乾いた空を見あげて泣いていると
(おとうさん
(あんまりやさしい気持ちになると
(涙がでたくなるんだよ
という

疲れたときは
ふうせんかずらの種をあげる
それから
ビールを買ってあ ....
みなそうだったのよ

誤魔化しに長けた奴を
お洒落さんって
勘違いしてね

マネのマネのマネでも
オリジナルなフリね

♪ウンコチンチンッ

でもまあ
羨ましいよ

 ....
終わってしまったはずなのに
密閉した重い蓋の透き間から
かすかにに甘くたちのぼる


胸の底 荒野の地中から
かぐわしい薫りはゆるゆると漂い
真夜中の片すみにうずくまる



そ ....
あなたの手を、まぶたにうかべる

あなたの手を、まぶたにうかべた

それからそれから

あなたの熱を頬に感じた
ふうわりと、わたしの頬を、撫でていく風


あなたの唇を指先に感 ....
雨が降ったよ 傘をさしたよ

みえたみえた よくみえた


ああ やがてくる別れの予感に

ぼくは抵抗しない

ああ こんなに眠たいのに こんなに悲しい

ぼくはもう抵抗しな ....
愛しています
愛しています

何度でも囁きましょう

貴方が私ではなく
他の女性を見つめていたとしても

愛しています
愛しています

何度でも微笑みましょう

貴方が私でな ....
新しい人が来たので
かじかんだ指を暖めていた子は
背中をまるめてそっと
席を立った

それは
あまりにも静かに行われたので
だれかが席を立ち
新しい人が座ったことに
だれも気づかなか ....
ご飯を食べられないから
せんべいと
ミネラルウォーターだけで
生きてみようと思う
というとあなたは苦笑して
もっとやせるよ
と言うんだった

冗談ではなくて
吐いてしまうのだと話すと ....
わかってたよ

そうだね、
君は優しいから

いつでも君のが
うわてだった



そうだね、
心を許しすぎた

安心しきっていたんだ



わかってたよ

君 ....
生ぬるい図書室での坊主めくりだった
なぜ蝉丸がいちばん人気だったのか
わからない

輪に違和感なく溶け込み
無遠慮にかがんで微笑むあなたの胸もと
気になって
腹が立って
仕方がなかった
雨粒が地面にゆっくりと落下していて
そのシズクに写る果てない未来は
僕をどうしようもなく打ちのめした
一?でも踏み込む事によって現実が駆動していく
刹那程の距離でも僕等は踏み込めないんだ
本 ....
眠れない夜が続いていたのは
抑えられない舌の渇きのせい
肩書きを餌に抱いた女は
体以外預けてはくれなかった

煙草の煙に乗せた別れの台詞も
すべてはシナリオ通りの流れ
このまま誰一人愛す ....
思うのは

私は才能に抱かれたいんだということ


嫉妬もあるんだるんだろう きっと恐れもなしてるんだろう

届かない そんな場所に

女の武器を使って 近づきたいんだろう


 ....
君の笑顔が辛かった

僕に似ていて辛かった


助けてもらう前の僕にそっくりで

聞いているのは僕なのに

君よりも涙を堪えてた


辛いよう
 ....
ねぇ、その懐かしい谷は
いまも風に吹かれているの
そうさ
陽のあたる白いテラスで
あるいは
小さな木の橋に腰かけて
風に吹かれてる
何も変わらない

(かば?
(かばじゃないよ、妖 ....
だれに愛されるわけでもなく 
だれを愛するわけでもない
 
あなたはあなたのままでいて 
わたしはわたしのままでいる 


独り歩くということの 
ゆき場も見えぬ哀しみの 
 ....
秋鮭って捨てるところ無いんだよね
骨や皮まで美味しくいただけるし

そんなこと話してみたら

「人生だって同じだよ」
あなたは秋鮭のルイベを美味しそうに頬張った

だと良いけどね
な ....
うんざりした顔も素敵だね。

切れた顔も素敵だね。

泣いた顔も素敵だね。

とでも思わなきゃ一緒にやっていけないよ。

羨ましい、人の悪口で笑えるんだね。

僕も合わせて、悪口言 ....
白く
抱かれている女の子を見て
きれいだな と思う
やさしくふれられて やさしいことばを感じて
ため息を漏らすの
メロディーのように
たぶん アイラインを落としても
つむった瞼にまつげは ....
お風呂さん、ありがとう
今日もあなたに浸かることができて幸せです
あなたの清らかさとあたたかさが
今、とても尊いものに思えます
わたしは寒いのに裸になりたい
裸になりたいのにあたたまりたい
 ....
どこから降って来るんだろう

幸せなメロディーは

どこから溢れてくるんだろう

悲しみの底に見えかくれする 
わずかな微笑をたよりに
明日はやって来るんだろう

知らなくてもいい ....
 
 
近所の用水路で小さな魚を捕まえた
家にあった水槽に放し
部屋の日当たりの一番良いところに置いた
魚は黒く細っこくて
その頃のわたしは
なんとなくまだ幼かった
 
+
 
 ....
今は
帰りのエクスプレス
成田で別れた
今も焼き付く蛍光灯の真白
新宿駅のホームを踏んだ数なら負けない自信が、ある
薔薇のポートレイト
「デューン・プール・オム」が残る部屋
無邪 ....
チョイスだね

チョイス以外にもう
ボクらの宝は残ってないんだね

むやみやたら
ケツを動かして
ドクドク出すだけ

それともなんだ

よりそって
じんわりね

どちらもチ ....
 
日陰に咲く花の
黒々と生えそろう髪とは対照的に
透けるように肌の白い
女を都会で見かけた

窓越しに
ハンバーガーを食べ
南中する真昼の太陽から逃れ
安堵したように
煙草を斜め ....
拝啓マグロ
この一週間
雨ばかりで
少し嫌気がさしていたところです
海の方はどうでしょうか?
3日くらい
休みをとって
こちらの方に
来れないものでしょうか?
ところで
エミリー・ ....
街が僕を喰らい尽くすから
夜明けまでに気丈な心を買わなくては
働いても働いても胃の袋は満たされないけど
学んでも学んでも空の頭に塵が溜まる

僕は搾取される側の人間だ
恐らく大半がそうなの ....
人が足で
顔を踏みつけ
話しも聞いて
貰えない。

自分は正しいと
思っているらしい
完璧はありえない
仮想大国

洗脳された頭
愛を忘れた言葉
身に沁み込んだ優しさ
規則は ....
存在が耐えられない程軽いのは
存在が耐えられない程重いから
あんまり軽かったら
重しがないと
フワフワ飛んでいってしまうじゃないか

存在が耐えられない程苦痛なのは
存在が耐えられない程 ....
うたなのか がっきゅう会なのか
それとも朝なのに集まりなのか
しばらくの間 わたしは聞いていた
げんきな声を出す すずめたち


 生き抜いてゆくのは大変ですね

鼻をかみながらそう  ....
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