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の丘に
咲いたダリアの一輪の
唇の頬のうなじの太ももの蹄鉄の
隠された場所の

の丘に
びっしりと生えそろう数億のダリアの一輪の
唇の頬のうなじの太ももの
暴かれた場所の

の丘
 ....
涙が海だと言うならば
貴方の海でおぼれたい
水面に沈みゆっくりと
魚になってしまいたい
そしてあなたの海の中
真珠探してさまようの

涙が海だと言うならば
貴方の海でおぼれたい
波に ....
海の窓に一面咲き誇る、
世代の階段を降ろしているひかりの樹木が、
紺碧の空の濃度のなかを降りそそぐ。
ひかりは、やがて、平坦に引きわけた、
一般という名の岸のなかに、染まってゆき、
見えない ....
月の燃した小雪が
小さな風に産まれて

寝ている黒い土の上の枯れ枝に
微笑んで 触れて行く

土は 春を育むから
そのままでは いられないけれど

幾千億の時間の 今だけ

枯れ ....
ぼくは詩を書きたい

耳を澄ませば
自然の歌と心の響き

今日もまた

朝の散歩をしていると
自然の組曲に出会いました

それは夏の朝とともに始まる

どこからともなく風が吹き ....
加瀬さんの実家にイチゴ狩りに行った
シーズンが過ぎると職場の同僚とその家族を呼び
完熟して出荷できなくなったイチゴを取らせてくれるのだ
妻も娘も毎年その行事を楽しみにしている
昨年も一 ....
音もなく燃える僕たちに
口はいらない

君を抱くこの腕に
月の光が唄う

始まりも終わりもなく
闇の世界に
ふたり
照らされながら
因果応報ってあるでしょ。
アタシの今の姿が前世の報いだとしたら
アタシの前世はきっと絶世の美女だったにちがいない
で、寄って来る数多のオトコを食いものにして
ずいぶん泣かせたんだろうな ....
夜道を一人歩いていた 
道の先に立つ街灯が 
{ルビ辺=あた}りをほの白く照らしていた 

街灯の細い柱に{ルビ凭=もた}れると
地面に伸びる
薄ら{ルビ哂=わら}いを浮かべた 
私の影 ....
ぼくは詩を書きたい

自分の創作は
自分が作るもの以上でもなければ
自分が作る以下のものでもない

今日もまた

朝の散歩をしていると
画家に出会いました

いつも綺麗な風景画を ....
夜明けの街を
一台のインクジェットプリンターが
走り抜けていく

どこからか受信した文字のようなものを
ありったけの紙に印刷しながら
おそらくそれは全力で
疾走していく

雨上がりな ....
にわか雨は窓ガラスを叩く激しさで
海辺の汐臭さをわたしの部屋まで連れて来た
波音のひたひた寄せるテーブルで
いつか拾った貝殻の擦れる音色がする
ハンガーにかけたわたしの白いブラウス
温もりの ....
ぼくは詩を書きたい

人は安堵を求めるために
漂い彷徨う

今日もまた

朝の散歩をしていると
詩に出会いました

丘の上に
ひっそりと石に刻まれた
一編の詩

 人は安堵 ....
生きながら魂となり
死してなお人を愛する

その心は
千年の時を超えて
今も誰かの命に宿る

今宵も
妖しく燃え立つは
情念の炎の
ふたつ みっつ
今夜 私には 
逢いにゆく人がいない 

孤独な夜の散歩者は
アスファルトに響く雨唄と 
ビニール傘に滴る雨垂れの 
二重奏に身を浸しながら 
果て無い雨の夜道を{ルビ彷徨=さまよ}う  ....
ぼくは詩を書きたい

自然がもたらす恵は
人にとって心の糧

今日もまた

朝の散歩をしていると
夏に出会いました

川に沿って続く草花の帯

その中で風が遊びまわる
草を生 ....
朝の空気の
光に濡れた
清々しい香気に、
私の五感はしとしとと沈み{ルビ水面=みなも}をみあげる重く熟した金属の愁い。

空間をよぎる
不透明な視線は、
無知な陽炎となってさえずり虚空を ....
ぼくは詩を書きたい

苦労を積んでも
すぐに忘れてしまうのも
人の自然かもしれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
坂道に出会いました

幼い頃から
学校へ行くとき
昆 ....
岬の先の夕暮れ
小さな星を示して
十光年離れているから
あれは十年前の光だ
と、言う君は
教科書のようだ

でも今見えている星は
そのまま今
の、{ルビ一番星=シリウス}

足摺 ....
ぼくは詩を書きたい

何も気にしないことに
気になるものである

今日もまた

朝の散歩をしていると
ネコに出会いました

目が合うなり
さっと距離をおかれてしまった

嫌わ ....
私の中で水銀が蒸発していくようだ
体温で沸騰して犯されていく肺だ

今日も湿原は私以外のものでできている
鷺の仲間が冷たい水面で啼くのも
空を刺す枯れ草が雲に巻かれるのも
ふいに思い出すキ ....
わたしのカラダ。
植物のツタのようにほそくねじれて、
せかいの天蓋にむけて、
のびていきます。

くるぶしまでのひたる水。
は さざなみのように、
わたしをすくめ。

日のひかりいっ ....
ぼくは詩を書きたい

盲目な心になっても
見えるものがある

今日もまた

朝の散歩をしていると
果樹たちに出会いました

いろいろな棚に
葡萄やキューウィたちが
体を巻く
 ....
ぼくは詩を書きたい

恋人とは自分の鏡
相手の不満は
自分への不満でもある

今日もまた

朝の散歩をしていると
波紋に出会いました

池から
鯉が静かに水面へと浮き出る
そ ....
夜に、わたしは 
はしたないほど口を開けますから 
どうぞそこから私の中に 
入っておいでなさい
 
内側から私を喰い尽くして 
やがて空洞になった私の躰は 
それでもまだぬるま湯ほ ....
笑ってたんだ
笑ってたんだ
きっと
あったかい土に抱かれて
優しい雨に愛されて
まだ見ぬ地上の風に憧れて
君たち 泥んこぼうず達は
笑って
幸せに
暮らしてたんだ
そして 素直に育 ....
どうしよう なきそうだ

いままで あまえていた 

ははの 

せなかから

すべりおちてしまった みたいだ

あんまり

ちいさくなっていたから

なでてあげようとした ....
 *

朝起きて色を塗る
テーブルの上にある
野菜ジュースの中を
遠くまで行くことは
とても難しい

 *

虹を壊し
虹に壊されながら
走る子どもたちの足音が
回覧板でまわ ....
ぼくは詩を書きたい

当然に疑問を抱かないことが当然ならば
疑問を当然とすることが疑問である

今日もまた

朝の散歩をしていると
清風に出会いました

この風は太陽からつくられ
 ....
レインコートを身にまとい
土砂降りの朝をゆく
雨の
一粒一粒は
私の中に入ろうとして

もがく
流れる
つたって落ちる

あなたは
ていねいになぞってくれた
私の中に入ろうとし ....
ルナクさんの自由詩おすすめリスト(3607)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
の丘- ふるる自由詩33+*06-5-29
今度は十文字の涙- AKINONA自由詩206-5-29
遺灰- 前田ふむ ...自由詩10*06-5-29
小さな土の唄- 砂木自由詩10*06-5-29
ぽえむ君−組曲−- ぽえむ君自由詩6*06-5-28
僕たちは声を押し殺して手をつなぐ- たもつ自由詩14*06-5-28
月の光しかない夜に- アマル・ ...自由詩6*06-5-28
末に摘まれし花- 落合朱美自由詩14*06-5-28
街灯_- 服部 剛自由詩11*06-5-28
ぽえむ君−作心−- ぽえむ君自由詩9*06-5-27
夜明けの疾走- たもつ自由詩1006-5-27
E_minor_7th(きざし)- 恋月 ぴ ...自由詩45*06-5-27
ぽえむ君−流浪−- ぽえむ君自由詩6*06-5-27
もののけ- 落合朱美自由詩14*06-5-26
夜の散歩者_〜_反射鏡を探して_〜- 服部 剛自由詩24*06-5-26
ぽえむ君−夏風−- ぽえむ君自由詩9*06-5-26
透過- こしごえ自由詩19*06-5-26
ぽえむ君−坂道−- ぽえむ君自由詩4*06-5-25
星よ、ほしよ- たりぽん ...自由詩1306-5-25
ぽえむ君−癒心−- ぽえむ君自由詩7*06-5-25
おまえらでできている!- たりぽん ...自由詩8*06-5-25
色彩のカラダ- 光冨郁也自由詩706-5-24
ぽえむ君−葉隠−- ぽえむ君自由詩4*06-5-24
ぽえむ君−波紋−- ぽえむ君自由詩5*06-5-24
いかまほしきは- 落合朱美自由詩42*06-5-23
新じゃが- さち自由詩18*06-5-23
せなかをみつめる- さち自由詩10*06-5-23
朝起きて無題- たもつ自由詩1306-5-23
ぽえむ君−清風−- ぽえむ君自由詩7*06-5-23
レインコート- umineko自由詩10*06-5-23

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