すべてのおすすめ
夏は不透明だ、と思いはじめたのは
考えてみれば最近になってからなのに
ずっとそんな風におもっていたみたいな気がして
どっちなのだろう よくわからない

喉にペットボトルの冷たい中身を流し込む ....
なぜ、と
疑問を投げかけていたらきりが無いのですが
それでも脳内に渦巻いているそれらを
抑えておくのもどうも滑稽のような気がして
連絡帳を出すときにそおっと、
母の書いた言葉の後に慣れないボ ....
真夜中に子供は眼を覚ます、
覚醒する、息を止める
父親も母親も
今日はもう眠りについていた
いつもはもっと遅くまで
呼吸を荒らげているというのに

しん、と耳の中でなにかが残るような気が ....
太陽のオレンヂを借りて
不釣合いなその眼差しを盗んで
下らない闘争に及んで
わたしはもうダメなのだと
おもった

そのうまく回らない舌で呟くきみの
つたなさが好きだったはずなのに
大き ....
あさがきたのだ、とおもった

怖くはないはずなのに
黒いマジックで付け足した生命線だとか
あの頃の小さな記憶が赤裸々に飾られて
油性で強くにじんだそれを
わたしはきっと理解できないのだ ....
酸素をなくしてしまいそうなのです
溺れるしか能のないワタシは
呼吸をわすれてしまいそうなのです

  例えば、
  水溶液に浸っているような気持ちのままで
  ワタシが意識を失ってしまった ....
モリマサ公さんの笹子ゆらさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
不透明な夏- 笹子ゆら自由詩7*08-8-9
先生、質問があります。- 笹子ゆら自由詩14*08-8-6
夜のこども- 笹子ゆら自由詩11*08-7-31
太陽光ときみと眼差し- 笹子ゆら自由詩308-7-28
起床する朝に- 笹子ゆら自由詩408-7-27
そうして溺れ、浮遊してゆく- 笹子ゆら自由詩408-7-22

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する