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風が
雨を弾く

六月が
雨を弾く

雨が
雨を弾いて
少し
激しくなる

君が
雨を弾きながら
向かいの後者に駆け込んだとき
一本だけ切れた弦が
音階を ....
黒い塊が空を支配し
重たい空から大粒の雨が降る
木々の葉を叩き落すその雨の中で
青空を見つけた

晴れている日なら
青空は当たり前だけれど
今は
幸せを見つけたような気がする

い ....
*プラットフォームから

色とりどりの屋根が遠く連なって
その上を目を細めてなめて
果てに一本の灯台を見つけて喘ぐ

夕刻でも陽は照りつけて
灯台は
小さく真っ白に
発光して ....
街灯で
ところどころ熱病だ
この道では
駐車場まで
浮かされて

君 という名前を僕しか知らなくて
僕の名前も君しか知らないだろう
それが夜の景色の中で
電柱の隙間で影を重ねている ....
ひくく香りは 風の帆を駆け上がり
瞑っているもやの巣の中

はやく運ばないと
息を つのらせてしまうから

どこかに隠れていた
泡の綿帽子が

ささやきを運んでいく
祝いのメロディのなか
少し照れたおまえは
肩をすぼめて優しくゆれている
ななつのロウソクの灯を
遠く、近く
瞳に映して

{引用=
おまえの生まれたときを思い出すよ
(パパ、気絶しち ....
六月の湿度が肩に降りつもる
いつかの唇のように柔らかくあたたかく
黒髪にからみついた結晶
はじけて香る 夕立

銀色の坂の向こう
ちいさな教会の鐘の音がする
ふいに横切る上りの急行
 ....
「観月橋」

せせらぎの音は
いつのまにか、ざあざあと鳴り
錆び付いた欄干が
しとどに濡れる紫陽花の、夜

ここには愛づる月もなく
ただ名ばかりの橋が
通わぬこころの代わりに、と ....
碧いカーテンの中に入って
僕を探して
とクスクス泳ぐ

すいみん
すいみん

君に許した部分が冷たくなる日が
ふと考える
非日常の中の非通知が鳴るみたいに

すいみん

くび ....
 永い永い道を 僕らは 歩いていく
 息を合わせながら 急がずに 手をつなぎ

 甘い甘い朝に 向かって 進んでいく
 肩を並べながら 迷わずに 話しながら

   魔法が解けることのない ....
午後からは雨なので、
傘を持っては出掛けなかった。
昼食の蕎麦屋から出ると、
案の定、
雨が降り出した。

色取り取りの傘が、
街に花開く。
わたしは蔓 ....
  はぐれものは
  ふるさとの名前を知らない
  だから、私の汗ばんだほほを
  冷たい指でぬぐいながら
  細く、薄青いくちびるで
  君が名付ける、それが
  たどり着きたいふるさと ....
弟はいつの間にか
僕の背を追い越していた
身長をたずねると
三メートル五十七センチ
と言って悲しそうにうつむく
明日になれば
弟は遠いところに連れて行かれる
多分頭のてっぺんも見えないく ....
今、会いたい人がいます
否、ずっと会いたい人がいます

会えない時間が
愛、育てるのさ
と言う流行歌が
昔あったけど

これは
会えると言う確約があるから
成り立つもので

 ....
かけ足に過ぎなかった

いまでもそれは
よくみえる


ほろにがい
夕暮れの日を
燃え尽くすには
まだ早い

わからないほどに
からまり続けて
いるからね


 ....
雨に濡れてる紫陽花の
赤が濃くなるその花に
ほのかに光る銀の雨
一つ一つの音を聞く

そこには時が動いてる
膨らみながら進んでる
雫に溜まるその詩は
紫陽花の詩

風に吹かれる紫陽 ....
あなたがいた
ある午後のことを
ただ
あおいビー玉と
して


ふと
体をわるものと認めたら大人になり
わるさがすでにこころに及んでいることに
気付くころには、あ、 ....
犀川の 
芝生の土手に腰を下ろし 
静かな流れをみつめていた 

午後の日のきらめく水面には 
空気が入ってふくらんだ 
ビニール袋が浮いていた 

近くで
ぴちゃりと魚が 
跳ね ....
青空が映った瞳は
力強い光の匂いがする
その目が捕らえるものは
枯れた幹でさえも
息吹きが聞こえてきそうで

夕焼けが映った瞳は
哀愁が漂い
声をかけることすらも
ためらいがちにさせ ....
一番線のホームを
羊の群れが通過していく
海の近くに
美味しい牧草地があるのだ
その後を
羊飼いの少年が
列車でゆっくりと追う

夕暮れ近くになると
列車に羊を乗せて
牧舎へと帰る ....
悲しみの中でしか人は
本当に出会わないのだとすれば
これほどの奇跡はない

眩しさの中で大事なものを見失い
愚かにも己の力と過信する時
太陽の下 
多くのものを焼き尽くしてすべて失う
 ....
なくし物を忘れることと
さがし物を思い出すのは
どこか似ている
{引用=これでおわりかもしれないことが

毎日たくさん響きあっていると知って

目の中だけにある見えない雪に溺れた、溺 ....
長い長い 
夜が明けてゆくよ 
夜行列車で目覚める 
旅先の朝だよ 

寝ぼけ眼を手でこすり 
車窓の外へ目をやれば 
松林の向こうに 
只静かな海は広がり 

振り返れば 
雲 ....
浅い眠りのなかに
潮の匂いと砂を踏みしめる音がして
わたしは海辺にいるらしかった

裸足に海水は冷たくはなく
貝殻の欠片を拾い上げても
その尖った先は指を刺さない

(きっと夢なの ....
 
採石場の跡地を
ヒトコブラクダが
ゆっくり歩く
かわいそうな気がして
コブをもうひとつ
描き足してあげた
耳の奥を覗くと
夜が明けるところだったので
慌てて帳面を閉じた
 
世界が滅びて 
ただ一輪そこにある花を
太陽が照らして

空虚な僕は問いかける

すべてが消えて自分だけが残り愛もない世界で
どうして君は咲いているのかと

花は答えた 
あ ....
今日はしとしとと雨なので
天体観測は中止

傘を持ってこなかったけど
濡れて帰るのは楽しい

口々に喋る子供たち
「ヘビ座、トカゲ座、ミドリガメ座・・・」
ほこりっぽかった道は
黒々 ....
君が僕に触れた
その指先から、ほどけて

僕の身体に巻き付く
見えない包帯に
なってしまえたら、いい


息をする度に
ひらひらと揺れて

いつか、二人の匂いが
一緒になっちゃ ....
ぎんいろの折り紙で
鶴を折る

ぎんいろ
それは
わたし自身を惑わす窓辺の色合い

ぎんいろの街で
あなたとの足跡を探してしまう
例え人違いだったとしても
あなたに良く似た後姿に
 ....
{引用=
 浅い夢に色を塗って
 コバルトブルーの空にして。


 辛いことがあったとき
 一人心の中だけで
 泣けるような大人になるには
 まだ、時間がかかりそうです。


 ....
ルナクさんの自由詩おすすめリスト(3607)
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