君にしか聞こえない
朱華

大好きな背中
後ろから抱き締めて
そっと耳を当ててみた

トクン
トクン

君の鼓動おとを感じて
目を閉じる

トクン
トクン

一定のリズムを刻むそれは
きっと今は私にしか聞こえない

そして私の鼓動おと
君にしか聞こえない

そんな“瞬間”が
“時間”になって
“毎日”になって
“毎年”になって

その鼓動おとが止まるまで
ずっとずっと続けばいい


(01:君にしか聞こえない)



自由詩 君にしか聞こえない Copyright 朱華 2006-02-21 14:21:42
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