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あの日の私はとろとろ歩いている
この空気の中はみずうみで、
私は言葉の中を泳いでいる、
自然に。音楽が流れていて、
水槽がかたかた鳴っている。

溶けられる絵がいい
みんな、季節や街や人 ....
二〇一七年八月一日 「カサのなか」


いま、きみやから帰った。ラーメン食べて寝る。おやすみ。

 文学極道の詩投稿掲示板に、作品「カサのなか」を投稿しました。よろしければ、ごらんください。 ....
身の丈に合わない服を着てみて
この引きずっている感じが良いんだよ、と
大人ぶってみせた
わたしたちはもういない
スカートを折って丸めないで
シュシュで留めないで
靴下は真っ白で脹脛の半分く ....
君が物語の勇者だったら
まずはじめに何をしただろうか
氷の剣を手に入れただろうか
花の城を目指しただろうか
何でも良いのだけれど
其処に僕がいないことを
心から感謝する

ずっと ずっ ....
女のお尻は男よりも丸い
僕に耐えられぬ、痛みをも知るひとよ
あのなかにはもしや
青い小さな惑星が回っているやもしれぬ
二〇一七年七月一日 「双生児」


 いま日知庵から帰ってきた。きょうもヨッパである。寝るまえの読書は、ここ数日間、読みつづけている、クリストファー・プリーストの『双生児』である。いま、ちょ ....
ワクチンを接種することでできる
コロナウイルスに対する抗体の量は
人によっていろいろ異なり

全く抗体ができない人もいるらしい

どんなに調べても
100%抗体ができる

なんて
 ....
深夜、明かりを落としたベッドの横に
弟の友の顔をした妖怪が困り果ててやってきた
助けてくれという彼に
たまごスープを提供し
添い寝した

小声で尋ねる
ねえ、あなたは他人の顔になって生き ....
二〇一七年六月一日 「擬態」


 ジョー・ホールドマンの『さらば ふるさとの惑星』ちょっと読んだ。ちょっと読んでも、ヴォクトの2冊の本よりはよいことがわかる。ヴォクト、非Aシリーズが傑作だった ....
身体感覚に素直に従って生きてゆきたいのですね
回答の得られない食べきりサイズの人生でもそれでも

新たな無限のドアを自ら鎖してしまわないように
太陽が遍照する微妙なバランスの不自由にありがとう ....
ともした線香の香りが連れて行く
どこかへ行ってた盆の夜
鏡を見れば どことも言えず
いとしい人の面影がよみがえる


今生の人よりも はるかに多い
過去の死者と 未来に生まれてくる者 ....
二〇一七年五月一日 「もろもろのこと。」


 だいぶ本を処分したんだけど、またぼちぼち本を買い出したので、本棚にかざる本をクリアファイルで四角く囲んでカヴァーにして立ててかざれるようにしてるん ....
頭から夜をかぶる
花の枯れる匂いと音、種の割れる、うっとうしげな身じろぎ、あくび
のびては千切れる翅
近づいては崩れる影
もう食べてしまった
それからまた食べる
際限なく伸びる、縮む
音 ....
城の広場の片隅で
なすすべもなくヴァイオリンを弾いている
餌をくれるんじゃないかと
鳩だけが集まってくる


老人は長年勤めた役所から自由になった
巨大な甲虫は目立たぬよう息を潜めて
 ....
いのち、いっぱい

すくってくれて

ありがとう


ぼくも、もうすぐ

すくわれます

てんごくに


あたりまえの、ふるさと

すいそうのいえは

あお ....
被せものをしたお陰で
自分が
いかに臭く
いかに
蒸し暑いのか
思い知らされることになった

はずだったが

最近では
そうしたものにも
慣れてしまって
自分が
どれだけ
 ....
小田急や東急に
刃物男は似合わない
刃物を振り回すには
振り回すべき
シチュエーションがある
それは決して
小田急や東急ではない

人間なんて
クソちっぽけな存在とばかりに
超高速 ....
二〇一七年四月一日 「ある注」


 ディラン・トマスの268ページの全詩集のページ数に驚いている。こんなけしか書いてないんやと。散文はのぞいてね。こんなけなんや。ぼくはたくさん書いてるし、これ ....
ステイホームの重い雲を見上げながら
仕事のついでに郡山に出向いた
賛否両論で割れる早春の空
聖火リレーの案内がくくりつけられていた大通りを
ひとり 歩き続けると
スタジアムのある大きな公園に ....
あとは標的を見つけるのみ、といった感じの鋭角的な光線は、ちょうど天井の一角を貫こうとでもするみたいに壁を走っていた、がらんとした部屋の中に突然展開されたそんな光景は、時代錯誤なパンク・ロックバンドのジ .... ガラスの少年は
メタルの青年となり
ハガネの壮年をすごし
ヒノキの中年になった

壮年までは
炎で形を変えてきたが
中年は炎から遠ざかる
温かいと感じたら少し
焦げているから

 ....
夏のドライブ
涼しい場所を探して
大きな滝を目指してやってきた

滝の周りは涼しい空気
しばらく夏が見えなくなる

滝を見るのは久しぶり
力強さが欲しい時
滝を見に来ていた

力 ....
私が看護師になってもヒモ男は絶対いらない。
それなら独りの方がいい。
少なくとも詩を書く人はいらない。
こんなことを言っているが、テストできませんでした。
私はビールが止められません。
料理 ....
 ・《善罪》- うまい - 満腹刑



 ・《接着罪》- くっつきすぎ - 熱湯刑



 ・《木罪》- 便利 - 伐採刑



 ・《錠罪》- こだわりすぎ - 溶 ....
緩やかな線をなぞる
夏の緑は柔らかく
重い湿気を帯びた風はどうしたって
髪の毛に重くまとわりついてくる

懐かしい、
日焼けした屋根の淡い色々と
建物の隙間から日焼けしたセーラー服が覗い ....
夏は、アスファルトの匂いがする
横断歩道が、浮雲の橋だったりする
昨日は夕陽が夢のように綺麗な絵画をみた
眠れてなどいない、ただ透きとおっている

血まみれのイノシシが
ビルの間を ....
逃げる人生って好き
毎日色んなものから逃げて
逃げ切ったら今自分は生きてるんだと
また明日も生きようと思える
明日はどんなものから逃げようかな
普通というものから逃げてみたい
毎日同じで毎 ....
二〇一七年三月一日 「ツイット・コラージュ詩」


 ブックオフで、ぼくの持っている状態よりよい状態のカヴァーで、フランク・ハーバートの『神皇帝』第一巻から第三巻までが、1冊108円で売っていた ....
光線の行方の向こうに、ねじくれた俺の鼓動が放置されていた、俺は震える手でそれを拾い上げ、正しいリズムを言い聞かせたが、そいつはいうことをきかなかった、「それは医学的見解に過ぎない」とそいつは言うの .... 二〇一七年二月一日 「ゼンデキ」


 徹夜で、イーガンの『ゼンデギ』を読み終わった。うまいなあと思いつつ、もう少し短くしてよね、と思った。まだ眠れず。デューンの『砂漠の神皇帝』でも読もうかな。 ....
足立らどみさんの自由詩おすすめリスト(1066)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
泳げない足のままで- 由比良 ...自由詩121-9-6
詩の日めくり_二〇一七年八月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩10*21-9-6
春は闘争、- 鳴神夭花自由詩921-9-3
作者と傍観者- 鳴神夭花自由詩221-9-3
ある夜のメルヘン- 服部 剛自由詩721-9-3
詩の日めくり_二〇一七年七月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩10*21-8-30
ワクチンでは全く抗体ができない人がいる- st自由詩421-8-29
訪問者=妖怪- 凍湖(と ...自由詩121-8-28
詩の日めくり_二〇一七年六月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*21-8-23
旅人のうた- 梅昆布茶自由詩14+21-8-19
送り火- 藤原絵理 ...自由詩6*21-8-18
詩の日めくり_二〇一七年五月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩10*21-8-16
からさわぐ煙- 凪目自由詩621-8-15
プラハ- 藤原絵理 ...自由詩4*21-8-13
すいそう- 令和9年自由詩3*21-8-12
マスク- 北村 守 ...自由詩421-8-12
京浜急行で刃物を振り回す- 花形新次自由詩2+21-8-10
詩の日めくり_二〇一七年四月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*21-8-9
郡山ヨーク開成山公園- 松岡宮自由詩721-8-9
光を避け- ホロウ・ ...自由詩4*21-8-8
ヒノキの中年- イオン自由詩2*21-8-7
滝を見る- 夏川ゆう自由詩321-8-6
警告- 杏っ子自由詩221-8-5
しけい- 津煙保存自由詩6*21-8-4
シャッターチャンス- ゆるこ自由詩321-8-4
海底の街- 秋葉竹自由詩521-8-2
夢の休み- リィ自由詩1*21-8-2
詩の日めくり_二〇一七年三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*21-8-2
カオス・アンド・ディスオーダー- ホロウ・ ...自由詩2*21-8-1
詩の日めくり_二〇一七年二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*21-7-25

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