僕はこうしたいって

言わなかった

僕はこうしたい

言えなかった


ぐっとあがってきた

その言葉を

ぼくは殺した


良識と呼ばれている

残酷な刃で
 ....
僕は
ここに愛はなかったと気が付いた

ただ
おもいだしていたのは

夏の
うだるような暑さとビニールプールのゴムの感触

そして
記憶の底に微かに残ったあの子の笑顔

僕は
 ....
きみがすきなものと
ぼくがすきなものは
ちがうから
ちがうから
ちがうから
まじわらなくて、
でもそんなせかいが
とてもすてきで
すてきで、
(だから、それでも)
きみがすきな ....
どこにも行かない日
窓の外を誰かが
通り過ぎる

誰なのかわからないけど
お話
したい

どこにも行かないのに
疲れる
時には宝物でも
いつかお荷物になるのさ
そんな単純な事に気づいていないのかい?

あの日々に第三次世界大戦を防いだ抑止力でさえ
今のとなっては忌々しいと思ってるだろ
でもそんな大 ....
ピアノを弾いてよ
僕の 僕だけのために
君の細い指が白と黒の鍵盤を行き来する
その姿を眺めていたい

ピアノを弾いてよ
僕の 僕だけのために
君の細い指が紡ぐ
愛の賛歌を聴いていた ....
えらい博士の 言うことには
どんなものも
波と 粒とで できている
らしい

熊のカップも
澄んだ氷も
揺れるシャツも
あの人の拳も
みんな 波と粒 なんて
私には とても 信じら ....
公園でパンを
食べていると
Justiceと書かれた
Tシャツを着た
欧米の人に叱られた

大地にパン屑が
こぼれているじゃないかと
顔を真っ赤にした
欧米の人に叱られた

夕方 ....
「取れないのよ」
薄紫の煙草のけむりのような輪を
月桂樹の冠みたいに
ぐるり と頭にのせて
隣りの席でカノジョがボヤいている


アノヒトのことが
頭から離れないと言う


そう ....
しらしらと騒ぎつづける常夜灯。白ちゃけた腕と、シーツと、骨と。




言葉なく羊の群か葬列か 食堂へ並ぶ人々の背中




膏薬を塗りたくっても痛いまま白いカルテと暦を散らす
 ....
はじめてのマニキュア
はじめてのアイライン
はじめてのチーク

似合うかな、 変じゃないかな

はじめてはワンピースで
待ち合わせは少し早めに
おろしたての靴を履いて

気合い ....
おなかが痛くて
おやすみしたという娘が
しょぼくれた眠い目を
こすりながらくれた
カカオ

バレンレーの日と
君が言ったから
誰がなんと言おうと
今日は
バレンレーの日

あた ....
西大路さんと東大路さんにも同じチョコ贈りました。
三個のうち一つは激辛ハバネロ入りのチョコレートです。
放課後、「誰が食べたでSHOW?!」を開催します。
女子みんなで誰が食べたか当てて盛り ....
靴箱に ぬか喜びのチョコレイト
同じ苗字のモテるヤツ宛て

この時期は
ダジャレみたいで嫌になる
「千代子」という名 隠す如月

チョコレート一生貰えない手相
生命線は やたらと長い
 ....
別れるつもりで
にこにこしている
もう愛していない
というよりも
最初から愛していなかった
謝っても仕方ないけど
それでもわたしは優しいから
「もう愛していない」
って
お話するつも ....
すいしょうだま こわしたよ
きみのひとみにはいりたかった
くろくてきらきらひかってる
やみのなかのかすかなひかり

なにをみているの
ぼくをみすかして
ほかのだれかをみているの
そ ....
{画像=080522023223.jpg}
君は弟の自転車に乗って
やって来た。
背の高い
肩のほっそりとした少女よ。
二人卒業して
進むべき進路が違った時、
別れる前に
君から手紙を ....
紫色のくちびるを震わせ
熱いコーヒーで暖を取るわたしに背を向けて
あなたはストーブに薪をくべている

見覚えのあるチェック柄の毛布
あなたの匂いを胸一杯に吸い込んでみた

冬の嵐の去った ....
「これ何て曲だったっけ?」
そんな時、いつも君は優しくヒントをくれた



「あの時、どんな気持ちだったっけ?」
相変わらず
君は優しくヒントをくれていたのに



独りになって ....
 
 
 

不安のきえない夜は
こうやって
雨の音を聞くんだ


ひっそり こっそりと


しばらくはやまないよ

焦ったりしないで
明日に追われたりしないで
そこで ....
立ち止まったところに
誰かの{ルビ欠片=かけら}が落ちていたので
拾い上げてから交番に届けようとしたら
持ち主らしき人が
不安を抱えたてこちらへ歩いてきたので
「捜し物はこれですか?」
と ....
虫のいどころでも悪いのか
いつまでも押し黙ったままで
あなたはテレビの画面を眺めるでもなく
そっと箸を置く

テレビのなかには
つまらないギャグに笑い転げる顔があり
テレビのそとには
 ....
笑っている
見下ろされて恥ずかしくなる
毎日は
知らないところで進んでいた
取り残されたような寂しさが
独りぼっちみたいで悲しかった


 あの、
 昼間に薄く青くなる
 広大な陰 ....
 
空をさす小枝のような
父の指に
赤とんぼがとまる
お父さん
声をかけると
赤とんぼを残して
父は飛んでいってしまった
驚かせるつもりなんてなかった
いい年をして、と
笑われるか ....
ほら、ごらん、寒さのなかのひだまりが「僕に帰れ」と言っているんだ

そうだねえ、最後に見たのはいつだろう。街に消される私の影を

その風の強さを不意に迎え撃つ、来たのね、春が、猛スピードで ....
もう、
電気を消してもいいかな
僕は嘘をつかなくていいかな
「人を愛します」なんて
できないこと、笑わなくていいかな
そう思ってるだけでとっくに愛しててもいいかな

僕の愛を決めるのはい ....
ぼくはかなしみと戯れる
踊り狂って つかれた
でもなみだはかれない
さあ ワンツースリー

夜なのに太陽が出ている
あかるい
とてもしずかだ
ぼくは声をおしころす
こんな声 きか ....
いつの間にか
カラオケで歌える歌ばかり
覚えて

いつの間にか
会社に着ていく服ばかり
選んでる


お財布にたまったレシートを
一枚、一枚、眺めて
薬屋、雑貨屋、文具、服屋、ユ ....
 暗い部屋
 止まらぬ思考
 眠れぬ夜

 どうにも本能のみに生きている人が多いな
 僕は突きつけられたベクトルを
 どう処理すればいいのか 分からずに
 途方に暮れている

 時間 ....
お兄ちゃんがまた
女の人に振られてしまったよ
かわいそうに
死んでしまいそうに落ち込んでるよ

幼いころから
おっちょこちょいな人だったよ
がまんしてればよいものを
いつもちょっとかた ....
Wasabi さんのおすすめリスト(1515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
よいこ- まこと自由詩208-2-20
むかし失くしたもの- シャツ自由詩7*08-2-20
色違いの世界- ゆうと自由詩4*08-2-19
どこにも行かない日- チアーヌ自由詩308-2-19
monkey_wrench- maynard自由詩108-2-19
ピアノを弾いてよ- はるこ自由詩708-2-19
りょうしろん- 高島津諦自由詩2*08-2-19
世界について- ニカコイ自由詩24*08-2-19
環状感染症候群- 渡 ひろ ...自由詩18*08-2-18
白い施設- 高島津諦短歌2*08-2-18
precious- はるこ自由詩408-2-17
バレンレーの日- 佐野権太携帯写真+ ...28*08-2-14
2月14日、チョコレートと一緒に- 北大路京 ...自由詩13+*08-2-14
チョコっと- 北大路京 ...短歌8*08-2-14
笑顔の恋人- チアーヌ自由詩208-2-12
水晶- ゆうと自由詩3*08-2-10
恋すること、その我が儘な想い- beebee自由詩208-2-9
拾われたひと- 恋月 ぴ ...自由詩26*08-2-8
この想い、届けたい- Honesty自由詩2*08-2-5
あまおと- caleha自由詩13*08-2-3
出会うこと- 小原あき自由詩17*08-2-1
ささくれたひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*08-1-29
簡単に空を空とは呼びたくない- 小原あき自由詩12*08-1-29
赤とんぼ- たもつ自由詩2908-1-29
猛スピードで、春が- たにがわ ...短歌5*08-1-29
トラスト- 自由詩208-1-27
ぼくはかなしみと戯れる- ゆうと自由詩1*08-1-27
女のロマン- うめバア自由詩608-1-26
ちょっと_寝られない- 山崎 風 ...自由詩208-1-26
お兄ちゃんへ- ふぁんバ ...自由詩9*08-1-24

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