すき。

それだけ。

だめ?

とか

言ってみたいのに。

あのこみたいに。
気付いたら
ダムが幾つも
出来ていたんだ
必要なのかどうかも
分からないような
そんなダムばかりが

川はすっかり干上がって
何も流れていなかった
もしかしたら
 ....
トマトの正しい食べ方は
生のまま
程よい大きさに切って
塩と
胡椒と
オリーブオイルと
酢をかけて
そのまま食べるのだと
ずっと思っていた

どんなに凝った食べ方をしても
これ ....
石畳の路
無数の傘がふわっと咲いた
メレンゲの心が少し浮き上がる
赤、白、青と色とりどりの傘の中を
空から鉱山夫達を乗せた汽車が降りて来る
蒸気を吐き出し、漆黒のボディを捻り、
 ....
雨つぶに擬態して空からやってくる
ひとつひとつを
見逃してはならない

空想がはなはだしいので
傘を置いてきた
今頃は線路をたどったどこかで
だれかのものになっている

夏の身体はよ ....
人はひとりじゃ
生きていけない

支えられなきゃ、
支えてるって自覚しなきゃ、
生きていけない

なのに人は
一人で生きてるような気でいる
当たり前に誰かに支えられてるから人なのに。 ....
SEXはやりたいときはしたいけどしたくないときやりたくもない 私の母は料理が得意
毎日毎食作る。
親父は外食が嫌い。
毎日愛情を貰う。

外の人は
今日のご馳走は何だろう
あ、ニンニクの臭いだ!
肉の臭いだ、魚の臭いだ!と

思って通り過ぎる ....
だれにもしられなくっていいから
だれもしらないうたをへいぜんとうたえるんだ

だれもしらないわたしだけのなまえを
だれかにしられようともおもわない

むせきにんなさけびなんて
だれかにし ....
あれは数ヶ月前の事だ。
僕が毎日酒を飲んで、適当に仕事をして生活していた時に知り合った一人の女性の話をしよう。
その日僕は覚えたての酒をすすきののバーで一人飲んで いた。隣からはなにやら文化的な ....
散歩という言葉を聞いただけで
ちぎれるほどしっぽを振って喜ぶ犬

雨が降る朝「傘を持って行かなきゃ」
という言葉を聞いた傘は

きっと同じように嬉しくてはしゃいでいるのだろう
黙っている ....
エメラルドグリーンの夜なまぬるい風がふたりを近付けている


陽炎を蝉が叫んで揺らめかす 入道雲が乗せてきた夏


わわわわと とおく、ちかくで鳴くかえる まっくらやみでわたしいまどこ
 ....
彼女に「もらい泣き」良いよねと言うと
彼女は「ふざけんじゃねー!」と言われた

このせんべい「賞味期限だ!」と言うと
「ふざけんなよ、何が賞味期限だ!」と怒る。

「お前本当に泣いているの ....
四つ角に生まれた風が
光になって踊っていました
六月の紺碧 空の下
オークの木のどの枝たちも みな夏に呼応して
新緑に色づく

私は、これが最後だと思うのに
あなたは、いつも明日を口にす ....
独りきりの部屋でも燃えるような魂があるよ
ベッドの上で吐き出すように詩にするよ
指先に炎が宿れば
打ち出されるオトとコトバは、音符と休符さ
世の中には君の知らないメロディーや

孤独が ....
あたし型のポリ袋が
ころがってる

あたしは
それを上のほうから
ボーっとみている

あたし型のポリ袋は
律儀でかいがいしく
汗をふきふき
家事なんか
こなしている

それは ....
おっと、ここは船のうえであるというか

ならは、ほれ
釣竿を持て

ほぉら、ほらほら、魚が引いている
竿がつんつん引かれているじゃないか

ほぉら、ほらほら

私が引いてあげよ ....
「君がいなくなった後の話をしましょう」


二人で見つけた、魚の形をした雲
毎日せっせと泳ぎ続けている
月のうさぎはもちつきをして
夏の音は歌を唄い
紅葉は静かに路を染める

 ....
雪降るように桜舞う
薄桃色に輝く道の
向こうの果てに
愛しい愛しいあなたがいた


薄桃色の霧雨
水之色に緑の薫り
ぼんやりとした彼岸の先に
愛するあなたの姿が見える


愛し ....
「もう十分苦しみました」
そして
「これからも苦しみ続けるでしょう」

心の苦しみ 身体の苦しみ
人は苦しみを背負って生きている。
生きるほどに苦しみは増し
私たちを蝕んでいく。

 ....
昔の言葉に生き
昔の言葉に死ぬ
情報が古くなる
最新情報に移る

いつ適応するか
わからない。
いつ必要なくなるか
わからない。

モノの価値判断は
誰にもできない。
幻の平均 ....
{引用=さあ、懐かしのメロディーを歌ってみませう!}
Ferdinand(ファーディナンド)

イングランド代表ファーディナンド
編み込みヘア
何でやめちゃったんですか
マンチェスターのフ ....


電車の中でペチャクチャうるさいケータイ女子高生
出口に荷物を置く同級生
席を譲らない後輩



パシリに走らされている隣の席の子
オゴれと絡まれてるメガネ君
ゴミを廊下に捨 ....
前世の私は花を愛でていた
そんなフリをして無機物を愛していた
それでもそこそこ幸せだった
不味い躯も美味しいと言われた

来世の私は何をしているんだろう?
理不尽な事を言ってるかもしれ ....
月が雲に埋もれてしまうように
儚い想いを隠したくない

宛先のない手紙のように
本当のことを伝えられない


溜め息をついては
言葉を摘んで誰に渡す?

記憶を信じられなくて
先 ....
不満だ不満だ
お題目を唱えるようなおまえの
本当に不満なことはなんだ?


誤認されたアナーキズムでは
破壊があるだけで実りはない
小さな不満が浮かんで消える
何も前には進んじ ....
体で星をつかんで お腹の中で泣いている
明るい画面へ指を伸ばして指をつまらせてる
明るい笑顔になってはやさひらいて

俺は天才を 性交してるよ
みてる空が みてる みてて空がふたつつかんむ
 ....
わたしのあたまの中に恋人がいて
日になんべんも死ぬ

わたしは足がおそいから
いつも置いていかれるんだ
鏡の中の私が抱きしめてあげるってささやいてる

孤独は闇の深まりとともに沈んでいく

私しか見えない闇の苦々しさに吐き気を覚える

ちっぽけな自我が膨らんで膨らんで世界のすべてみたいな顔を ....
つんとする
すねているわけでもなく

つんとする
鼻の奥じゃなくて胸の奥

つんとする
潮風を吸い込んだときに似ている

つんとする
悲しいことが積もったときに似ている

つん ....
Wasabi さんのおすすめリスト(1515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あのこみたいに- 小鳥自由詩310-6-25
ナミダのダム- くなきみ自由詩5*10-6-25
トマトの食べ方- ふくだわ ...自由詩310-6-25
メレンゲの恋- うめぜき自由詩110-6-22
夏至- 橘あまね自由詩410-6-21
ひとり- 平 哉人自由詩110-6-21
タンパク質- ハイドパ ...短歌2*10-6-21
家の母は- ペポパン ...自由詩6*10-6-21
だれも- けさんぼ ...自由詩110-6-21
僕は妖精と会った- 岡崎師散文(批評 ...110-6-21
散歩- ミサイル ...自由詩410-6-21
むっつ_夏のうた- はちはち ...短歌11*10-6-21
ハナビスキ- ペポパン ...自由詩5*10-6-20
夏の風- 月乃助自由詩17+*10-6-20
独りきりの部屋で燃えるような魂- うめぜき自由詩1*10-6-20
あたし型のポリ袋- 森の猫自由詩3*10-6-19
李白先生- いのせん ...自由詩110-6-19
エピローグ- 三奈自由詩410-6-19
四月に見た幼女- 一 二自由詩310-6-19
- izumi自由詩210-6-18
異端児- ペポパン ...自由詩7*10-6-18
ABBAば- salco自由詩4*10-6-18
一日- くろきた自由詩410-6-18
Rain- 黒乃 桜自由詩110-6-18
紫陽花のように- 中原 那 ...自由詩410-6-18
Change_Of_Idea- 寒雪自由詩210-6-18
腹涙- 十二支蝶自由詩110-6-18
白い絵- 因子自由詩510-6-18
月下美人- 三田九郎自由詩2*10-6-18
つんとする- ベンジャ ...自由詩4*10-6-18

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