本を持ち歩いてる男爵様は、右肘のかさぶたの開け閉めを怠らない。閉めた侭にすると
48時間内に、この彼の帰らないお家、かならず天井から、ふんわやんわやわらかな霧が舞い降りる仕組み。もし南東の書斎がふん ....
高校生のころお気に入りの詩集があった
人に優しく、という詩集だった
わたしはその詩集をずっと持っていたかったけれど
あいにく制服のポケットにはその詩集ははいらなかった
わたしにはあんまり優しく ....
夕方に
いつのまにかテストの点数を消しさられたって
やはり怒っていて
勝手口の裾っぽで兄ちゃんは車を壊して遊ぶよ。
ゴインゴインのシュートだゴキン! 嫉妬シット だネ!
夏の夕暮れの虫たちの ....
花が枯れています
つまさきのところで花が枯れています
名前はわからないけれど小指ほどにちいさなのが何本も何本も
破った約束のような色をしています

ここはせかいのせなかなのだと
あなた ....
誰もが知ってる地球のおもてに

人を殺すほどの理由がいつまでも消えない

かがやくみずべにふたりで着いたら

なんじかんも抱きあおう

傷ついたこころや

疲れた精神

汚れち ....
何かを求める
何かを探す
何かを目指す
何かに恋する
何かを愛する

目的語が明瞭な文章がタイトで力強いように
力強く輝き他人を惹きつける人間は
必ず「何か」を内に込めている

私 ....
空になった子宮は
痛みをともないながら
少しずつ
小さくなっていったけれど
物語はまだ
そこに残っている
気配がした

だれもが
語りたい と
思っていた
産むという行いは
ど ....
あなたが待っていると
思っていた
あの路地の入り口で

殺そうとする全てを欺いて
あなたに会いに行くには
どうしたらいいのかと
             
線路を渡った
       ....
友よ

つらいだろう
さみしかろう

ひとりの夜は
さむかろう

けっして 無理だけは
しないでほしい

キミのことを
たいせつにおもって
いるひとは
たくさん
いるのだ ....
満月か? 14番目の月か?  

星座と月の輝きに見とれて、身体が冷えた


もうパン屋には灯り そろそろ焼き始めるのかな
 
 
煌々と月や星が輝く
夜空が明るいと 真夜中であ ....
盗作するのを見たことがある。
十代の頃 その人は たまたま入った文化部で
たまたま詩集に作品を出す必要にせまられて
それなりに気に入ったものを書き写していた。
非売品の学校の文化祭でだけの詩集 ....
起こすとまだ寝ていた

いまなん時かを教えて

四十五分にまた

電話すると言ってきった

それまであと二十二分ある


そばにいてあたためていいか
 
  夕暮れの喫茶店

夕焼けの陽の
 黄金色
 雲間に沈む
 湖の
 喫茶「シャレー」
 の窓ガラス

 キャンドル・ライトの
 ほのゆらぎ
 秋は去りゆき
  ....
君の ありがとう に

心は桃に色づく

君が使う 数少ないタメ口に

愛おしさが あの波のように押し寄せる



気づいたら 君から

人の愛し方を学んでる。
私の情報は
私だけしか知らない。
いくら説明しても
言い足りない。

親よりも知っている
貴方!でも私ではない。
見方が違うから全くの別物。

神様だけは全てを知っている。
だから ....
ぜんぶ理由があった

理由なんて

意味がなくなるくらいたくさん


さびしい11月

きらきらひかる

水いろの空とか

ゆんゆんわたる


ぜんぶ理由があった

 ....
もっと触りたい
ふわふわの領域を
もっと抱きしめたい
ふわふわの範疇を

手のひらから沁み込んだ
もふもふは一気に
視床下部まで駆け上ると
セロトニンの波に乗って
第3肋骨の裏側に潜んだ
「不」のつ ....
月が好きだということは

ひかりが好きだということです

太陽みたいにどぎつくなくて

月にあたってやわらかく

はねかえってくるひかり

そんなひかりが好きなのです


緑 ....
                大きなまつぼっくり
                拾い集めて
                クリスマスツリーを作るの
                おもむろ ....
週末に会いに行く

海辺でおしゃべりする

夜になる

顔が見えなくなって

月明かりの下

今までより君が見えるようになる

言葉が消えていく。
天空の城からは何でも見えると言う

善行も悪行も
喜びも哀しみも
愛も憎悪も

でも天空の城は何もしない
ただ『目』なのだ

だから
僕が生きようが
僕が死のうが

ただじっ ....
家族といっても母とふたり

小さな箱のような部屋を
小さく切り取ったテーブルに
向かい合うことは少ない

たとえば小さい頃は鍵っ子で
学校から帰っても一人
母は生きるために働くことに懸 ....
 消失に見えて 絶えず繰り返しているもの
 見えなくなったと見せかけて
 心には根深く残っている
 が 全く其処になかった……或いはないものとして
 処理されているもの
 そう処理され続けて ....
君のために
鶴を折ってたり
するんだけど
ねぇ
君は何色が
好きなんだろうか
わたしは
何も知らないんだ
ごめんね
本当にごめんねと
謝ることしかできない
わたしを
憎いと思う ....
つまらない嫉妬と妄想に七転八倒して

別れをきりだしたのはこっちなのに

永遠の愛、なんてものはない

永遠、なんていう発想自体愚鈍なのだ

真実はひとつ、とかいうのとおんなじだ

 ....
知らないうちに
髪の色が変わって
素敵になった君

相変わらず
冴えないままの
僕を見て

少しだけ
俯いたのは
どういう意味なの

あの日と同じ
寒い夕暮れ
またおいてき ....
もしも
もしものお話ばかりで
本当につまらん女です。

単細胞で
能無しで
尻軽で

いいところ
なにかあるのかな
わたし
うちの主人の同僚が
姉さん女房でね
職場でも家庭でも
気を使うんだと
しょげてたそうな

ふむふむ
話を聞いてると
なんだか少し
同僚くんに共感してた

うちは彼とは逆で
主人 ....
激しい雨が降っていた
土曜の昼下がり
娘を塾に送る車中で
便意をもよおした

「お父さんお前の塾のトイレ、借りてもいいかな。」

「絶対ダメ、却下。きもい。」

年のせいなのか
若 ....
親愛なるきみへ
一人で生きていくために
孤独に打ち勝とうと
強い信念に満ち溢れるきみへ
見えない自由を求めて
西へ東へ走り回って
泥水の中を這いずり回って
小粒のダイヤモンドを探 ....
Wasabi さんのおすすめリスト(1515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
からっから- うんち散文(批評 ...2*10-11-30
ポケット- ニュート ...自由詩410-11-30
- うんち自由詩1*10-11-29
せかいのせなか- せかいの ...自由詩1010-11-29
かがやくみずべに- 吉岡ペペ ...自由詩110-11-28
生きるということ- yumekyo自由詩9*10-11-27
産む- 北野つづ ...自由詩10+10-11-27
あの路地で- 鵜飼千代 ...自由詩6*10-11-27
親愛なる友へ- 森の猫自由詩8+*10-11-27
マイナス1.4等星のシリウス- 北大路京 ...自由詩21*10-11-27
なんだろう- 砂木散文(批評 ...6*10-11-26
いいか- 吉岡ペペ ...自由詩510-11-26
「夕暮れの喫茶店」- 生田 稔自由詩5*10-11-26
べたべたらぶそん- 短角牛自由詩210-11-26
世界に一人だけの私- ペポパン ...自由詩3*10-11-25
理由- 吉岡ペペ ...自由詩510-11-25
もふもふ- nonya携帯写真+ ...12*10-11-24
ひかり- 吉岡ペペ ...自由詩810-11-23
クリスマスが来るから- 鵜飼千代 ...自由詩10*10-11-23
でぇと- 短角牛自由詩510-11-23
天空の城- うずら豆自由詩3*10-11-22
家族の時間- ベンジャ ...自由詩9*10-11-22
さようならの横顔- きりえし ...自由詩4*10-11-22
おてがみ- こころゆ ...自由詩410-11-20
男ごころ- 吉岡ペペ ...自由詩410-11-20
おいてきぼり- 花形新次自由詩3*10-11-19
ためいきー。- こころゆ ...自由詩110-11-19
ふーふ- こころゆ ...自由詩5*10-11-18
マザーズダイパー・・・糞迷宮- ハイドパ ...自由詩5*10-11-12
毒入り- 寒雪自由詩210-11-11

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51