青い鳥撃った
ソテーして食べた
幸せを体に取り込んで
最高に幸せになるはずが
バチ当たりだと裁かれた
青い鳥撃った
古い猟銃が
俺撃った

青い鳥売った
百万円で売れた
幸せをお金で手放して
めちゃく ....
君の声がどうやって千切れてゆくのか知らない

どうか耳をよせてください
いいやよせないでください

僕はカミキリ虫みたいに叫んだ
その声は成層圏を真っ二つにした
そんなわけない

ど ....
手を伸ばした先に
掴みかけた陽射し
するりと零れ落ちる

温もりが少しあって
冷たさがやって来る
1月の空に投げかける
呟きは喧騒に隠れ

とめどなく詠う詩は
誰かが作ったものだけ ....
日溜まりの青空でダンスを踊る君は
或る日
突然
斑模様の水面となって
5番目のドアを叩き続ける
まるでドラムのように
5番目のドアを叩き続ける
まるで魂の叫びのように

自分が何者な ....
きっとめをつむっているうちに
文字はしずかに
みみのよこを抜けて
みずうみのように
空の低い
やさしい墓地のように
まっさらにひろがってゆく だろう



とうめいなかいだんが ....
学 校 に 行 き た く な く て

初 め て 学 校 を さ ぼ っ た 日

何 を し て い い の か 分 か ら な く て

コ ン ビ ニ で コ ー ヒ ー と パ ン を 買 ....
評論文としての批評を書くにはなにぶん初めてなので、
書き続けながらどういう方向性で書いていくかを決めよう。
そんな適当な意思でもって始めさせて頂きますか。
とりあえず明確に決めている事として、「 ....
日溜まりが好きなこの手の願いはただひとつ

あなたの笑顔を見ることだった
不純物はすべて取り除いて
何度も蒸留した
わたしがいます

つめたい
澄んでいる
淀み
夜のそらそのまま
映しこんでいる
潜りこんできている

そんな部屋だよ わたしの底流

 ....
耳鳴り
それは耳鳴り

眠りの中から
実はもっと前から
絶えず 響き続けて


聞こえない
それは普段聞こえていない

突然に気付くのは
何が原因なのか
いつもわからないまま ....
オレンジの灯火が
ゆらり ゆうらり 
近づいてくる

ながい ながい
階段下りる
鍵の掛かった
つめたい扉

月の光をちょっと借りて
ずんらり ならんだ
古い時計
ティーカップ ....
夜が好き

塗り重ねた紺碧が
恥ずかしい輪郭を
消してくれるから
たやすく嘘がつける
夜が好き

冬が好き

穢れのない雪は
{ルビ男=ひと}を疑う心黒さを
隠してくれるか ....
真夜中の浜辺に独り立つ
君の{ルビ傍=かたわ}らに透明な姿で{ルビ佇=たたず}む 詩 は
耳を澄ましている

繰り返される波の上から歩いて来る
夜明けの足音

君の胸から{ルビ拭=ぬぐ} ....
何かを待つ
ということは
何もしていないことに酷似している
と、感じて
せめて俯いた
アスファルトが好きです、って目つきで


いま
手のひら
差し入れたポケットが
 ....
あなたの黒髪を
巻き付けて
どんな電流を流せば
私は磁石になるのか


あなたのコイルで
包まれて
熱が生まれると
それは法則だ


磁場の中で
迷子になり
熱が冷めても
 ....
牡丹雪の日は君を迎えに行く
傘は持ってゆかない
いつだって
君は雪を掴もうと傘を飛び出してゆくから

町の街灯の下で
やさしい君が待っている
ひっそりと
ゆるやかな呼吸をしながら私を待 ....
生まれたことを
ふだんから考えているかわからないで

生まれたことにささる月影がきれいで
わたしはここにいました

犬が吠えていて
寒くて
でも
少しずつ
結晶になる世界
お母さ ....
くじら 大きな水 おしのけ
くじら 大きな水 のみこみ

くじら 大きな力
およぐ すすむ
海へ 空へ

青い青い宇宙の中
くじら の 確かさ
あなたの胸に
魚群探知機
押しあてて
耳を澄ませて

あと
どれくらいありますか
時間という
さかなたち


あなたの胸に
泳いでいるのは誰ですか

それは
夕焼け雲で ....
1.

かみさまはいるよ、
って 
教えてくれた人は
もうすぐ死んでゆく人だったけど
それは黙っておいた


だって、あいしてるんだ



2.

きのう、かみさまを見か ....
言葉を紡いでいる人がいるという
言葉の繊維を解きほぐし
紙にしたり
糸にして布にしたりしてから
その上に文字というものを書くのだという

最近は、
言葉が不足しているから
誤解 ....
おもいおもいの

願いを

高く



初春の空は

あわく波たつ


望んでごらん
何でも手に入るよ

君が望むなら

君は夢にある小川を望む
切ないほど優しく流れる子守唄のように
たゆたう小川

君は永遠の花火を望む
黒い貴婦人の胸に輝く ....
水圧に耐え得るように
甲殻を得て

暗闇を
当たり前と思えるように
その目を 潰した

正しいと思えることを
ここは深海
届かない砂の底

尾びれを
左右にゆっくりと
振る
 ....
どうぞ、遠くても
椅子など用意しないで
明日と言えない日々のこと
薄くなりそうな約束ばかりで
指切り、唱え続けた数だけ、待ち惚け
長い長い、人の列から落ちる
とりあえずは、笑顔で


 ....
つじつまを合わせようとすればするほど
ずれるのは無理をしているから
そんな私無理をしているつもりはないのだけれど
ため息が出るのがさみしい


自分を偽ることをやめる
それが
磨硝子 ....
ただいまー
あける しめる

ひまやなー
あける しめる

なんかないかなー
あける しめる

そろそろねよかなー
あける しめる

冷蔵庫って僕の何!?
背中あわせに
座った僕たち

手を伸ばして
あなたの手を探る
 髪の匂ひ
 白く柔らかな手
 顔を見たことがない

顔さえ見たことがない あなたの
背の ぬくもり
 夢では ....
眠っている、舟の
漕ぎだすその先の朝が、
眠っている


イメージが形になっていく、その
次の瞬間に
雲は切れ、空の裏側にはおそらく
比類なき明日が
ただ 立っている
としても、底 ....
   本当に悲しい音楽は
   マイナーコードでは
   表現できない
   やるせなくなるくらい
   明るいもの
士狼(銀)さんのおすすめリスト(1951)
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ある夜、響く音- 自由詩5*06-1-7
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生まれたことを- 石川和広自由詩11*06-1-6
くじら- 日朗歩野自由詩506-1-6
魚群探知機- umineko自由詩9*06-1-6
かみさまについて学んだいくつかのこと- 望月 ゆ ...自由詩80+*06-1-6
暗号表- あおば自由詩11*06-1-6
さざなみ- LEO携帯写真+ ...9*06-1-5
望むなら- ふるる自由詩8*06-1-5
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どうぞ、遠くても- 霜天自由詩706-1-5
因果- こしごえ自由詩6*06-1-4
あける_しめる- 日朗歩野自由詩306-1-4
背中あわせに- まどろむ ...自由詩506-1-4
漕ぎだす波の、浅い- 望月 ゆ ...自由詩24*06-1-4
悲しい音楽- 遊羽自由詩4*06-1-4

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