末っ子で、鍵っ子で、角っ子で、隅っ子の僕です。
これだけヒントをあげたんだから、早く迎えに来てね。
恋焦がれすぎちゃって、恋焦がしちゃった。
もしも恋が職業なら、僕は今日でクビだろう。
僕の経営するさみしがり屋は年中無休だよ。
店先にちょこんと座り、君が来るのを待ってるよ。
さようなら、うつくしい雨が消えていく
冬の破片があちこちできらめく街
ささやかに風の模様が刻まれた傘をたたんで
きみはアーケードの中へ姿をくらませた

九十日垂れ流されたクリスマスキャロ ....
明日やりますと言い続けて70年
結構なんとかなってきた
比較的、いい子にしていました
最後の願いを聞いてください
Switchください


今年で70回目の良いお年を
クリスマスは私が ....
よく気にくわないものがあれば
重いとかウザいとか
軽々しく口にする阿呆がいるが

生きていく上で
大抵のことは
重くてウザいものだ

それを覚えておかないと
いつかバチがあたるよ
 ....
庭の木も街路樹もすっかり
葉が落ちさり手をひろげて
雪を待ちかねてざわざわと

さぁ、おいで、雪よ、おいで
歌いながら風を掬い夜を掬い
全身で冬の夜空を受け止めて

君は僕の手をひいて ....
以前、知り合いで
心臓の調子が悪い人がいた
ボクもそうだったから
話がよく合ったよ

ボクは金なしだったが
彼は小金持ちだったみたい
心臓バイパスとかいう手術を受けて
調子が良くなった ....
真意を問いただす勇気がなかったあの夜
心に半分嘘をつきながら歩いた
「騙されてあげるね」と


大江戸線に向かうエスカレーター
後ろから囁くあなたは
想像より無邪気で、ずるい


 ....
君と星狩りに行ったことを思い出す
空が星で埋め尽くされて、金や銀の星が嫌というほど輝いていた
肩車して虫かごを渡し、小さな手で星をつかんではかごに入れていた
ときおり龍が飛んできて、尾で夜空をあ ....
バスを待っていると
昨年死んだお父さんが縄をもってやってきた
電車ごっこの相手を探していると言う
せっかくだから車掌をやることにした

もともと小さいお父さんは
死ぬ前にさらに小さくなった ....
マツモトキヨシの片隅に
僕のマツモトが売っていた
僕のマツモトのはずなのに
どこかちぐはぐで僕には馴染まなかった
僕のキヨシは売っていなかった
僕の、どころか、
普通のキヨシすら売っていな ....
グラウンドの白線、きっと来世は飛行機雲。
白線引いた体育の先生、きっと来世はパイロット。
 落ち葉を探して、歩いて行こう。落ち葉は桜が良い。桜の落ち葉は、花よりも美しい。落ち葉を探して歩いて行きましょう。希望は常に彼方にある。遠くにある虹が大きく、近くにある虹は小さいように、希望はいつでも .... どうしてそんなに一番になりたいの?
映画館の一番前の席は、首が痛くなるだけだよ。
大盛りのカツ丼、君と半分こ。
食べ終えたら、お互い、半分ずつ自供する。
滅びという
言葉を使う失恋の
カルフォルニアより青い青空



あたいより
明るい青を空に見て
そんじゃあそれで幸せになれ


ここよりも心揺さぶる真実の
ねじ曲がる意志 ....
答えを探している

答えは至る所に
極めてさりげなく
あるいはこれ見よがしに
散りばめられているのに

コインを拾うように
極めてなにげなく
自分のものにしてしまえば
楽になれ ....
時間が尽きるって
どういうことなンだろうね

別れの時って
そういうもンだろうかね

昨夜は大変だった
息苦しくて
ふらふらしたし
ただぐったり横たわってた

でもなぜか
清々 ....
なぐさめるなんて性に合わないね
お酒に飲まれるなんてらしくないね
明日は雪らしいよ
都心はてんやわんや
去年はすごかったね
手すりに積もった雪が
滑り台からスルスル下る
でも背の高い花は ....
ひりひり痛いあなたの詩
きょうもひとつ読みました
ズキズキ
ズキンズキン
ヒリヒリ
ピリピリ
そんなことばはベトナムにはないという
家族の痛みも
親子の痛みも
どこの国へ行ってもおな ....
今朝、新聞で見た6文字
「帰還困難区域」

関係ない人だというのに
ふと、ふうっと、ため息が伝いました

だれかの家に残された
食器や、棚や、ドアの傷
スーパーのビニール袋や、プラスチ ....
海は
海でしかなく
ひとは
ひとでしかないはずなのに
定期船に乗って
航路に出ると
なにもかも
忘れ物したみたいで
空っぽになったわたしは
地球ではない地球のどこかへと
まっすぐ
 ....
人生はネバーエンディングストーリー
地球は公転と自転を永遠に繰り返すわけじゃないのに

誰も知らない哲学がどこかの惑星で
発掘されるわけでもないのだけれど

僕たちは問い続ける自分に問いか ....
ブックオフでうっかり見つけてしまったそのアルバムを購入したわけは
まさかあいつらがベスト盤を出すなんて、と困ったように笑ってた
懐かしい男のことを久しぶりに思い出したから
「こんなのパンクじ ....
私の
主語を探している

大風の通り過ぎた日の
夜半の
灯りの絶えた
あはれなる街を歩けば
たれかそこに居て
ついて来ないか、と
私を誘う気がしてならない

夜に旅する
物の怪 ....
転がり落ちる球を見ていると
途中で坂を下っているのか
坂を登っているのか
見ていて分からなくなった


見上げると
秋の光があって
黄色い光が踊っていた
自分の人生を想う


 ....
【なにもかんじない】

まるで レストランのパラソルが風であおられたみたいに
ツツジの花びらが一斉に 空に浮かび上がると
のこされたのは雌蕊です  少女のままのこころです
はなびらを失った代 ....
なんだかとても無意味で下らない詩を




今これから書きます








というのも本当は



閃いたけど書きた ....
ときどき旅に出る
バスあるいはロマンスカーで

目的地を通り越して
家に帰るために

ごくまれに家出する
抵抗あるいは革命のために

気恥ずかしい迂回の末
家に帰るために

 ....
Wasabi さんのおすすめリスト(1515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
っ子- クーヘン自由詩3*20-2-13
クビ- クーヘン自由詩2*20-1-18
さみしがり屋- クーヘン自由詩12*19-12-29
Spring_Can_Really_Hang_You_Up_ ...- ホロウ・ ...自由詩3*19-12-28
Switchください- kawa自由詩3+*19-12-28
バチ- HAL自由詩7*19-12-27
冬を歩く幻想- 帆場蔵人自由詩519-12-22
心臓の悪い人- パン☆ど ...自由詩3*19-12-19
- AquArium自由詩319-12-13
星狩り- 山人自由詩14+*19-12-8
ほくろ- たもつ自由詩819-12-3
マツモトキヨシ- たもつ自由詩419-12-2
来世- クーヘン自由詩4*19-11-3
落ち葉- おぼろん自由詩10*19-11-2
一番- クーヘン自由詩6*19-11-2
カツ丼- クーヘン自由詩7*19-10-31
それは、デメキン- 秋葉竹短歌519-5-5
答え- nonya自由詩10*19-2-21
ありがとう- パン☆ど ...自由詩319-2-9
しんしん- ドライ運 ...自由詩319-2-9
ひりひり痛い- たま自由詩619-2-4
6文字の冬- うめバア自由詩619-1-19
航路- たま自由詩1219-1-9
うた2019- 梅昆布茶自由詩1219-1-8
マニック・ストリート・プリーチャーズ- ホロウ・ ...自由詩6*18-12-9
朝の日記_2018夏- たま自由詩3*18-9-7
転がり落ちる球を見ていた__/___立ち止まっていました- beebee自由詩13*18-9-3
かんじる?__- るるりら自由詩7*18-6-5
なんだかとても無意味で下らない詩- TAT自由詩218-5-26
- nonya自由詩24*18-5-20

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