きみに降る雨の日を
ぼくは知らない

いちばん、
知らない

余地の
あり過ぎることが
迷子という方角を狂わせて

ときどきぼくは
ひどくさまよう



ついつい ....
彼女を

彼女の生きた証を

彼女の存在を

世界の記憶から消さないで下さい


プログラミング・オレンジ


今や準惑星になった冥王星の
隣に寄り添う{ルビ衛星=カロン ....
病棟の
もっさり八兵衛 我が道を行く
すかっと刈った髪 背筋をすっと伸ばし
九九の暗唱の次は
社会科の勉強だ

でも
八兵衛にはこだわりがあってね

トイレの履物は数ミリの誤差で整頓 ....
とりあえずをやり過ごして
それとなく聞いてみる
そっぽを向いたままのあの花の行方を

君の声を待つあいだ
少しだけ眺めてたのは電線のない空

限りある時間の中で
限りなく近付いて行 ....
  小さな背伸びをしたことがあるか。憧れへ向かって、届かない手をもう
一息伸ばしたことがあるか。


        よせてはかえし、かえしてはよせる、くりかえす吐
息が音列になる。前傾姿 ....
あれ?

好き って

どんな感情だったか分からなくなっちゃった

そこの君、教えてくれる?


君のこと 好き だったんだって

思い出させてくれない?
今月なのは間違い無いのだけど
確か二十日頃だったよね

金木犀の甘い香りは
あのひとの痩せた背中を映し出してくれるようで

ひとたび心離れてしまうと
あれほどに固く結ばれていた思いまで
 ....
終わりは
すべて哀しいものだと
いつかあなたは
示したけれど

確かにわたしは
時刻をひとつなくしたけれど、

なくさなければ
始まることのなかった
時刻のなかで
わたし ....
君の出てくる
夢を見た

別れてから数年
君から終わらせたのに
数年経った今
寂しいのと
連絡が来る

だけど
君の隣には
既に新しい男がいる

君よ
何がしたい
俺に
 ....
 朝陽が
 ただまぶしいから
 目を伏せて
 あなたをみれなかった

 思い通りにいかない日々のわき道に
 ほころんだ
 言い訳の言葉と
 満たされない思いを
 かき消すために
  ....
ゴミタメで、猫を見た。
 僕を見て”ニャー”と鳴いた。
目やにの溜まった瞳を、
三日月に細めて、
僕の足にすがりつき
”ニャー”と泣いた。

ゴミタメで、猫を見た。
 僕のそばで”ニャ ....
じいさんは なにもないところで つまづく 理解のできるアイは要らないし、
理解のできないアイは要らない。

理解のできるアイは飽きるのだ。
自己愛に勝らない。負けてしまう。
ワタシの愛に潰れるアイは、決してワタシに届かない。

 ....
目頭にこびりついた
ノスタル自慰を
擦り落としたら
液晶で描かれた
瑞々しい少年は
皮肉っぽい脂身になっていた

買い置きしすぎた
ファンタ自慰を
解凍し損ねたら
活け作りのつ ....
悲しい歌を忘れられない
あなたがいつか手をのばす
その先に何があるのか
指先は語る事を知らず ただ
まばたきもせずに一心に見つめる
あなたのあの眼差しが欲しいと思う
風さえも忘れる束の間の ....
夜は夜のままずっとそこにあって
満ちていくほんの少し前で静かに息を潜めてる
キミの予感は外れたみたいだ
だから安心して眠ればいい
それくらいのことならオレだってできるよ
だから先に目を閉 ....
コンビニで買ったアイスモナカを
二人で半分こして食べながら
ぼんやりと見上げた青い空

立ち読みした雑誌の記事や
最近見た映画の感想
尽きることなく話をしたね

僕達は別々の生き物だか ....
ふと
気がつけば
むずかしいことばかり
答え合わせを
したがってる

まちがっていないか
不安で
不安で
だけどどれも
ただしいとは
おもえなくて

さまよってばかりです ....
 ちょっとだけ生きてみよう
 明日だけ
 読みたい週刊誌が発売されるんだ
 ちょっとだけ

 もう少しだけ
 今月末には好きなアーティストの歌が発売される
 聞いてみたい
 今回は ....
正直今日の日はえぐれるような1日だった
いろんな意味で
あたしはもっと強くなっていかねばならない
昨日よりももっとぐるぐるめまいがした
あたしはもっと強くならなければならない

 ....
ハズレをひいた
がっかりした反面、ほっとした

出る杭は打たれ続けて
成長期は終りを告げる
尖った角は
穏やかな下流に着いた頃には
すべすべとして
どこにでも転がっていそうだ
まわり ....
忘れてないよ、ただ
少し照れ臭かっただけ
低血圧で高所恐怖症の僕と
渓谷の暖かなこちら側まで
一緒に飛んでくれたのは
君の翼だった

忘れてないよ、ただ
言葉が見つからなかっただけ ....
明日、青い鳥が
素敵な未来が待っていると告げても


私は、信じない


だってキミには羽があるから

気が変わったら
どこかへ飛んでいってしまうでしょう?


だからといっ ....
影を落としたのでしょう
その想いのそばに

闇を忍ばせたのでしょう
その言葉のすみに



誰に伝える事もない
誰に触れる事もない
ついのすみか
 ....
お人好しの楽天家を
気取ったって
些細な石にもつまづく
几帳面
後ろを向きながら
前へ歩いていく
ちょっと湿っぽい
僕らしき僕

典型的なO型気質を
なぞったって
大雑把な素 ....
静かに愛を伝える

この瞬間ほど

大切なもんはない
結婚祝いの掛け時計
箱の中で眠ってた
曲がった針のその横で
若い妻と僕とが笑ってた


今は時を刻まぬ時計でも
思い出一杯刻んでる
僕は写真を取り出して
出窓に置いて眺めてた

 ....
駅前の公園で
大人になることをまだ知らない僕は
彼女の帰りを待つ友達のふかした
煙草の煙を吸い込んで
萎れた茎のような心を直視してしまう
どうしようもないから
雲の多い夜空を見上げた
そ ....
あなたがしんとしたので
わたしもしんとしました。

大きい紅葉が山の中で鬱蒼と茂っていました。

大きなどんぐりもありました。

わたしが笑い転げたのであなたも
笑い転げました。

 ....
昨日の誓いは
はや破られて
気がつきゃ
お天道様
はるかに彼方

朝のラッシュは
既に終わって
お魚さんは
今いずこ

ホテイアオイの紫色が
風に吹かれて滑り去り
むき出しに ....
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