あなたの轍を見つめながら歩いていた
自転車に乗ったあなたのこころを感じていた
すべてがあなたを守るためだけに
存在している、ぼくは邪魔なの?
帰りの電車でとなりのひとが
....
あのころのぼくをときどき思い出す
お寺で不動明王をみた
石でできたお不動さんだった
こわい顔というより
こっけいなほど醜い顔をしたお不動さんだった
つぎの日図工のじかんに ....
好きという気持ちを大事にしたくても
それが苦しいのなら
きらいという気持ちをつくればいいんだよ
ビートルズだってサザンだって
活動をやめちまったじゃない
夜景に列車がつっ ....
はやる気持ち
中身を空けてみたい
食うか食われるか
開いてみないと分らない
引っかっかっている
命綱が頼りである。
もし綱が切れたら
一巻の終わりである。
言えない言葉
言え ....
そう、
不確かなんだよ。
君はそう言って
だから何度だって重ねなきゃいけない。
とつよく呟いた
それが
あの日の夕焼けのように
焼き付いて離れない
きっと
もう
剥がせない
....
....
人の気持ちって なんだか変動相場制
高いときもあるし
低いときもある
だって生身の人間ですから
同じ自分なのに
昨日は低く見られ
今日は高く評価される
他人の気持ちも変動相 ....
夏、炎天下
デブ、はしる
すごい 勢いで
デブ、はしる
デブ、汗、噴き出る
すごい量の
デブ、汗、噴き出る
デブ、汗、飛び散らせる
通りすがりの人全部に
デブ、汗、飛び散 ....
雨が降っている
君のことを想う
屋根を叩く雨粒
君は何を見てる
君への想いばかり
膨らんでいくから
分からない事は
そのままにして
君の上にも降る
雨を想っている
....
だってさ
バカだから
難しいことはわからないし
引き算は計算機ないとだめだめ
漢字が沢山だと新聞読みながら
うとうとしちゃう
バカだから
マンガやアニメは大好きだけど
小説やムズカシイ ....
暑中お見舞い申し上げます。 たま
地下鉄
地下鉄はまっすぐ走るものだと思っていた
車体が傾いてとなりの女の顔が急に近づいた
ね、 複雑でしょ・・
耳元の吐息はいつも体 ....
すうっと染みてくる
とても自然で
ひんやりとして
あたしの
脳細胞に
刻まれる
なめらかな言葉
遠くから
キラキラとした
あなたの姿を
見つめていたの
だんだ ....
はやぶさ
ひとりぼっちだった それでも泣かなかった僕のこと
誰か褒めてくれるかな 本当はすごく怖かった
失敗しないように 完璧さばかりを求められて
弱音すら吐けなかった 希望だの何だの呼ば ....
鍋に牛乳を注ぎ
砂糖を適当に入れて
冷えた状態で
とりあえず木ヘラでかき混ぜる。
鍋底はザラザラし
固体の砂糖をすり潰してるようで
なんか悪い気がしてくる。
ザラザラ感が薄まって ....
この街に雨なんていらなかったはずなのに
梅雨が来たからってだれひとり喜ぶ術もなかったのに
転ぶようにして降りる戸越公園駅のみじかいホームは
いつも苦手だった
ドアカットがなかったころの ....
鍵が開かねぇ
....
{引用=いつまでも眠ってるフリして
芝居が下手な君
普段よりも綺麗でしょ?
と語りかけるような唇
人差し指に水を晒し それを乾いた唇に引く
少しクセのある髪を 手グシで直してあげる
僕 ....
赤く開いた傷口に
橙の光をなすりつけ合って
黄ばんだ言葉を交わしながらも
緑葉であり続けようとした僕達は
....
果てでは
混ざりあう灰色が
涎を垂らしている
むらがる夜の下では
性器をひるがえす少女
果てでは
結ばれたはずの日々も
きっときれいにほどけている
見なかった夢を見るこ ....
あとかたもなく崩れゆく遠い果実を見つめている
Hのしろい指がりんごの皮をむく
どこまでも切れることなくつづく紅い航跡はこの星を
ひと回りしてわたしのからだのやわらかい節々にから
みつく
....
何処の世界へ行きたいですか?
花がたくさん咲いてる世界ですか?
笑みが溢れる世界ですか?
愛される世界ですか?
本当に行ってみたい世界は?
行ってみたいのは 差別のない世界
行って ....
人間たちに悟られないように
今日も歌を紡ぐ ソングバード
奏でる葉音の揺らぎ
今日も歌を紡ぐ ソングバード
惚れた腫れたの茶化しは無視して
思いっきり歌を歌おう
棲みなれた緑のエリア
....
きつねがお嫁に行った後の
雨上がりのボンネット
ワイパーでいっぺ ....
ロッピーありますかロッピーはお持ちですか?って毎朝毎朝うるせぇんだナチュラルローソンの山下(キレイ系かつコワイ系。もし結婚とかしたらこづかいの最後の一円 ....
遠くの岸辺を見つめていた
それが美しいと思って
そうやって この岸から かの岸へ
水辺の鳥にまたがって旅人となる
近くの岸辺を歩いていた
ここが息苦しいと思って
そうやって この岸から ....
今はね
ヒトノチカラを
信じてみようと思うの
これまでは違っていたけれど
そうしたら
変わると思うの
この空気の流れも
何かと一緒に
強い既視感
分かち難い女神との邂逅
始まりの予感
でもKさんには彼氏がいる
関係ないやと嘯いてみる
俺にも明日がある
どうなるかはまだ
これからの事
誰にもわからない
存在感が確かな ....
上手に絵を描こうとしても
それが思い通りにならないように
ある夜夢の中で素敵な未来を見てしまったら
現実的な未来を考えることは
遥かに遠い星に辿り着こうとすることに似ている
誰にも約 ....
忘れてください
なんて思ってもいないのに
やっぱりいいです
なんてごまかしてる
言えない言葉ほど
私にとって大事で
言えないからこそ
ずっと想い続ける
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