船をまたぐ
昨日より長くなった分だけ
自分の脚に目盛を入れる

円盤のような声で
おしゃべりをする少女たち
そのフードの中には
いくつもの星が散らばっていて
誰も知らない星 ....
振り解こうとしたその腕の力に
恐れ戦き
声にならぬ悲鳴を上げ
逃げ出そうにも逃げ出せず


生き抜く事は人の本懐であるとしても
手当たり次第しがみ付く執着心は
どうしてこうも醜いのか
 ....
どこに帰るのだろう
などとは問わない
会社帰りの雪道

星だろうと
街灯だろうと
導かないのならば
ただの明滅だ

一歩ごとに
すり減っていくのは
靴底ではなく
今日の賞味期限 ....
彼等は天使なのだから自由に降りてくる
ひとは誰も彼等の姿を見ることができない
彼等に思想はない
彼等は天使であり善でも悪でもない

天使は通り過ぎる
ありとあらゆるものを刺し貫き ....
万華鏡の街は 
おとなのものだから、

子供はずうっと背中丸めテレビゲームして。
僕はそう思う

電脳スペースの揺り籠のなか見る夢はいつも
空腹の味が奥歯に染みて 眠れないなら、朱いめの ....
時々
ドキドキ
疎外された気分に
なって
少し雲をみる
覆われるように
垂れこめている
少しの間包んでくれ

マフラーを巻きなおす
自分だけのページが出来た
生きている
言い切 ....
胸が張り裂けそうで
呼吸が荒くなっても
突き破って
生まれてこないもの

 恋という熱
 握ったその手を
 解き放ち
 旅立ったもの

  あれは影だったか
  角度のみならず
 ....
愛しいと綴らぬ代わり
速達で、と告げましょう

思い煩うこころに替えて
所在の分からぬ神様に
祈りましょう


微かに雪の匂いのする声は
幸福の理由に充分すぎて
零れる音色が
深 ....
針葉の青に誘われて わたしが森に這入ると
ここにも あそこにも 木が立っていて

空からくる陽を 受けとるために
木々は あちらこちらに 枝を伸ばして
地面に影を落としていた

一本の木 ....
目一杯に指を開いて
その間から覗く世界は
少しだけ明るすぎて
いつものように目を閉じていく
はらはらと花の散る道が
視界の端には、何処にでもあった



午前五時
空を埋める目覚ま ....
円盤が
おまえの頭上高くを浮遊する
未確認の淋しさを乗せて
円盤は 氷点下の空を浮遊する
おまえの淋しさを憐れんで
おまえの淋しさに同調して
(いずれも認められていない淋しさ)
空の白さ ....
真ん中が欠けたから
ドーナツ

ビルばかり並んで
空が遠くなった

大通りは渋滞の波
自転車ですべり抜ける


みんな何処へ帰るんだろう


真ん中が欠けたから
ドーナ ....
想いの底辺には 夜がある
底の抜けたコップ
無限の水槽


すべての星に名前をつけることなんてできない 
本当にそう?
挑戦してないのに言うのはなしだよ


目に見える範囲で好き勝 ....
ぼくらはみな、生まれつき、
魔法をかけられているんだ。

その証拠に。

背がのびる。
歩けるようになる。
ことばをおぼえる。

好きな歌ができる。
好きな人ができる。
だれにそ ....
貴方が見ているのは
ワタシの内なるもの

貴方が触れているのは
ワタシの内なる魂

仮想現実に住み着いた
もう一人の自分

心も
言葉も
考えも

想いも
願いも

異 ....
雨や 雪や
青のこども
葉のうら ひたい
金のふるえ


さしのべられた
指のかたち
空の穂になる
うたごえになる


やわらかな
ざわめきの四角
とじこめた色 ....
掴んだ腕に舌を這わせて

気が狂うまで接吻を重ねて

白い肌に爪をたてて抱きしめて

そのまま雪に血を落として





間違ってなんかいない

ただ本能のまま そのま ....
十字架にはりつけられ
{ルビ頭=こうべ}を{ルビ垂=た}れる人に
今迄私はいくつの石を投げてきたことだろう

{ルビ尖=とが}った石の言葉で誰かを傷つけた日も
心無い恋の海に溺れた夜も

 ....
星座になるのは簡単
目を閉じて

時間の数だけ
ふたりを
結べばいいから

星の距離で
 
 
 
僕はペンギンのおなかが気になる
あれはかたいの?
それともやわらかい?

ペンギンがやってきて
僕をみて ほほえんだ
おしてもいい?
ペンギンは駄目だという仕草をして
帰っていった
 ....
神様が生まれた日に
僕は自分の始まりについて考える

蝋燭の炎がゆらゆらと時を刻み
その身体を縮めるようにして
わずなかな明かりを灯している


神様が生まれた日に
自分の存在以外に ....
神さまも
仏さまも
信じてなんかいないけど

マリアさまのメダリオンと
十字架を首から下げてる

初詣に行って
手を合わせたりする

金縛りにあえば
般若心経なんか唱えてみたりす ....
 
 降り始めた雪に濡れながら
 翔る若葉よ
 じゃれて 絡まり
 互いに触れた体の温もりを
 互いの手の平に感じただろう
 彼等は 彼等は

 何処へ行ったのだろう



  ....
糸のほつれた万華鏡が
壊れかけながら空へ昇り
鳥に追われる鳥を隠した


ふるえつづけるふたつのものが
失いながら抱きあいながら
空を光にもどしてゆく


青と金は ....
五十八の石段を
数え終わる頃には
湿気を帯た冷気が
まとわりつく

空が
見え隠れする木立は
小さな欲望が
うごめきを見せるよに
さわさわ
ざわざわと
社の片隅
秘密の場所にも ....
ヘッドライトを浴びて踊る雪は 
しだいに密度を増して
行く手の視界が遮られる

海岸添いのゆるやかなカーブが
永遠に終わらないという錯覚


私たちは
どこへ ....
(今日の日付をつぶやく)
灯台の未来
石段の螺旋をおりていく
水平線はかすかに騒めき湾曲している唇だ

防波堤を渡り
砂浜へと呼吸を滑らせる
ヨットの帆は風に膨らみ
反転した星のように ....
小さな丸いテーブルに
精一杯の気持ちを込めた
小さな丸いクリスマスケーキ

一夜の窓より街の賑わいを見おろすと
そこかしこで肩を寄せ合う恋人達の姿は
語り合う言葉の響きに酔いしれ

ク ....
  皮膚という薄皮の中に
  なまあたたかい
  生がある
  そう思いこんでいる

骨にまとわりつく体を
巡っていく流れに
生がある
そう思いこんでいる

  あなたとつない ....
これからしばらくみんなに会えなくなるのね。
わたし、さみしい。


{引用=みんなってだれ?}

これからみんなとパーティに行くのよ。
とっても楽しみ。


{引用=みんなってだれ ....
士狼(銀)さんのおすすめリスト(1951)
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イヴ051224- 大覚アキ ...自由詩305-12-24
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誰か、ささやけ- たりぽん ...自由詩1305-12-22
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