すべてのおすすめ
うたを綴る
ひとつ ノォトに
うたを紡ぐ
ひとつ こころに
今日の言葉を装い
明日吹く風を纏う

雲に似て
恋に似て
刻々とかたちを変えるその憧憬を
留めるため

小さな引き出 ....
明日を、呼ぶ言葉は
失われてしまった
先程くべた小さな薪が
二人に残された最後の言葉

炎を囲んでいるというのに
横たわるこの夜の湿気は何だ
天赤道上の星の名を詠んでも
横たわるこの
 ....
  (本日の天気・九官鳥曇り)

天気予報士が少しくぐもった声で言った
昨日の予報では
(スズメのち晴れ)
小さなさえずりは 集まって
高音と 空へ抜ける
清清しい朝に撒き餌して
集ま ....
本当にその人のことを
思っていたと言うのなら
何も僕のために
忘れることはない

その人も
かの人も
君の心に刻んで

君が愛した人たちは
僕の魂に出会うための
君の道
僕にた ....
大好きな背中
後ろから抱き締めて
そっと耳を当ててみた

トクン
トクン

君の{ルビ鼓動=おと}を感じて
目を閉じる

トクン
トクン

一定のリズムを刻むそれは
きっと ....
茹ですぎてはいけない
くっついたら離れられなくなる

それはきっと
お互いを傷つけないためだ

それぞれが自立していられるくらいの
芯がなければいけない

あと、塩加減も大切 ....
濁った色の運河を
僕の手が流れていく
腫れ物に触るように
どこか遠慮がちな様子は
やはり僕の手らしかった

妻を抱き
娘を抱き
椅子の背もたれを掴み
いろいろな手続きをしてき ....
あなたをおもうとき
僕は
思う ではなく
想う を使いたい

「相」と「心」で「想」の字
相は「あい」であり「合い」
そして「あい」はまた「愛」である
互いの心でおもうことが
「想う ....
おかゆは1番最後に煮るの

さくらんぼは2番目に美味しいと思う

3番目にって何を言うか忘れちゃった

4番目・・・雲を数えていたの

あの5番目の歌は忘れられないほど

最後から ....
そろそろと気配が生まれてくる
(春の音 春の音)
さらさあさ

今日は曇りのち雨でした
しっとり雨水 雨水

夢でも見ているのでしょ?
ええはい

鈍色の季節にたつ 青く震える幽か ....
またその話か…。

正直、私はうんざりする。何度同じことを言わせるんだこの人は…。私は、兄と一緒にほぼ絶望的な説得を続けていた。

私たちの言いたいことはひどく単純だ。足を悪くしたその人に、こ ....
冷たい雨の暗がりが
ぼんやりと寂しく誘う
私を溶かし込むには
ちょうどいいおおきさで

ほほにつたう
みぞれの砕けた{ルビ飛沫=しぶき}
雲からはぐれた
それも孤独

  いいわけ ....
もしも許されないなら 
この瞳を抉り出して捧げますから
貴方の薬指を飾る石にしてください
 
蝕まれてゆくのはいつも正常な意識ばかりで 
何かを伝えようとするたびに奥歯が軋んで
上手く ....
君の言う単なる恋愛に
僕は幾度となく涙を流してきた



君の言う単なる恋愛に
僕は幾度となく命をかけてきた



なぜなら
そこに世界で一番大切な真実があるから



 ....
少し鼻をあげながら
彼女はハミングする

大きく手を振って
人の目なんか気にしない

悲しいことがあっても


彼女の歩く通りには花屋さんがあって
小さな花がところせましと咲いてい ....
人生を
長い坂に喩える人がいる

きっと僕もその長い坂にいるのだろう
どのくらいの地点かはわからないけど

どうして登るの?
と聞いてみたくて見渡した

登山家みたいな人が近くにいた ....
川沿いに歩いて ようやく
国道まで出た
ぼくたちは、しばしば
夜を迷う
ぼくたちには靴がなかったけれど
それはたいした問題じゃなかった
歩くべき道を
さがすだけの、夜を
迷っていた
 ....
裏庭から
雨音に紛れて
犬が落下していく
音が聞こえる
どこまで落ちていくのか
犬にも僕にもわからないまま
犬は落下し続け
僕は音を聞き続けている
少し傲慢に生きてきて
思い ....
【運転室】

ミステリーツアーの
ほんとうの行先は
汽車の運転手さえ
知らない
 
行先はレール任せなので
運転手は楽譜を前に
指揮を振っている
振りをしているに過 ....
君の残した想い出は
遥か遠く浜茄子咲く北の国で
いつも優しく眩しいほどに輝いて
ここまでおいでと僕の名を呼んでいた


君の残した思い出を
僕は今超えようとしている
越えることなんて考 ....
よく晴れた日の午後
逃げ場の無い闘いに疲れた僕は 
ベッドに寝転がり
重い日常に汚れた翼を休めていた

ラジオのスイッチを入れると
君の{ルビ唄声=うたごえ}が流れていた 

窓の外に ....
悲しみにくれるとき
いつも夕焼けを見つめていた
悲しくて涙が止まらないとき
いつも月が輝いていた

夕焼けの向こう側や
輝く月の世界に行きたくて
行けない自分がまた
やりきれなくて
 ....
悪いのは手
あなたの
私を抱きしめた

悪いのは手
私の
背中を探しあて

ことばとは
たぶん違う生き物が
私の中で
惑う
戸惑う

力強く
さみしく
やさしい

 ....
ぴちゃぴちゃと
水の跳ねる音がして
君が
夜に頷いて

時間
我慢した方が
いいけど
月が
助手席で
背中を折って

ぴちゃぴちゃと
水の跳ねる音がして ....
奪われていくだけで
体の細い先っぽから熱
低い空に流れていく
雲に穿たれた青空

なくなってから知るのだと
ひとは言うけれど
得てすらいないのだ
失う事すらできないのだ

  小舟 ....
右目がポケットに落ちた
左目を瞑るだけで
見なくて済むものは見えなくなったけれど
溜まっていたゴミや砂が入って
右目からは涙が止まらない
あの人のズボン泣いてるみたいだね
と言う男 ....
屈めた背中を ゆっくりと伸ばすように
季節は移り変わる
それは水指に潜む 小梅の性
三寒四温の質感を受けいれては ひとり悦に入る

 
(ああ 春は素敵な季節
(水指の渇望は 
(滴り ....
ブランコから見た空は海に似ていた


悲しみに揺れるように
君はぎりぎりの角度で空を見る

浮かべた涙をこぼさぬように
近づく地面を遠ざけて

君はぎりぎりの角度で
懸命にこら ....
名前のあるものを信じない
だからまず、二人
 名前を捨てた

形のあるものを信じない
美しさだけを模倣する
 {ルビ仄=ほの}かな{ルビ星行灯=プラネタリウム}をとざして

境界をつく ....
背なか 背なか
もたれかかった珪藻土の壁には
真昼の温みが宿り
後ろから
春の衣をふうわり掛ける

あし
足もと
埃だらけのズックの下で
蒲公英は蹲り
カタバミが少し緑を思 ....
ルナクさんの自由詩おすすめリスト(3607)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
うたの肖像- 銀猫自由詩18+*06-2-23
君は、季節をはずれてしまった- たりぽん ...自由詩11*06-2-22
あぁいを_叫ぶ!- 千月 話 ...自由詩12*06-2-21
蒼い蜃気楼- アマル・ ...自由詩4*06-2-21
君にしか聞こえない- 朱華自由詩6*06-2-21
アルデンテ_スパゲッティ- ベンジャ ...自由詩6*06-2-20
とげ- たもつ自由詩806-2-20
おもう- アマル・ ...自由詩7*06-2-20
最後から6番目- ふるる自由詩4*06-2-20
冬の雨- こしごえ自由詩12*06-2-20
継ぐ人- umineko自由詩12*06-2-19
傷、いとしく- たりぽん ...自由詩10*06-2-19
破綻- 落合朱美自由詩22*06-2-19
ラブレターを書きつづけた男の遺言状- 恋月 ぴ ...自由詩32+*06-2-19
ハミングする- ベンジャ ...自由詩5*06-2-18
長い坂- アマル・ ...自由詩906-2-18
朝の方へ走ってください- 望月 ゆ ...自由詩25*06-2-18
落下- たもつ自由詩1206-2-18
MAGICAL_MYSTERY_TOUR- まほし自由詩15*06-2-18
ミラーハウス_(K.Mに…)- 恋月 ぴ ...自由詩18*06-2-17
傷ついた翼で- 服部 剛自由詩10*06-2-16
居場所- アマル・ ...自由詩6+06-2-16
悪い手- umineko自由詩7+*06-2-16
ミルク・ムーン- umineko自由詩7*06-2-16
冬の喪失- たりぽん ...自由詩8*06-2-15
水分- たもつ自由詩1006-2-15
小梅のエスキス- 恋月 ぴ ...自由詩26*06-2-15
ブランコから見た空は海に似ていた- ベンジャ ...自由詩6*06-2-15
二つ折りの恋- たりぽん ...自由詩5*06-2-14
春まだ浅き- 銀猫自由詩21*06-2-14

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121