君と星狩りに行ったことを思い出す
空が星で埋め尽くされて、金や銀の星が嫌というほど輝いていた
肩車して虫かごを渡し、小さな手で星をつかんではかごに入れていた
ときおり龍が飛んできて、尾で夜空をあ ....
バスを待っていると
昨年死んだお父さんが縄をもってやってきた
電車ごっこの相手を探していると言う
せっかくだから車掌をやることにした

もともと小さいお父さんは
死ぬ前にさらに小さくなった ....
マツモトキヨシの片隅に
僕のマツモトが売っていた
僕のマツモトのはずなのに
どこかちぐはぐで僕には馴染まなかった
僕のキヨシは売っていなかった
僕の、どころか、
普通のキヨシすら売っていな ....
グラウンドの白線、きっと来世は飛行機雲。
白線引いた体育の先生、きっと来世はパイロット。
どうしてそんなに一番になりたいの?
映画館の一番前の席は、首が痛くなるだけだよ。
大盛りのカツ丼、君と半分こ。
食べ終えたら、お互い、半分ずつ自供する。
滅びという
言葉を使う失恋の
カルフォルニアより青い青空



あたいより
明るい青を空に見て
そんじゃあそれで幸せになれ


ここよりも心揺さぶる真実の
ねじ曲がる意志 ....
答えを探している

答えは至る所に
極めてさりげなく
あるいはこれ見よがしに
散りばめられているのに

コインを拾うように
極めてなにげなく
自分のものにしてしまえば
楽になれ ....
なぐさめるなんて性に合わないね
お酒に飲まれるなんてらしくないね
明日は雪らしいよ
都心はてんやわんや
去年はすごかったね
手すりに積もった雪が
滑り台からスルスル下る
でも背の高い花は ....
ひりひり痛いあなたの詩
きょうもひとつ読みました
ズキズキ
ズキンズキン
ヒリヒリ
ピリピリ
そんなことばはベトナムにはないという
家族の痛みも
親子の痛みも
どこの国へ行ってもおな ....
今朝、新聞で見た6文字
「帰還困難区域」

関係ない人だというのに
ふと、ふうっと、ため息が伝いました

だれかの家に残された
食器や、棚や、ドアの傷
スーパーのビニール袋や、プラスチ ....
海は
海でしかなく
ひとは
ひとでしかないはずなのに
定期船に乗って
航路に出ると
なにもかも
忘れ物したみたいで
空っぽになったわたしは
地球ではない地球のどこかへと
まっすぐ
 ....
人生はネバーエンディングストーリー
地球は公転と自転を永遠に繰り返すわけじゃないのに

誰も知らない哲学がどこかの惑星で
発掘されるわけでもないのだけれど

僕たちは問い続ける自分に問いか ....
ブックオフでうっかり見つけてしまったそのアルバムを購入したわけは
まさかあいつらがベスト盤を出すなんて、と困ったように笑ってた
懐かしい男のことを久しぶりに思い出したから
「こんなのパンクじ ....
私の
主語を探している

大風の通り過ぎた日の
夜半の
灯りの絶えた
あはれなる街を歩けば
たれかそこに居て
ついて来ないか、と
私を誘う気がしてならない

夜に旅する
物の怪 ....
転がり落ちる球を見ていると
途中で坂を下っているのか
坂を登っているのか
見ていて分からなくなった


見上げると
秋の光があって
黄色い光が踊っていた
自分の人生を想う


 ....
【なにもかんじない】

まるで レストランのパラソルが風であおられたみたいに
ツツジの花びらが一斉に 空に浮かび上がると
のこされたのは雌蕊です  少女のままのこころです
はなびらを失った代 ....
なんだかとても無意味で下らない詩を




今これから書きます








というのも本当は



閃いたけど書きた ....
ときどき旅に出る
バスあるいはロマンスカーで

目的地を通り越して
家に帰るために

ごくまれに家出する
抵抗あるいは革命のために

気恥ずかしい迂回の末
家に帰るために

 ....
命がけで海の深みに潜り
古の眠れる宝を手に入れた男の話
錆びついた鍵を抉じ開けた
宝箱の中には
見覚えのある割れた手鏡ひとつ

結果より過程
得るよりも追求
流離うなら古代ギリシア
 ....
詩や歌のひとつひとつに闇があり、僕はそれらに敬意を払う。


岬の先端に
一羽の越冬燕が佇んでいる
仲間の到着を待って
長い苦闘に
羽根はぼさぼさ
やつれて見る影もない
運命に持ち運ばれたとはいえ
惨めな姿だ
越冬燕は仲間を待ち ....
東村アキコのマンガ
ブックオフ
ジャスコ
夕焼け
半額シール
豊かな香り

いつもの珈琲

70g



数字は

合っているんだろうね

寸分たがわず



日本がなんだか

イヤになるとき

ないですか?


 ....
空は
永久無料のアートだと
思っており
事あるごと
とくに
金のないときは
しょっちゅう
見上げた

きのう 空の神さまが
ずぶ濡れで
訪ねてきて
いや、さいご
身体で払 ....
雪がふったから
好きな人に
電話かけたくなっちゃった

23年前
あの子はそう言っていた

混み合う駅の電話ボックスに並び
かじかんだ手で刻んだのは
公衆電話のプッシュボタン
1回 ....
ズンズンずんと行きましょう。

2018重たいノートパソコン
カタカタと


タブレットではね
文字の感じが変わるよ


明けましておめでとうございます

今年はさっきの
 ....
こんにちは。(これは人工音声です)


ぼくたちは普段生活をしていて、だから電化製品が好きで、きみの名前はコジマで買ったからコジマで、コジマは買いたての頃、すごくカタコトだった。ケーコートーの ....
いつも目にすると じっと眺めてしまうポスターがある

それは古い写真のポスターで

エンパイアーステートビルの建設当時の労働者たちの写真だ

高い高 ....
まもなく 新宿
まもなく 新宿

ぎゅうぎゅうの
中央線 快速 東京 行
8号車 4番ドアに
へばりついてる おれは
なんか
カップラーメンについてる
袋の中の液体スープの気持ち
 ....
佐和さんのおすすめリスト(1535)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
星狩り- 山人自由詩14+*19-12-8
ほくろ- たもつ自由詩819-12-3
マツモトキヨシ- たもつ自由詩419-12-2
来世- クーヘン自由詩4*19-11-3
一番- クーヘン自由詩6*19-11-2
カツ丼- クーヘン自由詩6*19-10-31
それは、デメキン- 秋葉竹短歌519-5-5
答え- nonya自由詩10*19-2-21
しんしん- ドライ運 ...自由詩219-2-9
ひりひり痛い- たま自由詩619-2-4
6文字の冬- うめバア自由詩619-1-19
航路- たま自由詩1119-1-9
うた2019- 梅昆布茶自由詩1219-1-8
マニック・ストリート・プリーチャーズ- ホロウ・ ...自由詩5*18-12-9
朝の日記_2018夏- たま自由詩3*18-9-7
転がり落ちる球を見ていた__/___立ち止まっていました- beebee自由詩13*18-9-3
かんじる?__- るるりら自由詩7*18-6-5
なんだかとても無意味で下らない詩- TAT自由詩218-5-26
- nonya自由詩24*18-5-20
名無しの快楽- ただのみ ...自由詩12*18-5-16
詩や歌- TAT短歌318-5-14
越冬燕- 杉菜 晃自由詩7*18-4-26
東村アキコのマンガ- TAT短歌2*18-3-8
まあ、しょうがないか- よーかん自由詩318-3-7
- もり自由詩4*18-2-14
雪の日、君に電話をしたくなった- うめバア自由詩318-1-26
無題- よーかん自由詩4*18-1-8
コジマ- さわ田マ ...自由詩4*17-11-17
名もなき鼠のように- TAT自由詩617-9-23
中央線_快速_東京_行_8号車_4番ドアが開く- もり自由詩4*17-8-19

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