて

部屋にはいる

FMにあわせると

モーツァルトが軽くながれた

4時間まえは

海をこえたところで

会合の司会をぐだぐだやっていた

 ....
繋いだ手を離した
散々愛の言葉を吐き散らかして

夢や未来なんて幻想を謳った
手に入れてないものは崩れてしまう
砂のお城のように

孤独な部屋の灰色の壁に頭を打ちつけ
赤く滴り落ちる液 ....
                            090219

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上手に蓋を開けられない

オルゴールの箱は

螺子を締めるばかり



上手に蓋を開けられない

僕は

螺子を締めるばかり



上手に生 ....
じわりじわりと 人の肩にそっと触れては
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