すぎてはすぎる
曇のかたちを聴いている
水の名前に
拳をひらく


静かに紅く
夜へ降る曇
さらに暗く さらに静かに
さらに遠く さらに遠く


膝の光 銀の道 ....
点線に沿った生き方を始めて
今年で二十年になりました
僕は曲がりもせずに、1ミリもずれないで
同じ道を歩いてきました
 
時折吹く
雨の香りの混ざったぬるいぬるい風は
行っては行けない方 ....
わたしの心と体というふたつは 
風の息吹に包まれながら 
透けた紐に結ばれたひとつです 

体が体のみならば 
わたしは只の人形です 

心が心のみならば 
わたしは只の霊魂です 
 ....
おでことおでこをくっつけて
君と春のうたた寝
寝息が波のように遠ざかり
いつしか君は夢の中
匂うような春はこんなふうに
小さな子供に戻って
やさしい眠りに包まれていたい
そっとそっとゆら ....
木々の緑を揺らし洗う

風の音たちが
私を遠い所へ連れ去ってゆく

ざわめきの葉葉に清純な雨が伝う

そう暴風雨は埃にまみれた
この都市を透明に塗り替えて
明日の蘇生を約束してくれる ....
ゴスロリっていうのかな
そんなフリルのたくさん付いた服
一度くらい着てみたいけど
「おばさんの癖して…」
あなたに言わてしまいそうだし
そんなの着れる歳じゃないことぐらい判っている

ふ ....
ナイロンで滑る指
艶めかしさに酔い
月の果てに漂う

今宵の月
冴えて

今宵の月
独りで

輝いている


 夜の屋内プール
 水面に反射する
 水銀灯・ナトリウムラン ....
風が光っている
それを
瞼の裏で感じて


われに五月を


犯罪的なほどに
短いスカートをはいた
女子高生の耳元で
一編の詩を
ささやいてみたい

気が合えば
ふたりで ....
ストレスは最高潮
高波に乗ってサーフィンができるくらいだ
ザブンザブン 肌寒いので鳥肌コケコッコ劇場
どっかで聞いた事ある ダイバースーツの中にお漏らしするとあたたかかくぅぅ
いやぁ〜これは不 ....
 
 
 
 
 
 
 ・三日前の話
 
 
私が
指先のみの力で
空を切ったとき
その軌跡は
柔らかなひかりになって
木漏れ日の影の部分を
踏んで行きました
 
 ....
 まぁ、画面の前のそこのあんた、僅少な時間をあたしに預けてみないか。
数ある投稿の中から、この散文をクリックしたあんたにも責任はあるんだ、ちょっとだけでいいんだ、見て欲しいとは思っていない、この文は ....
{引用=
くまちゃん
雪が降ったからね、うさぎを作ったんだ。ダイクマからの帰り道、雪が降って、ねぇ。積ったらいいのにーってはしゃいだら僕、冗談じゃない!ってみんなに怒られてさ。くまちゃんは雪の多い ....
夜は僕の肌をなめまわし
僕の知らない僕のこころと密会する


君は君の手垢をつけ
僕は僕の手垢を付けていく
君と僕の手垢が重なることはない
見つめあうことのないふたり


洗剤は合 ....
芸術の巨大な 第一波

自己表現は為される( 成就! ?

白く塗り込められた キャンバス
書き留められた 文字
録音で魂が吹き込まれ
レンズが骨まで映し出す

芸術は自然を 追尾し ....
自ずから成る
耕作の係数に支配された土

この土地に極楽鳥は野営し
その雫で濡れた重たい巣をいとなみ

静かに沈んでゆく ぬくもり

作物を繰り返し保っている
土力の茶色に緑は 
 ....
   では、おやすみなさい
   うおー、妊娠したー、ふざけんなよあの男ー
   まじっすか!
   どうも、こんばんは
   ドイツ在住の22歳です・・・
   ねむい・・・
 ....
光と風があれば 満たされる

乾ききった大地 
暗い不毛の惑星

砂塵が舞い上がり
黒々とした 太陽は巌に 濃い影を落とし

(惑星のあるべき形態が近づく

風と砂塵 舞う
体を ....
私は思い出す/つめたい夜に/カルメンの盗んだ/赤いワルツ!

/或る冬だった/私はもう目の前を何度も旋廻していた/震えるように足拍子を刻んでいた私を席に着かせ/踊り狂う赤い靴をホットミルクで切り落 ....
へのへのもへじみたいだねと問いかけたら
「へへののもへじ」が正しいんだと
あのひとは言った

―へのへの

叱られて家に帰れなかった
夕焼け空に
ロウセキで描いた
へのへのもへじ
 ....
剥げてゆく空の下
車輪まわり、まわり
金の音さらに、
さらに遠ざかりゆく
緑金の春に



やあ
俺は
くちべたなんだ
どういうわけだか
とても仲のよいはずの奴と話していても ....
 
悶々とした舐めるような空気の中
うっすらと汗をかき、ほてった頬を林檎にした
 
空白に紫煙を撒き散らし
群青色に染まった人々が次々と電車に飛び込んでいく最後の日
 
盲目の少女が一羽 ....
パンの焼けるにおいだけが明るい
苔が吐く息だけが甘い
朝になりかけのままの朝
小石をなげる雨のいたずらに
幾たびも眼を開ける

エメラルドの雨を泳いで渡る
赤い自転車は泣くだろうか
傘 ....
ソメイヨシノが いっせいに咲かなくなる
春が やってきてしまった

陽炎の丘を歩く少女  青空色のブラウス


液晶の中を舞うハイビジョンの花びらが
ひらひらと ひらひらと
 ....
ぎゅぅってする
照れちゃうからうつむく
うつむいたら
あたしの小さなおっぱいが
君のうすい胸板を不機嫌そうに遠ざけているのが見えた

{引用=夢のおはなし
いつか君と同じベッドであたしが ....
雨が笑うのは
春になった証拠
ぱらぱらと
声を出して笑っている


庭で笑い声がする
覗いてみると花の蕾が
くすくすと
声を出して笑っている


小鳥が跳ねている
風の音に合 ....
         
春の先触れに咲く木ノ花のように、あなたが愛しい

静かな問いかけにせせらぐ若葉や川面のように、あなたが愛しい

暑すぎた夏を笑う木漏れ日の声

雷が鳴って、雨が降り出 ....
昨晩、眠れない僕に
妻が言い訳を考えてくれた

励ましの言葉はたどたどしく
いつものように
ありふれていた

外の方から
雪かきの音が聞こえてくる

真夏だというのに
人は忙しく ....
哀しみを生きるとは

舗装されていない

デジタルな道をゆくようなものだ

がんばればなんとかなる、なんて思っていた

そうならないことなんかない、そう思っていた

間違っていたん ....
また、この季節がきたよ
ながかったねぇ
ぼくたち
 
華やいで
きみ 
咲いているよ 

あの花は 
すべてを忘れろっていうように 
咲いて、風に流れているんだ 

 ....
あなたは

からできていた

あなたのことば
髪の毛も
どこまでも
あなたは詩で

豊かなるリフレイン
反復
倒置法

波のように繰り返す

反射する
重ねた
手鏡 ....
渡 ひろこさんのおすすめリスト(2910)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜をわたる- 木立 悟自由詩308-4-19
あめあがり- ゆるこ自由詩208-4-19
宇宙ノ木_- 服部 剛自由詩10*08-4-18
春は夢の中- 未有花自由詩12*08-4-18
暴風雨- アハウ自由詩15*08-4-18
ふりふりなひと- 恋月 ぴ ...自由詩31*08-4-17
ナイロン- kauz ...自由詩11*08-4-16
われに五月を- 大覚アキ ...自由詩1108-4-14
太陽の下でサーフィン- 狩心自由詩6*08-4-14
遺書- 山中 烏 ...自由詩15*08-4-14
_トラウマ- つぐこ散文(批評 ...11*08-4-13
くまちゃんと僕の三ヵ月の空白- 士狼(銀)自由詩28*08-4-13
ノート- 乱太郎自由詩32*08-4-13
人間をめざす- アハウ自由詩608-4-13
砂糖キビ畑にて- アハウ自由詩8*08-4-12
生煮え- 狩心自由詩2*08-4-12
遊んでいる- アハウ自由詩2*08-4-12
赤いワルツ- aidanico自由詩508-4-11
もへじなひと- 恋月 ぴ ...自由詩30*08-4-11
旅行- 水町綜助自由詩1808-4-11
さいごのしじん- ゆるこ自由詩508-4-9
エメラルド- たちばな ...自由詩9*08-4-9
ソメイヨシノが咲かなくなる春- 北大路京 ...自由詩21*08-4-8
おっぱい- リヅ自由詩11*08-4-8
聞こえるのは- 小原あき自由詩15*08-4-8
Mother,_Nature,_Sun- rabbitfighte ...自由詩11*08-4-8
言い訳- たもつ自由詩408-4-7
ひとの哀しみ- 吉岡ペペ ...自由詩308-4-7
ひより- わら自由詩26*08-4-7
リフレイン- umineko自由詩10*08-4-6

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