かくすためだけの
キャミソールに飽きて
このごろは いつも
はだかで過ごしている


夏はまだ
わたしの腰の高さで停滞している


午後4時をすぎると
夕凪に 夏がとけてゆく
 ....
クライン二錠℃ ガーゼ切る風はe蝶choのテーゼ
太陽風の落下傘下で酸化する 賛美歌ルマの3カーヴ×2で緑青
may草の足元LD-ME異相さレル蟻 Suiとテラス(遠景区)
1000の刑が宣誓サ ....
赤いカケラが私の喉に
意地悪くつっかえて
声の出口を奪うのです

飲み落とそうと溢れる唾液は
それも叶わず流れ落ちる
カケラから甘酸っぱさを吸い取りながら

透き通った{ルビ黄金=きん ....
あの子は逝ってしまったのよ
夏の名残の陽射しが注ぐ朝の庭で

何度か苦しそうに喘いで
だけどそのうち眠るように
少しづつ少しづつ
呼吸が弱くなって

愛するみんなが見守る中で
頑 ....
ごらん あれは
眠りの間際の窓辺たち
ごらん あれは
烏賊を釣る船の漁り火
人々の暮らしは在り続けていてくれる

汗をにじませながら
涙をうるませながら
人々の暮らしは在り続けていてく ....
今日もわたしの右手はうそを紡ぎだす。
すらすらすらと動いてくれれば問題ないのに
わたしの右手は面倒で、
気分屋で、困ったものだ。
だけど、それでもわたしはわたしの右手を愛していて
わたしの物 ....
それは眠りながら

君の体を行き交う虫を捕まえて
虹色に光る魚を探したかった

なにかを追ってどこかまできたけど
帰るための電車も小銭もなかったんだ
唐突で従順な世界の中で
僕は自分の ....
あの日を境に
世界は明らかに下り坂に入ったんだ
たとえばさ

えらい人が逮捕される時ってあるでしょう?
あれね
時代劇の捕り物みたいに、突然いっせいに取り囲むってことは
実は ....
朝は青色
昼は赤色
夜は紫色

明け方、虹色
僕は名前が欲しかった

「僕は名前が欲しいんだ」

「うーん、君は『白』にはなれないね」

目の前にまぶしい色があらわれた

「だって『白』はこれだから」



「他に名前はあ ....
好きで 大好きで

いつも一緒にいたい

『どこでもドア』

あったらいいね!

すぐに逢えるじゃん!!
ぽくぽくと砂埃の道を
踵の低い靴で歩く
道端にときおり現れる
柿の木の下で
風に吹かれて和みながら

寂れた雑貨店は
小さなオアシスのように見えた
冷蔵ケースのコーラの瓶の
くび ....
雨の夜は大介を思い出す
悲しくて悔しくて
泣いてしまった夜は
ずっと側にいてくれた
大介はわたしを
甘やかさず
突き放しもしないで
絶妙なバランスで
一緒の布団に寝てくれた
そして
 ....
わたしがもっと上手にうそをつけたなら
あなたを傷つけずにすんだだろうか

わたしがもっと上手にうそをつけたなら
あなたを泣かせずにすんだだろうか

わたしがもっと上手にうそをつけたなら
 ....
ごらん、


イルカが橋を飛び越えて行くよ。
高校生だった僕は
泣いて
泣いて
チンピラに憧れて
チンピラになりたくて
夜の街を歩いていたのです

高校生だった僕は
お金も無くて
遠くに行けずに
ただ地元の真っ暗な商店街を
 ....
男がケンタの二人掛けテーブルに座り
何やら絵を書いている
風体には似つかわしくない童話の挿し絵
雰囲気には似つかわしくない
どこまでも明るく優しい印象の絵


そんな男の斜め後ろで
僕 ....
一夜の戯れ 夢や現つや
うす桃色の 紅のゆくへや

君の御手の うなじに触れなば
わびし心に 月の灯らむ
荒れ野の果ての 草木を分けて
あえかなる身に ....
シャボン シャドー シャトー

エプロンで 涙 拭いて
背中を そっと 撫でる

チョコレート アーモンド アイズ

瞳の中に 写る 私の瞳
リボンを 結び 直して

マイ リトル ....
嵐はつれて来た

雨や風

悲しみや空虚

そして、季節も動かして



ああ、人間は無力だ



西の空、月までが

埋火に

焦がされている
翼を下さい…

天使の軟らかい羽根じゃなくって

悪魔の硬い羽根を…



脆い羽根なんかよりも

確かに君を守ることが出来るから…





翼を下さい…

 ....
 人間の体のつくりを真似て話しながら
 どこにもいない人間になれたらいいのに
 ぼくらは作られたもの
 あと一秒で生まれ変われると日常的に信じて
 浮遊するゼリー
 いつでも ....
目の前の僕に
メールを送る君

いつしか
筆跡も足跡も思い出せなくなる
誠の微笑みより
丸かっこの笑いが欲しくなる

場所の概念が失われる
北海道だろうが
ヴェネツィアだろうが
 ....
「きみのためなら、なんだってできる」
なんて 大嘘吐きめ

映画のDVDを見た感想、終了


「きみのためなら、なんだってできる」
なんて 言われても

格好良い人じゃなきゃ、ときめ ....
ふと、迷うということをしてみて
揃わない手のひらで地図をなぞる
帰る時間になりました、と言われるけれど
本当はどこへ帰りたいのだろう

誰か
夕暮れに誰か
流れていく群れを、逆に擦り抜け ....
下を向いて歩こう
涙が早く枯れるように
とにかくさびしいと
思っても良いですか

誰かに必要とされたいと
叫んでも良いですか

何もない僕だけど
誰かを必要としてもいいですか

誰かに寄り添って
生きてみては駄目ですか
くられ ねんね の
いと しゃみ あんや

ふるぎ おもや に
かえ とぐ そぞろ

にちにち からかむ
てづな の とんぼ

まくり まわし て
けんけん ぽん ちょき

 ....
雨の夜
宙に惑うのは
報われなかった
言の葉の亡霊たち

人を傷つける為に生まれました
見下す為に生まれました
罵倒する為に
揶揄する為に

己に言い訳する為に生まれました ....
せっかく外に出たのだから
妻と娘に土産を買って帰りたかった
二人が泣いて喜ぶようなものではなく
小さな包みのもので構わない
ほんの少し甘いお菓子で
お土産買ってきたよ
あら、ありがとう ....
士狼(銀)さんのおすすめリスト(1951)
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