忘れられないものを抱きしめると
思いのほかウェットで
涙まみれに崩れて僕の服を濡らした
夕日の差し込む児童公園と
ブランコの作る影が
混じりあって溶けて
瞳からあふれ出す

ジョバンニ ....
あなたはきっと

私が敷いた
カーペットの上を歩いて

私の傍まで来る





一歩を踏み出したのね

遥か彼方に延びる先に

ずんと
重さを感じたの



 ....
月の裏側には

闇ウサギがいるんだよ

絶対誰にも見えないんだ

これは月の秘密


僕の心の裏側には

いったい何がいるでしょう

これは僕の秘密


秘密がある方が ....
疲れ果て眠りから覚めた瞬間

流星群を思い出した

せっかくならと 急いで

山へ向かい 車を走らせた

そこにあったのは

いつも見上げていたのに知らなかった
 ....
なう

君が例えば悪人であれ 分かりっこないんだ
それと同時に 君が秘めてる悲しみとかもね
友達だと思うよ そんな曖昧な感じが落ち着くね
君も僕もきっと 踏み込まれたくない領域を持ってるから ....
小指が気になる

今日この頃



なんかいいな

かわいいな



遠くでも

よく見えてたから

寂しくなります






(不思議な話)
 ....
咽がカラカラよ
潤う体とあがる呼吸に
甘く香る枕が湿ってく


ください、くださいと
髪が揺れる

笑う貴方に
私はそっと泣く


震える携帯電話
一瞬目線を向けただけ
無 ....
ふあんていな
子供が
丘の上から
きみをみている

ぼくをみているのかな?
ほんとかな?

きみが首をかしげるたびに

丘の上の子供も
首をかしげる

まるで鏡みたいだから ....
起きたと同時に 
もう嫌 と呟く癖が治らない


今日はからっと晴れていい天気だ
寒いけど


風邪をひいてマスクして 鏡見て
プロレスラーみたいだなって わけわかんないこと言って
 ....
さんさん輝くたいようさん

たいようさんが照らしてる

みどりを色濃く繁らせたり

つきの光になってもみたり

なつかしいから好きなんだ


さんさんさんさんお誕生日

今日 ....
ばかはいいぞ ばかはいいぞ ばかは花見でいいぞ ばかは海水浴でいいぞ ばかは紅葉でいいぞ ばかは雪見でいいぞ ばかは吉祥寺でいいぞ ばかは池袋でいいぞ ばかは西所沢でいいぞ ばかは石神井公園でいいぞ  .... 息子にヘルペスを伝えた物語を母は知らず
娘にアナルセックスを教えた夜を父は知らない
親ほど騙され、裏切られる人間はいない
騙し、裏切る事こそが子の成長の綱領だから

家族とはまことに不思議な ....
夜は美しい絵画だと言って
お金持ちが買い取ってしまった
そんなのはもう
100年以上前のことさ

柴山の駅で降りて
ホームから空を眺めると
雲が動いていた
夕陽に赤い帆は
見えないけ ....
この子は生まれた時から変わっていた。
どう変わっていたかってのは
ちょっと目に分からないくらい変わっている。
何が楽しいのか、絶対に笑わない。
笑わないってのが、また、一つの何なんだが
ニッ ....
爪を切る

快い音が響くたびに
日常の縁から否応なく
寸断されていく記憶

苛立ちの16ビートのリズムを
机の上に刻み続けた爪
つまらない照れ隠しに
痒くもない頭を掻いた爪

 ....
君の手のひらの
大きさと
あたたかさと
少しの戸惑いが

わたしを少しだけ
女の子に
してくれたよ
 一月の火曜の午後の夜八時わが子独り子生まれにけり

 ソプラノの産声なりしその声の耳にしっかり覚えておりき

 生れてより二歳三歳ともなれば家々訪ね共に歩きし
BAKA
 自分がそうだと気づかない、あるいは意識的に気づこうとしないヒトのこと。
 その傲慢こそヒト科動物個体が幸福に至る唯一の道であるとも換言できる。

 もしくは己が惰性の言い訳に使われ ....
今季一号の木枯らし吹き荒れた次の日の朝
あれだけ騒々しかったのが嘘みたいに静まり返っていて
近所の児童公園にはこれでもかってぐらい散り積もった落ち葉

これってプラタナスだよね

比べてみ ....
 
 
(な)

なにもない
なもない
なのはなさいていた

ほかのなにかに
なりたくて
なりたくても
なれなくて

ならなくて
よかったと
なまえもないのに
さいてい ....
終わりたくない昼と
始まりたくない夜が
西の空で見つめ合っているような
そんな色だった

手放したくない光と
受け入れたくない闇が
西の空でせめぎ合っているような
そんな色だった

思いがけない桃色 ....
青空の下

陽射しとそよ風は私を抱き

いつもの道に紅葉を敷き詰め ふと

背中を押した

失意も微笑みも同居したわたしを

おいで と呼ぶものたち

退院日、昼下がり

 ....
きっと傷ついていられるのはまだ甘えていられるせいだ
ぼくは日記のような詩を書いた
それは語彙のない句読点のない作文でもなく詩でもないメモだった
研ぎ澄まされてはいないから宇宙には届くわけもなくて ....
スクランブル交差点

気流に乗って

目が 耳が

わたしの身体が

ばらばらになっていく

わたしだったものが

あらゆる方位に

遠ざかっていく

赤信号

残 ....
普通ってなんだ?
私は知らない
たくさんいたら それが普通なのかな

当たり前ってなにが?
できる人が多かったら
それが当たり前かな

がんばって
がんばっても
できなかったら
 ....
雲に覆われた
夜空を見上げる
なにも考えずぼーっと

空の深さが分からなくて
ただ眺めている

その空を区切る電線と
夜空にぼんやり浮かび上がった鉄塔

風がさわさわと渡る
僕は ....
ぼくは、旅に出る。
そのために
いろんなものを集めて、とりこぼしてきた

仲間はいない。
けれど 不思議と寂しさよりも
傷つける怖さをなくしたことに安堵している

帆をはった船をだそう
この街一番の ....
東京ドームで
ボン・ジョヴィのコンサートがあった
妻が息子、16歳になった息子と
二人で出かけた

妻は20年間
ボン・ジョヴィが来日するたびに
大喜びではしゃぎ回り
コンサートは欠か ....
いやなこと あった
だから いやなこと
書いた 紙に そしたら
いやなこと 書いてたの
見つけた 昔の
いやなこと 思い出した
けれども もう それは
すごくいやなことじゃ なかった
 ....
ジャガイモは茎をとるのが手間なんだそうだ
とにかく人手がかかるから枯れ葉剤を使ってるケースも多いそうだ
つまらねえ話だと思わねえか
そうとうつまらねえ世の中だよ

まるでオレみてえじゃねえか ....
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