裸足で歩いておりましたら
誰か聞き覚えのない声で
僕の名前を呼ぶのです

立ち止まり振り向くと
そこには小太りの
白いワンピィスを着た
婦人が一人おりました

もうすぐ雨が降るから
 ....
{引用=
ねぇ

あぁ

なんでもない

ホント なんでもないんだ

やましいことは なにもない

そういうことじゃないんだ

でも 聴かないほうが良いよ

聴かないほう ....
おはよう と言うよりも先に
十二歳になったよ と
報告をする朝
きみはまだ翼の下
生まれてきて良かった? の問いに
素直に微笑む
きみのまだ知らない
悲しみと苦しみ 
平坦な道のりを願 ....
溶けてしまいそう


目の前に広がるあおに
飲み込まれてしまいそう

あぁ、あおには
果てしないものが多いね


それが羨ましくもあり


悲しくもある
なあ
おまえがいないと
おれは飯も炊けなくて
酒の相手もいなくて
洗剤の量もまったくわからないし
だいたい
おれはバター派なのに
あの買ったばっかりのマーガリンどうするんだよ


 ....
 ある日突然 捕らわれの身となってしまった小鳥


昨日まで あの大空を飛んでいたのに
 今は 小さなカゴの中

   何が起こってしまったのか よく分からないけれど

 ただ
   ....
小さな頃に見上げた木
いつの間にか光に消えて

ぬるい陽浴びたシロバナも
今では姿を見かけない

手を出しては駄目なのよ
掴んで壊してしまうから

ほらね。

雲よりはかない水に ....
煙草って

吸ってる人より、その周りにいる人の方を

早く殺すんだって。


嗚呼、それでもいいなって思えるの。


貴方の煙草になら

殺されてもいいって

そう ....
生産されるのよ
何体も、何体も、何体も

「はい」しか言えない仲間が
何体も、何体も、何体も


「私は、人間として、生きたいの」


君はそういって、自分の殻を破ったね


 ....
空はいつからか
うそをつくことを忘れたようだ






また 冬に近づいた







寄せ集めた言葉で
とりあえず冬を迎える準備をした






 ....
おめかししてまいりましょう
からす瓜もほんのり色づいて
アザミの花が熱いため息ついたから
あなたに逢いたくなりました


おめかししてまいりましょう
赤いカエデに負けないように
くちび ....
君がくれたものなら 唇に隠しておいた
手紙にするには 言葉が 足りなかった
誰かが逃がした涙 誰のもか僕にはわからない

今日犯した罪も 明日には覚えていないだろう
書き換えのきくルールに  ....
わたしのものだっていうなら
わたしのものにしちゃいたいけど


わたしのものだっていわれたって
あなたは人間だから


行きたいところもあるでしょう
出張先で接待をすませ

ホテルで仮眠をとると

もう5時のアラームだ

シャワーを浴び

チェックアウト

3時間飛ばして会社にもどる


冬のそんな時間帯が好きです

放射冷却で

町の底には白が溜 ....
猫のながぐつ、なっちゃんは
アヒルのくちびるで
せんべいをコリリ
よくきたね
あくしゅ、あっしゅ


星のくつした、さくらんぼ
唄いながらお絵かき
なっちゃんは、ようせい
(たんぷ ....
一。


 キイチのつめは、はやく伸びる。あたしが知っているおとこの中でいちばんはやく、伸びる。いくらふかく切っても、ものの一週間もすれば、しろくてほそいあの指先 ....
誰かに頼まれて
夜のオフィスに出掛けた。


最寄りの地下鉄の駅は
アールヌーヴォーのオレンジ灯で
ひとがたくさん歩いていた。
あなたを知ってるわ、と 話しかけられ、惑い、通り過ぎる。
 ....
ランチのあとについてきた
小さなニューヨークチーズケーキに
君は幸せそうな顔をしてた

コーヒーの苦みを
よりいっそう素晴らしく思うのは
君が喜んでいるからかな

 鏡の中 はしゃいで ....
図書館の本は
公務員みたいに黙って
読まれる、という役目を
少し怠そうに待っている

田舎の図書館は
どうも品揃えが悪くて
本にも覇気が無い

手に取ってみても
抵抗はしないけれど ....
失われたものは取り戻せない
だから僕らは新しく作る




崩壊してしまった砂上の蜃気楼
それでも僕らは形あるものと信じてた



模倣とインスパイアの果てには
半径1メートル ....
 きれいに片付いた部屋で
 自分の時を戻したくて
 タバコに火をつける

 儚い夢の破片を一つづつ丁寧に集めて
 一つの夢の結晶を作る

 この世に降り立つ以前は
 俺も天使の一人だっ ....
君の声が聞きたくて


携帯電話に手を伸ばす。


リダイアルを使わない。


そんなもの無くても覚えているから。


些細な事すら共有したくて。


すがるように手を伸 ....
だいじょうぶ、って心配して欲しい

わけじゃないんだよ

ただ疲れちゃったんだねって ぎゅっとしてもらいたいだけ

男心がよくわかるんだね、って言われたい

わけじゃないんだよ
 ....
who

おまえは誰だって問われても
わたしって誰なのかな
今のわたしがわたしなのか
ほんとうのわたしは他にいるのか
自分探しの旅路
だなんて聞き飽きた科白だけど
わたしってやつは
 ....
何も起こらない夜に
君を家に送り届けた

何も起こらない夜に
何かを期待していた

何も起こらない夜に
一人舞い上がっていた

何も起こらない夜に
一人で落ち込んでいた

何も ....
社会を うまく泳ぐコツは 凡人になりきること 僕は努力が苦手な人です。
僕は、努力するとは嫌なことでも我慢してやることである、というようなイメージしか持っていませんでした。
努力するということに対して不当なマイナスイメージを持ってしまっていま ....
 なめらかに透き通った朝に降り立つ
 地上の空気は優しいから
 
 とびきりおしゃれして
 愛しい彼女に会いにいく
 昨日の電話の話の続き
 
 見守る太陽ありがたい
 灼熱の青春 ....
ふと孤独を感じた
頭をよぎる悲しい想像
俺の居るべき場所は荒れ果てた荒野なのかもしれない
俺はここに居てはいけないのではないか、と

ふと不安を感じた
疑念の気持ちに心が痛む
真実は残酷 ....
ピアノのあしは楽器を支えているのか
それとも音楽を支えているのか
ギターをかき鳴らす仕草は
そのあしに似て、共鳴する独り言
マイクを持って空を指したとき
ひとはただのマイクスタンドでしか ....
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