どんなに難しい本を読んでいたとしても
喜怒哀楽
たった4文字に人のこころは捕われて
(それってほんとだよ
いつになったら大人になれるのかな
つまらないことに腹を立て
投げつけたことばの痛み ....
ぼぼ
ぼぼってなんだか
可愛らしい
でも
ちょっと恥ずかしいことば
りんご
秋は実りの季節だね
りんご
とか
いい感じ
りんご
って禁断の果実
アダ ....
思わず声にしてしまった
ことばよりも
言い出せなかった
ことばの
内に秘められた真実
レンガを幾つも積み重ね
ひとは誰でも
その真実をこころに閉ざしてしまう
日々の暮らしと
日々の思 ....
あなたとおそろの夫婦箸
いまはもう使う気にもなれない
あの頃は愛の姿を信じていた
同じ季節の同じ日々
それでも、素肌に感じる感触は
あの頃とは確かに違っていて
ひとり台所に立てば
化学の ....
コンパクトに映るわたしに
わたしは誰と尋ねても
何処まで行っても、あなたはあなた
としか答えてくれない
(何だかつまんないなあ
こうやって電車のなかでも鏡を覗き
アイラインなんか直してみる ....
手のひらサイズの
ノートを買った
白紙で 綺麗で いい匂いのする
白紙のノート
物語や ミステリーの
ネタ帳にしようと思ったけど
やめた
途中で書くの
....
鍋を洗うのと
お風呂のふたを洗うのが
あんまり好きじゃないです。
そんなに意地になって
突付かなくても、いいんじゃないですかね?
軽く、ちょっと力を加えるだけで
簡単に割れるんですよ
そんなに何度も何度も
先割れスプーンで叩いたって
腐っちゃうか ....
得意料理は
肉じゃがね
どうせウソつくなら
もう少し
なんだろう
オトコの心を掴めるウソを言うといいよ
たとえば野菜炒め
たぶん反応がちがうよ
それと野菜炒めな ....
曜日とかそういうのを
思い出すのが苦手なのは
何もボクの頭が弱いからとか
そういう理由ではないとは思うけど
つまり弱いとか遅いとかいうんではなくて
ただ単に曜日を覚えておくとかそういう ....
何気なしに グラスに注いだサイダー
しゅわしゅわしゅわしゅわしゅわ・・・・・っ
甘い匂いを弾かせながら ぷくぷくと泡を出す
グラスを弾いた
ちりん
もう一度
ちりん ....
しん君は眼が悪い。
だから僕はしん君のお母さんに
人形劇を見るときは最前列まで連れて行ってください
と言われた。
しん君は机をバンバンするのが好き。
でも先生方はしん君のそれ ....
ファーストペンギンは
勇気があるから真っ先に
海に飛び込むんじゃないよ
後ろから迫ってくる
他のペンギンたちに押し出されて
ぽちゃん
こんな感じ
そう教えて
プールに飛び込んだ君を ....
雲はきっと甘い
だって君のなみだは
ほんのりさくらいろだもの
線路の向こうを街がながれる。
中刷りを睨んでる男の前で、
女子高生はケラケラ、
大事な話にまだムチュウ。
ドアにもたれて外を眺めるあのムスメが正しい。
ボクもイヤフォンで耳を塞ぎたい。
....
とうとう壊れた
ボクドラえもん
今日は良い日だった
天気も良かった
行きのバスで
最近話してなかった
ナカマと会話出来た
仕事も順調だった
大工さんのそばで
....
イカシテるよ
最高だよ
幾らした
何分かかった
イケテルって
言うのか
そうか
これからは
なるべくそう言うよ
綺麗な顔だな
傷一つない
ずいぶん器用に
ここま ....
夕焼けはすべてを染めるのだ、と あなたは言った 夕闇はすべてを覆うのだ、と あなたは言っ ....
瞼の裏に
ゴロゴロがある
閉じてみる
小さな円を
眼球で
ゴロゴロが動く
痛みはない
そこにない
ゴロゴロらしい
タバコに火をつけてない
咥えたまま
....
今日は
どんな空を駆けてきたの
泣いた子 笑った子
みんな輝いて 一目散
おかえりなさい
この胸に
おかえりなさい
この温かい胸の、内に
ちょっとさ聞いてくれよ。オレ、マジムカついてさ。
何よ?
ムスメがさ蹴っ飛ばされたんだよ。
え?
電話で、カミさんが。四年生に蹴っ飛ばされたって。
オマエのムスメさんいくつだったけ?
....
いい友達関係にはそろそろうんざりしてきた。僕は彼女が好きだ。自分から告白するのが恥かしくて、僕が何気なく口にした言葉が、彼女の長い告白を引き出した。長い長い、哀しい告白。僕にはどうすることもできなかっ ....
キミは
そのまんまでいいんだ
いいんだ
キミの
そのまんまがいいんだ
ちょっと言うから
少しの間
ちゃんと聞け
いいんだ
キミのそのまんまが大事なんだ
「だ ....
「この花きれいだね」
あなたは美しさの形を指先でなぞると
風の誘うままに微笑み
未だ慣れぬ白い感触を確かめながら
おぼつかない足取りで
わたしの半歩先をゆっくりと歩む
....
「マトスのどちらが好きですか?」
唐突に隣から声をかけられた。
マトス?
僕はコーヒーカップを唇のそばに添えたまま隣の男に視線を向けた。
四十後半、あるいは五十代のくたびれたグレーのスーツを着 ....
なっしんぐよね
なんもいらんの
なんもないのよ
ほしいもん
でなだよ
でなだ
すぺいんごでね
なしんぐって
たぶんだけどね
ちがったっけか?
とっときのばしょ
あ ....
スレが勃っちゃったので
レス着けて
きみにインストールしたら
エラー起こして
ログが精成されたので
責任取ってリカバリーしますm(u_u)m
雨にも弱気
風にも弱気
雪にも夏の暑さにも耐えられぬ
病弱なからだをもち
貪欲で
決して譲らず
いつも誰かに文句を言っている
一日にお菓子二袋と
コー ....
きみは
なにもいいもしないで
ただ
みみをあかくしただけ
それだけで。
ナイーブは年齢と反比例しない
くつろげないオジサンは
パンクロッカーなんかよりナイーブである
口元がゆるんだ女子高生は
ナイーブで商品名を連想してしまうのか
オナニー好きの ....
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