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君は 今
自分がどんなふうに立っているか
知っているかい

言葉は 心をあらわし
表情は 心を語っていると
そう 思うだろうけれど



本当に
今 ある 自分を
本当に
 ....
水や峡谷の国の演者が
水や峡谷の音を奏でれば
それが水や峡谷なのか
おまえの水や峡谷はないのか


孤独が{ルビ蠱毒=こどく}になるまでに
自身の何を殺してきたのか
それと ....
月の瞳に
海が映るのか
海の鏡に
月が潤むのか

旅立ちはいつだって
こんな夜の、ブルー

マストを背にした
ひとつひとつの心に
青はなにを
語りかけるのだろう



 ....
明け闇に稲妻
白い栞のように

風は慌ててページをめくる
朝を探している


井戸につるべは落とされて
鏡が割れるように
宝石が生まれるように
しぶきは上がる

あたたかい頬 ....
そこは空かと問うたなら
鳥はきれいに黙して
はばたく

そのたび言葉は
空から遠いわたしの胸を
いやしの為に
傷つける


 幻はまだ
 あこがれとしての痛み

 選 ....
かすかな声でなぞる
あれは面影
うらの林のすきまからみえた
私の亡霊
沈むことのできない舟
いっそうの複音

静かな{ルビ水面=みなも}をもっている
{ルビ自恃=じじ}{ルビ矜恃=きょ ....
 花屋の娘に恋をして 妻に花束を買って帰った
なにも言葉を 落とせそうにない口を ありがとうの唇で塞いだ

 愛人が旅行へ行きたいと言い 出張を装って出かけた
「早く仕事が 終われば日帰り ....
机を叩く音が
緩やかに
固さを帯びていくための、
 
そのプロセスの一環として
私の右手の中には
シャープペンシルが
握られている
 
 
ランドセルの隅で
眠りについた幼さの欠 ....
かつて潔く閉じた手紙は風を巡り
伏せられていた暦が息吹きはじめている

朽ちた扉を貫く光は
草の海を素足で歩く確かさで
白紙のページに文字を刻みはじめ
陽炎が去った午後に、わたし ....
一日の終わる校舎のチャイム。

毎日、毎日。

チャイムは永遠に鳴り続ける。

僕たちは限られた回数だけ。

胸を打たれる。

今日もまた、チャイムが鳴った。

少し淋しげに。
明るく前を向いて 
「365歩のマーチ」を皆と歌い 
両手を振って明日へと歩む 
「あるべき姿のわたし」 
の下を 
「ふぬけたわたし」の亡骸が 
独りうつむいたまま 
低空飛行している ....
雨に吸い取られるように
街から見上げると
あしもとの同心円は
忘れてしまう
私ではないあちこちを中心に
広がる波紋の重なりで
まちは夏の終わりに濡れて
遠い港の潮臭いしぶきまで
思い起 ....
夕暮れのバス停で
鳥になるの、と
呟いたきみの背には
小さく
ほんの小さく、翼が生えていて
ぼくは思わず
溜め息を吐いてしまった
 
砂時計の砂を飲み込んで
時を止めようとしたことを ....
器の
壊し方を知っている
けれどもわたしは
外側にいない

器の
壊れ方をおぼえている
けれどもあなたは
内側にいない


 朝と呼ばれるものや
 愛と呼ばれるもの
 ....
電話番号占いって知ってる?
って唐突の質問
教えてよっていえば
じゃあここに番号入れてと
携帯を差し出すあなた
結果はどう?って訊いたら
明日運命のひとから電話があります、だって。
 ....
隣に眠る君に内緒で
この小さな部屋の片隅を
そっと箱のようにして
宇宙から
切り取って
しまえないものかと

そのドリンクホルダー付きの特等席から
ブラックホールの絶景を望めないものか ....
父が逝ってしまったあとも
私たちは変わらなかった

私は
時々メールを送る

ふるさとの母に宛て
その辺の草木とか
カシャリ、と撮って

しばらくして
母が大げさに
電話をして ....
パスタを食べる手を止めて
とめどなくおしゃべりをつづけるミサキちゃんの隣で
無秩序に放り出された言葉たちが
ひっそりと息をひそめている

深夜のファミレス
心の扉からあふれでた
言葉の行 ....
 
 
やさしみの
さかなが
しずかに
みなもをおよぐ

やわらかな
さざなみは
しあわせなきおくを
みたそうとする

やきつくされたあさ
さいれんがなりひびく
しきはまた ....
さよなら、さよなら、


記憶を解き放って 
遠ざかる夏の
四角く切り取られた 空


枠からはみだした場所では
かなしみによく似た顔の
ぼくたちが
今も、酸欠になっている

 ....
皿をかさねる
どんな料理でも
皿が汚れる

皿をかさねる
指先に祈りを込めて
汚れを落とす

蒸気があがる
床下に壁の中に
張り巡らされた水道管から

私は皿 ....
暑苦しい部屋の中で

ぼくはひとり

蓋を開けたばかりのコーラの

二酸化炭素の泡のように

空気中に溶けてしまいたい



みんみんみん

だれかがないてる
 ....
さらさら、と流れる時間。

アナタと話をしましょう。

永遠などないから。

流れる間。

話をしましょう。

ひっくり返さずに、さらさら流れ落ちたら。

お別れです。

 ....
目から水を飲み
花になり
やがて言葉に
うたになる


数歩のぼる風の音
ひとつひとつの段の上に
しずくを含んだしずくが震え
空を囲む樹を映している


触れてはこ ....
   積乱雲を夕刻に照らし
   今日の終わりの貌
   南南東に流れてゆく
   身代わりの月は
   時々かすみ
   雲よりも遠くで
   私を笑っている

またたく稲妻が呼ぶ
 ....
過去も現在も未来も

灰色うさぎを抱きしめて

この空の下でジャンプ



日常という名のステレオタイプ

要らなくなったものは環境にやさしく

フリーマーケットで ....
こう見えて意外と貪欲なんですあたし

なんてセリフを
後ろのボックス席で女が歌うように言う

大阪
アメリカ村
マクドナルド
午後2時

朝の天気予報での降水確率は80%で
その ....
てのなかにこっぷ
すこしあつでのあおい
そうだがらす
とじこめられたちいさいきほうは
えいきゅうとうどのなかのきぼう
みどりのゆめをみる

てのなかのこっぷ
やわらかでかたいえきたいの ....
 DIVA




 響きのないところに唄は産まれ
  伝えようとしている。

 幾つかはこぼれ
  すでに無くなったのだとして、


 ひとつひとつ、
  朝日に撫でられて ....
心配そうに見つめる 君 「大丈夫だって」
言い聞かせるように繰り返していた あのとき
なんで 素直に 「ありがとう」って言えなかったのかな

隠してばかりだった 隠していれば強くなれると思って ....
ルナクさんの自由詩おすすめリスト(3607)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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赤光- 石田 圭 ...自由詩2907-8-21
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