命題
[埋葬:骸骨教会、柘榴と少女]


対話:質問形式

 Q.
『ウミ女神no.10-蘭,p、ラム酒ガ在ル肢
 -ファン..k?..Cake、sn)ト(ow 魔女?』

 A. ....
季節はもう冬支度なのに
たんぽぽの綿毛になるんだと
あなたは言った
過ぎ去った日々を惜しむかのように
ひとびとは
大きな樅の木の下に集いだす
そんな季節に
たんぽぽの綿毛になるんだと
 ....
昨日の雨は
本当に雨だったのかと
疑ってしまう今日の青空

くもの巣が水でできている
土に水玉の花が咲いている

風は冷たいけれど
その風に乗って
タンポポのように
きららふわわと ....
ロシータっていうおばあちゃんは
サンホアンで一番年取ってて
猫にやさしくて
工房の隣の彼女の家には
いつも猫がたくさんいて
使い物にならないボートが
とまっている
 ....
僕の黒いノートの表紙に
ときどき
窓が出来ていることがある
その向こうで
君のかなしみが
淡い落下をいつまでもつづけている
(背景はいつも夏の
 {ルビ誰彼時=たそがれどき}か
 {ル ....
もし 
きみ が ぼく を 
ガラスの水晶のように 
見てるなら 

少しでも指にふれたら 
汚れてしまいそうな 
壊れてしまいそうな 
世にもきれいなものとして 
見てるなら 
 ....
今日より、明日、明後日
舟が古びようと
櫂で水しぶきを描かずにいられない
来週より、来月、来年
からだの影が深まろうと
羅針盤の先を指差さずにいられない
蜃気楼を揺らして
永遠に届かない ....
学生による自殺関連の報道が増えている。
イジメと直結して考える人も多い。
イジメだけが、自殺の原因じゃない。
それでも、殺しが少ないのは、矢張り報道に依る処が大きいだろう。
テレビを見て、「あ ....
おまえが
おまえの母の指を握りながら
泣いていたので
どうしたのか聞くと


おまえは
母の左手の薬指の
銀色の指環を
指ごと握りながら
これが欲しいと
言って




 ....
?.


一日中ひどかった雨も小降りになって
窓から見る白樺の木は
ここ最近やっと葉を落とし始め
冬時間に変わって
六時にはもう日が暮れてしまうようになった
公園の明かりは ....

今宵もまた
お父さん
あなたは咳をしていますね

青い毛布をかけましょう
それはあなたの首元で
小さな海となるでしょう


お父さん
わたしは
あなた ....
新幹線の方が楽だろうに
母はいつも
鈍行列車にゆられてやってくる
孫娘の成長のたびに
少ないけど
と、袋を差し出す指先は
黄色く乾いている

風邪ひいてないか、とか
おまえは季節の変 ....
きみにそっくりな犬が
くさりにつながれていた
きみの名前を呼びながら
頭をなでたら
涙がボロボロ流れて
止まらなかった
やっぱりきみが好きだった
時が動いているから
飲みかけのコーヒーの熱は
どんどん放れてゆく

時が動いているから
人を愛する気持ちが
どんどん高まってゆく

時が止まってしまったら
花は散らない

時が止 ....
今日、久しぶりに実家から荷物が送られてきた

中身を開けてみると、食材がぎっしりと詰まっていた

料理は今までのバイト経験で得意だから

一様レシピと手紙が添えられていたが

自分 ....
ここは田舎町だから
電車の中はいつもの様子
ポツンポツンと
どこに座れば良いのか
迷ってしまう
どうせ辿り着いてしまう

ガタンゴトン
揺れる
窓の外には
見慣れているという
さ ....
半分の月を見ていた

半分の月を見ながら
僕は半分だけ眠りにおちて
残りの半分は現実にとどまった

半分の夢の中では
浜辺に立った自分が
遠くの景色を見つめていた

半分の月を ....
青白い大人達が
おくびょうな大人達が
ぼくらをとおざける
カンバン方式で
育っていく
生まれたことも忘れてしまい
死なないことだけを教わる
正しい生き方だけを教わるから
間違った生き方 ....
 人と人
 巡り合っては
 別れていくもの

 心と心は一つになったり
 はじきあったり

 越えなければならない試練は
 時に僕達を試す

 冷気が身も心も冷やす
 暖かい毛布 ....
戦争を知らない子どもたちが
大人になって
大人の信用を知らない子どもたちが
大人になって
戦争を知らない子どもたちを知らない僕等は
髪の毛が茶色いと許されないなら
携帯電話を持つと許されな ....
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/fs/

全ページと項目のリストは
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/fs/md/li ....
僕はパンプキン
君はハニーバニー
二人で旅をしよう
車に乗せられるだけの荷物と
僕等二人だけを乗せて

キャディラック
ビートル
シトロエン
ワーゲンのバンだっていい
何だっていい ....
                    
?.

まだ葉が落ちない
白樺の上に
黒猫がいる
のを
見ている
うつくしい猫で
目が
とくにきれい
久しぶりだけれど
思い出 ....
君はもう見たのかい?
翼をもった
銀色の馬が
空を翔けてゆくのを
冬はこうして
やってくるのを

君はもう聴いたのかい?
いななくたびに
冷たい風が
地上に吹くことを
冬はこうし ....
風に
どこまでゆくの?
と尋ねたら
 わからないけれど
 吹けるところまで
と返事をして
どこかへ行ってしまいました

雲に
どこまでゆくの?
と尋ねたら
 わからないけれど
 ....
自己 満足
自己 嫌悪
塊 になった
あわれな 僕。

投げ掛ける、
その 他 大勢に
霧 散 する
言 の 葉。

宙 を 掴んだ
風 を 見た
心 を さわった
光 を 信じた
ひどく
曖 昧 な ....
ピエロは
いつも装っていた 
彼のまわりには 
いつも明るい{ルビ日向=ひなた}があるように  

ピエロは 
どうでもよかった 
彼のことを 
まわりの人々がどう言おう ....
中国人の女の子が
俺をじっと見ている
秋晴の真っ青な空の下
バスは
俺たちを乗せて
ゆっくり坂道を登ってゆく
母親が
女の子の目線をおって
俺と
目を合わせ 微笑む
 ....
わたしの中を
夜の明ける方へと飛ぶ
一羽の鳥がいる
同じころ
一羽の鳥の中を
どこまでも墜落する
わたしがいるのだ
その日最初の列車が
古い踏切を通過していく
建物の窓はひとつ
ま ....
買った記憶もないのに
本棚に入っている本というものがある

まるで私の目を盗んで狡猾に忍び込んできた
小動物か何かのようだ
そしてそれは
小動物となることで
本としての役割を ....
士狼(銀)さんのおすすめリスト(1951)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ザクロに関するテキスト- 六崎杏介自由詩5*06-11-22
「さよなら」はもう言わない- 恋月 ぴ ...自由詩50*06-11-21
青空の花- ぽえむ君自由詩16*06-11-21
ロシータ- 水在らあ ...自由詩52*06-11-21
黒いノート- 塔野夏子自由詩21*06-11-19
ガラスの水晶_- 服部 剛自由詩12*06-11-19
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独り言- 虹村 凌未詩・独白7*06-11-18
家族指環- 自由詩26*06-11-18
漂流- 水在らあ ...自由詩32*06-11-18
きえる—父へ、きれぎれに- 吉田ぐん ...未詩・独白1306-11-17
おつり- 佐野権太自由詩28*06-11-17
やっぱりきみが好きだった- たもつ自由詩1906-11-17
時が動いているから- ぽえむ君自由詩15*06-11-16
荷物- DirectConnec ...未詩・独白8*06-11-16
車窓- 青山スイ自由詩6906-11-15
半分の月を見ていた- ベンジャ ...自由詩13*06-11-15
白地図を、ください- たりぽん ...自由詩12*06-11-14
影法師- 山崎 風 ...自由詩706-11-13
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