砂に埋もれ
沈みそうに生きて
手の届く範囲の幸せを
ただただ全うする
あたりまえに生きることが

どうして
美しくないと
思っていたのだろう

  みんなの中に居るか
  「だれ ....
湯船に浸かり
うつらうつらしていたら
突然誰かが部屋に入ってきた気配を感じ
バスタオル胸元に巻いて飛び出すと

消したはずのルームライトに薫る
わたしの大好きな秋桜のアレンジメントに
添 ....
私は大変な気分屋だが
きみの前では落ち着き払いたい
顔が保護色ならば完璧なのに

私は大変な詭弁屋だが
きみとの討論を望まない上に
出会った人の数だけ私がいるため
本当の私とは身 ....
ねえねえと肩を揺すっても
寝たふりしてたはずの
あいつは
いつの間にか深い眠りに落ちていて

久しぶりに触れ合いたかったのに
わたしのこころは
ちょびっと傷ついてしまった

それでも ....
そうだ、中三のとき

愛について、いつも考えていた

こころの灯、なんて題名つけて

愛について、ノートまでつけていた

母が死んで整理していたら

耕太郎関係、って書いた段ボール ....
永遠に交わらぬはずの者同士が
交わろうとする



水と油
そんな感じで



高温にまで熱せられた油は
邪険にも寄せる思いを弾き飛ばして
ふつふつと
行き場の無い怒りに震え ....
何をしていてもどこで誰といても
与えられるもの降ってくるもの落ちてるもの
砂や社会の排泄物に塗れているものを必死に
追いかけてるかき集めてる気がするよ
近いうちにまたきっと泣いてし ....
朝の暖色の中
僕はもう名前を知らない
__君以外の
名前を知らない
薄透明の世界に息をして
僕はもう何も知らない
__君以外の
何も 何も

そっとキスをしよう
触れるよりもやさし ....
私は調子にのってた。
私は調子にのってた。
満足してた。
充実してた。
満足してた。
充実してた。
昔の話なのでした。
反省。
ソレはない。
だからソレがダメ。
私は調子落とした。 ....
煌びやかな贅沢や
世界を動かすことのできる
怪力だけじゃなくて
幸せの震源地だって
僕らの透き通った心のなかにある

孤独な生きものだけが
見ることのできる
鏡のように耀く
大地があ ....
男は
働く
金を稼ぐために

男は
金を稼ぐ
遊ぶために

男は
遊ぶ
女を楽しませるために

男は
女を楽しませる
女を幸せにするために

男は
女を幸せにする
 ....
なにかしようと考えていた。

それでその、
けだるく暑いせいにして、

考えるのをやめたいよなと、
考えたりした。

それでまた、

考えるのをやめるには、
どうすりゃいいかと考 ....
でたらいいんです

でたもんがちです

なかにいたまんまだと
やりこまれたまんまです

えいきゅうに

どもまでもどこまでも

まんぞくなんて
できません

まんぞくさせな ....
{画像=110417072954.jpg}



手頃なる橙ひとつ


夕暮れの熱き雲よりつかみ取ってよ


 
ランドセルを
つまらない教科書だけで
ぎゅうぎゅうにしちゃあ
イケナイよ

空の一粒と
海の一滴分の隙間に
遊びと闇を詰め込んで
毒とケーキを弁当箱へ

筆箱を開けば
尖った魔法 ....
おなじすなをさわっている
別の数を言うから
涙がでるだけ
目を見て。 それか
目を閉じて。
見渡す限りの砂場で
雨が降って
いたとしても
同じところにいる、
それだけで
掘ったり  ....
発した言葉がすべて詩になるなら
思いを伝えるのは容易いことだ
だけど僕は百分の一さえ
思いを伝える術を知らない
何より自分の本当の気持ちさえ
すべて理解することは出来ない

放った言葉が ....
あのね。
上手く説明できないんだけど、
そばにいてほしいんだ。
お願い…何も聞かないで。



あのね。
わがままなのはわかっているんだ。
あとでいくらでも怒っていいから、
少しだ ....
ちょいとそこのお嬢さん
浮かない顔してどうしたの?
一曲歌って差し上げましょうか?

野暮なことは聞いたりしないよ
ワンコイン入れてくれるだけで
好きな曲を歌ってあげるよ
ある程度のリク ....
朝は新聞越しの会話
返ってくるのは相槌ばかり
退屈そうな表情はまるで
鏡でも見ているみたい

コーヒーには角砂糖を二つ
多くても少なくても文句を言う
飲み干した後はカップも洗わず
無言 ....
元気ですか?
手の届かない場所ですが、心配くらいはできます
毎日毎日できます
きみのつけた傷は、もうすっかり消えたけれど
壁の穴はなぜか、直したくないのです

元気ですか?
思いの届かな ....
穴を掘る

沈んでしまえるほど
掘りたいのに

ところで
もう覚えていない
あっちもこっちも忘れたという人が
川岸で待っている
らしい

どうか
思い出さないでね
そうしたら ....
同じフロアの同じ間取り
南西向きの小さなワンルーム
好きなひとの去ったベッドに横たわり
ひとりの男の死を想ってみる

駅前のスーパーで買い物を済ませ
近く有料になるとかのレジ袋をぶら下げ
 ....
濃いほうのお父さんの
ガハハな笑顔もいいけど
やっぱり私は
うすいほうのおとうさんの
静かなほほ笑みが好き

声に出して呼ぶと
両方振り向いて
うすいおとうさんが
所在なさそうに下を ....
毎日をさかのぼる

一瞬があらわれない
そう出て来ない

さかのぼるから
には、そこにみなもとがある

けれど
ららら
ちょっと歌っていたら
買い物を忘れた
買い物も買われるも ....
思いやり
気配り
信頼関係
打ち明ける

素直に
正直に
即答で
隠さずに

心が通じる
助け合う
美しい
守る
また見られるといいなぁ この景色。 やっぱり、世の中には、(と言うかわたしには)
恋愛感情なんて必要ないと思う。
こんなこと考えるわたし、寂しいひとだなぁ。


報われるか分からないのに、
好きかも分からないのに、
常 ....
雨は嫌いだけど。

アスファルトの濡れた臭いは、嫌いじゃない。

雨は嫌いだけど。

荒れた雨粒の弾ける音は、嫌いじゃない。

雨は嫌いだけど。

押し潰されそうな雨雲は、嫌いじゃ ....
久しぶりに僕を飲んでくれた
うれしいね

青い切子の小さなグラスが
宝石のように光る

飲みながら
思い出しているんだね

あなたは
すぐ怒るのが
悪いところ

でも
とて ....
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