すべてのおすすめ
子と行きし回転寿司や夏祭り
夏祭り検査の予約入りにけり
夏祭り消息絶ゆる{ルビ女=ひと}想ふ
夏受診余談の混ざるゆとりかな
子の帰るまで採らず置くトマトかな
もぎ来たる真赤なトマト喜ぶ子
食卓の寸時の談笑戻り梅雨
夏{ルビ夕餉=ゆうげ}回転ずしの鮮魚かな
{ルビ外国=とつくに}へ戻りゆく子や蝉しぐれ ....
夏空を仰ぐやけふも降らるるか
樹々{ルビ並=な}べて{ルビ草臥=くたび}れてゐし夏の庭
ニアミスの姉と妹の夏帰省
光線の具合よき朝ジニア撮る
にわか雨竿に干したるままにして
毎日一応投稿しているフリッカーを何枚かみる
こんな素敵なところに住みたいなーと思う写真もある
今日ポイントを入れた一枚はニューヨークの高層ビルを背景に家族四人が噴水の前に立っている微笑ましい写真。 ....
玄関の蚊取り線香{ルビ超=ちょう}ジャンボ
夏バテやパソコンスマホカメラ{ルビ皆=みな}
ご近所さん忘るる程や{ルビ冷房裡=れいぼうり}
担当の{ルビ漢=をとこ}真白き腕の夏
....
山里の産直カマスいと太し
猫の来ぬ高き{ルビ枝=え}に干すカマスかな
今朝もまた飽かず数ふる茄子の花
きのうまでプラムの接客今日の客
amebaはブログ用のレンタルサイトで
私はこれをお借りして二十年あまり詩を載せている
老若男女の方からのいいねがあるけど、今朝見つけたのは20歳半ばの女性。
彼女のブログを読んでみるとこれ ....
鯛そうめん郷土料理の昼餉かな
冷汁の味噌と魚は地元産
地消地産えひめ米買ふ梅雨さ中
{ルビ小=ち}さき{ルビ枝=え}に長茄子の花{ルビ濃=こ}むらさき
2008年に入会したサイトでは
ロマンティックな詩を書く詩人が人気で
恋愛詩を書く人はファンが群れていた
現在私が所属しているサイトでは
死や苦悩が描かれている詩が多く
私はついていけな ....
お見舞いを書くのは
ふつう七月か八月だったけど
六月の梅雨どきに
「猛暑の候いかがお過ごしですか」
という葉書を出したら
笑われるだろう
それでもほんとうに
実に暑いから
冷房理で ....
青柿や傘に雨音ざわざわと
一輪も{ルビ徒花=あだばな}のなき茄子の花
紅梅の梅まるまると砂糖漬け
客の居ぬ夏の温泉ひとりじめ
経験の少ない若い時は、もしもあの時・・なんてことは思わなかったが、少しオトナの仲間入りをするようになって、「もしもあの時・・していたら」と、ちらっと思うことが度々あった。
その前と後とのギャップがあ ....
撮影の許可とる「あ・うん」夏釣場
青葡萄膨らみを増す三房なり
梅雨入りや今朝の雨音閑かなる
培ひし友情絶つや青嵐
家守る{ルビ祠=ほこら}と{ルビ三十年=みそとせ}百合の花
開け放つ二階の座敷{ルビ梅雨入=つい}り前
夏空の水面に映る{ルビ水鏡=みずかがみ}
{ルビ老鶯=ろうおう}の鳴き音のあり ....
身の回りに誰も居ないのは
何故だろう
みんな引き篭もっているのかな
いやちがう
居なくなったのだ
仏壇のある部屋に入ったら
母と夫の遺影があった
此処に居たの
家の前の道を ....
真夜中の目覚め手製の新茶のむ
常夏の友の写メール{ルビアッパッパ=清涼服}
お待たせと高砂百合の白き群れ
夏の夜や手術なしたる友覚ゆ
ドクダミの白波の如く群生す
今朝も未だくちなしの花白きまま
青葡萄初生り{ルビ十房=とふさ}に懸けにけり
切れ味のよき花挟夏の{ルビ畑=はた}
一人で何でもやっていたころ
誰にも頼る気はさらさらなくて
自立している自分を誇らしく思っていた
最近あちこちからだの不自由が出没し
出かけて愉しみを味わうこともなく
そうかといって友と話 ....
カモミール逆境に耐ゆとふ花言葉
解体の間近なる家{ルビ梅雨夕焼=つゆゆやけ}
千鳥草風に{ルビ抗=あらが}ふことあらず
人棲まぬ庭の切株{ルビ躑躅=つつじ}咲く
花の名を問ふてしらんと遊びけり
孫可愛い母の日あるを忘れをり
塀越しに高く高く
はなみずきが咲いた
芝生に植えられた一本の花水木
随分昔のことのような気がする
裏口から出られる婦人は
いつも和服をきちんと着て
わたしににっこり微笑んで
丁寧 ....
吾寄する{ルビ車座=くるまざ}対話や春の会
群れ咲ける黄のフリージア切らず置く
{ルビ韮=にら}を摘む{ルビ衣=ころも}の裾を濡らしつつ
風の中凛と白梅七分咲き
とんねるを抜けて菜の花伊予街道
今年初庭一面の春の雪
曇天や部屋干し続く冬隣