こんなにぼんやりした
漆黒の夕方は
なんだかとても淋しくて
ただの
友達のはずの君に
優しい笑顔で
抱き締められたくなるのです
きらきら
水の粒が
きらきら
きらきら
光の粒が
きらきら
きらきら
お互い
そうじゃないと
わかってしまった
だから
きらきらに
閉じ込めて
きらきら
もう何も言わないで
きらきら
見つめて ....
君とならんで泳ぐ
それだけ
ちょっとだけ
幸せ
仕事をズル休みして 来てみたんだ
きみが大学時代に 授業サボって
いりびたってた あのマクドの2階
いちばん奥の席
コーヒーだけ頼んで
ぼくも同じ席に座ったんだ
そっと ....
誰だって あって当たり前なんて耐えられない
誰だって なくてはならない存在でありたいから
互いを伝えあうんだよ それを 選んだんだよ
与える 与えられる その繰り返しなんだね
理想は気配を ....
愛にカタチがないのはね
きっと カタチがあったら 壊れてしまうからなんだよ
夏のあいだ
お世話になった
空色のパラソルとも
今日でしばらくお別れ
このパラソルの下で
誰かと笑ったり
ひそかに涙を零したり
けど
新しい季節が
もうすぐ来るのだも ....
心配そうに見つめる 君 「大丈夫だって」
言い聞かせるように繰り返していた あのとき
なんで 素直に 「ありがとう」って言えなかったのかな
隠してばかりだった 隠していれば強くなれると思って ....
そして
君が去っていく夢を見る
その思いは
永遠ですか
木陰からこっそりと見上げた夏は
誰に不満を言うこともなく
うらやましかったのは
その青さでした
雲を拾いたい
海を見上げたい
....
最近、
あまりにも些細な
イヤナコトに気を取られ過ぎて
イライラしていたかも知れない
ちょっと先の夢を追いかけ過ぎて
足元が覚束なくなっていたかも知れない
....
約束をした、あなたのことを。
ずっと待ってました。
待ちくたびれて、
待ってる理由を忘れました。
繋ぐ指は、一つしかありませんでした。
あの日見つけた
二人の道
先に諦めたのは君
でも、君の手を離したのは僕
迷って
悩んで
それでも
二人
ずっと一緒だと 思ってた
いつからだろう ....
いやもう
わかったから
君のダンスは
なかなかのもんです
わかったから
もう寝なさい
水中ではうたもうたえない
だけど泣いたってわからない
ささやかなゆれはわたしの体温になって
さかなたちの集うよるがくれば
ふやけた指先からあふれていく
あらゆる目線の延長上 ....
そらへ。
そらへ。
たかく。
たかく。
とどけ。
とどけ。
隣の部屋に 弟と 女の影が吸い込まれ
床がきしむ音がする 蛍光灯の紐が揺れる
少し大きいボリュームで B.G.Mをかけてれば
話しは しづらいだろう マスキングのつもりかな
あの ....
そばに居て下さい
底無しの池に足をのばして
反射する 怠惰に
一滴の 涙をこぼした
そばに居て下さい
眩し過ぎる光でも
底無し池の中でも良い
こうして向かい合って
....
即興の 言葉に
真実を 認めて
行き着く先を
曖昧にしたまま
四 百 四 病 より
タチの悪い
病を患う
心に響くモノに
出会った時、
あなたを呼んでしまうのは、
ふたりでわかちあいたいからだと
思うんです
わたしのともだちに
こにし なな
と、いうこがいました
わたしは、あめあがりのそらがだいすきな
そのこを
こにじちゃん
と、よんでいました
こにじちゃんは、とってもロマンチックなこで
....
言葉が白くなる
その言葉はもともと
愛や夢だったのかもしれない
確かに今まであったものが
消えてゆく
忘却とともに
蓄積が始まってゆく
過去が現在へと結ばれる
言葉が白くなる
そ ....
白い肌 黒い髪 紅い唇
細い腕 長い指 甘いくちづけ
全部奪いたい 独り占めにしちゃいたい
全部奪いたい 独り占めにしちゃいたい
幼そうに聞 ....
何でまた
そんなところで
がんばっているの
あえて困難に
立ち向かっているの
それも
たった一人で
あるひとが言った
世の中の戦争は
おとこが起こしたもの
おんなには罪の無いはなし
そして
ほかのあるひとが言った
そんなおとこを産み
育てたのは
わ ....
朝が来たので洗面台で顔を洗っていたら
排水溝の中から声がしたので
どうしたのですかと尋ねると
流されるままに生きていたら
ここにたどり着いていましたと返事があった
申し訳ないですが僕は時間が ....
あのひとは
きいろいマーガレットのように
あたたかく
あのひとといると
わたしは
日だまりで眠る
ネコのようだった
花を飾って
思い出して
花を飾って
あのひとにも日だまりを
ご機嫌斜めの横隔膜と 瞼の重そうな君を横に
見上げる夜空は格別で でも素直になれなくて
まだ ちゃんと 見つめられないでいる
幸せになる方法 愛の確かめ方
平和への方程式 煩悩の消しかた
....
目の届かないところで 何度も僕は殺されていた
気づかないままでいられたら まだ歌を唄えただろう
誰が見るわけでもないのに 淡い紅の線を引いていた
覗き込む鏡もないのに どういうつもりでいるの ....
淡い淡い想いが
空にとけていく
人は
一人では孤独にはなれない
もし人間が
最初から自分だけだとしたら
孤独という感情が生まれることは
ないのだろう
孤独になれるのは
多くの他人の鼓動と呼吸とを
ぶつけあい
....
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