彼女は
他人のことを
一切話さない
でも言葉の壁
なんて何一つ
感じはしない

他の女性の話を
彼女の前で
したって
聴いていない
ふりをするだけで
毎夕 仕事帰りに
ドアを ....
天気図を六時五十二分に見て

今日を定めてる
諸天に感謝の目配せを
東向きの窓から

空を見上げたなら
一日は 地球の自転に同期している

沈香をくゆらせて
勤行・唱題が体を目覚め ....
1枚めには
あなたに会える喜びを
風に吹かれて待っている

2枚めには
悲しみが潜んでいる
私のことを忘れないでいて

3枚めには
胸いっぱいの愛を
あなただけにあげるの

そ ....
ジャガイモの皮を剥いたことある?

妻に尋ねられ
そういえば
記憶に残っていない

娘が小学校低学年のとき
いもの皮むき みんなでしたとき
血だらけになった男の子がいたらしいよ
娘が ....
そんなに 恋がしたいのなら

    媚薬を飲んで 人混みへ飛び込んじゃえ
我々は 自由の意志から
朝 六時半に目覚め
日常をこなす 事と決めた

契約書類に 判を押す
社会に向かって 己の力を放出する

高層ビルも サンダルも 今日の新聞も
そんな意志から  ....
何度も
睡眠薬を貰っても
寝つけない夜には

眠るのを諦めて
窓辺で夜景を見つめる

秋の夜の
甘い甘い香り

自分だけのもののように
胸いっぱいすいこんで

この灯りのどこ ....
聞こえるはずの有線や
隣りの席の喧騒は遠く
耳に響くのはただ
あなたが噛み砕く氷の音


薄暗い照明に
照らされる指先の卑猥さ
子どもらしい仕草はポーズ
いつだってあなたは


 ....
逃げ場所は どこだ
酒かタバコか 男か女か

逃げ場所は どこだ
週末か未来か 妄想の中か


声をかけて張られるバリア
視線そらさないで ホント凹むから

そんなに僕が嫌いか ....
手でも叩こうよ
しあわせであっても
そうじゃなくても

しあわせなら
よりしあわせになるように

そうじゃないのなら
少しでもしあわせに近付けるように

できることなら
あなたの ....
彼岸花が倒されていたのは覚えている
あれはどこだっけ
あれはわたしだっけ

晩飯のおかずを考える
家には
年寄りが居るから

エプロンをして料理をする
パジャマを着て寝る
そんなこ ....
 愛していると言われた
 ホントかどうか疑った

 衣類を剥いて 手足を縛った
 跡が残るように きつく きつく


 愛していると言われた
 ホントかどうか疑った

 ....
こぼれる笑みを舌先で隠し
焦らしながら導いて 沈める

時折 突き上げられては 鳴き声をあげ
遮二無二躍る 私の姿は きっと醜い

美しく歪んだ顔に目を落とし
我を失い倒れ込む
 ....
目を隠し
 妖月の下
  漏れる声


   茶室の中は 蛇の花園
  さっき呟いた「逢いたい」の意味は

        今すぐ会いに来て キスして抱いて
原谷は 蒼い桜も咲くのかな


来年の春 探しませんか?
恋をしてしまった

あぁ 恋だ  これが恋なのだ

恋をしてしまった
ドキドキしてる

恋をしてしまった
えらいこっちゃ
僕には妻もいるというのに

恋をしてしまった
君じゃな ....
そこはいつも
清潔な湿度と
せつないじゅうりょくの
香りにみちている

身ごもったおんなたち
髪を横に束ね
しずかにもたれている
雑誌をうつくしく取りだし
うつくしくめくる
とろと ....
ゼリー状の七色のトポスが死んだ日。――
愛しいカルメラを焦がした甘い匂いまでが
いつか知らないうちに喪に服しちまったみたいで
それは廃れた漁師町の瓦礫の打ち寄せられた海辺にも似て
今宵も古びた ....
詠めへんわ

北大路橋 好きすぎて

三十一文字に まとめきれへん
 自分を高く売るために 偽造した学生証

 お客のニーズに合わせて 服も幾種か作った

 シャワーや石鹸じゃ落とせないのは分かってる

 若い女という武器を最大限に活かせる ....
無いものねだりをするよりはと
秋の白い雲流れる堤防で
ひとり
清貧ということばの意味に思いを馳せる

それはあまりにも懐かしいことば
仄かなランプの灯かりを頼りに
見果てぬ夢を追い続けら ....
プール前の花壇に
コスモスを見つけて喜んでいた そのくせ
君は、緑色のため池に沈んだ季節を
あまりに切なげに指す
わかってる 
君も、僕と同じ色が好きなんだろう
空のいろ、でもなく ....
窓を大きく開け放ち
男はそのままの姿勢で倒れこんだ
夜風にカーテンがゆれるだけの
ささやかな部屋
カーテンの色はミントブルーで
男の好きな色なのだった
思い出の中で静かにゆれている
今も ....
秋を肴に一編の詩
まずいな
無口な月が雲隠れ
うまい酒は
そうあるものではないからな

あのひとがいなくなった
突然 ぼくには
あのひとにはもう会えない
おそらく ぼくには
辛い肴 ....
くちびるから洩れた
やわらかな言霊は
鮮やかな弧を画いて
森の揺れる夏の午後
無垢な白い笑い声を背に
七色の橋を渡って
空を掴もうと伸ばした
ゆびのすきま
棚引く髪の小高い丘のうえ
 ....
君は僕の貸した小説
『楢山節考』
『田紳有楽・空気頭』
『北回帰線』を
一ページも読もうとはしなかったね

君は僕の貸した詩集と句集
『山之口貘詩集』
『夜のミッキー・マウス』
『西 ....
窓辺のロンリネス そこにいないで
翼ある者たちよ 飛び立て
あの青く澄んだ{ルビ高処=たかみ}へと今こそ

求めるものはあまりにも遠くて
追いかけてた夢にもはぐれてしまった
あきらめないで ....
中学二年のとき病室に住んでいた

学生寮を退寮になって

遠い親戚の病院に住まわせてもらっていた

頑丈なベッドしかない部屋だった

病室は2階にあった

塀をよじのぼって

 ....
シルクでも ミンクでもない手触りで

愛想ふりふり ベンガル無敵



たい・まぐろ
 高級猫缶
  大好きニャ

嬉しさアピり
 またオネダリす



セルシオ ....
渡 ひろこさんのおすすめリスト(2910)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白痴のこと- りゅうの ...自由詩9*07-10-10
夢のブロガー- アハウ自由詩207-10-10
クローバー- 未有花自由詩11*07-10-10
じゃがいも- 乱太郎自由詩17*07-10-9
暇つぶし- 北大路京 ...自由詩9+*07-10-9
精神の自由- アハウ自由詩1*07-10-9
眠れない夜- 風音携帯写真+ ...5*07-10-8
ジン・トニックにチェリー- 衿野果歩自由詩307-10-8
どこに手を伸ばせば繋がる手があるんだろう- 北大路京 ...未詩・独白10*07-10-8
- 恋月 ぴ ...自由詩27*07-10-8
- 蒼木りん自由詩607-10-7
疑心- 北大路京 ...自由詩16*07-10-7
気乗- 北大路京 ...自由詩5*07-10-6
あだると_01- 北大路京 ...短歌5*07-10-6
逢いたい- 北大路京 ...自由詩6*07-10-6
平安ブルー_12- 北大路京 ...短歌4*07-10-4
恋をしてしまった- 北大路京 ...未詩・独白6*07-10-4
にんぷ専用車両- 佐野権太自由詩14*07-10-4
イタリアン・インテリジェンス- atsuchan69自由詩4+*07-10-4
平安ブルー_11- 北大路京 ...短歌5*07-10-4
偽造- 北大路京 ...自由詩4*07-10-3
銭の花- 恋月 ぴ ...自由詩34*07-10-3
クオリア- Rin K自由詩29*07-10-3
月とミントブルー- 石瀬琳々自由詩11*07-10-3
秋に- 乱太郎自由詩12*07-10-3
シャボン玉- 月下美人自由詩7*07-10-3
読書と恋愛- 楢山孝介自由詩6*07-10-3
翼〜鳥のように〜- 未有花自由詩12*07-10-3
二人- 吉岡ペペ ...自由詩207-10-2
にゃんにゃん猫_零壱- 北大路京 ...短歌6+*07-10-2

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97