すべてのおすすめ
夜の間に翻訳した天球からの言語

「刹那の希望」
「刹那の絶望」
「修羅の光」
「修羅の闇」
「狂おしく」
「激しく迎えよ」
「その時を」
「金色の柱が屹立する」
「螺旋の龍が発す ....
{引用=とある一}
――――――それは
俯く若葉のこらえきれない涙
朝には珠となり蜘蛛の糸を光で撓め
――――――それを
誰が量ったか
人も地も飲み切れず地も人も飲み込むほどに

問う ....
痴ほう症と呼ぶのは偏見を生む
から
認知症になって定着した

不良少年の不良は
欠陥品になってしまうから
非行少年と呼ばれるようになった

浮気が
不倫に格上げされて
罪悪感と背徳 ....
雨が多かった
今年の梅雨は長かった

梅雨は明けた
心のもやもやは消えて
夏本番を喜んでいる

湿気は多いけれど
梅雨ほどではない

梅雨は明けた
視野が開けたように
眩い世界 ....
 駅の片隅にポツンと存在して

 急ぎ足で通り抜ける人並みをながめる

 ボックスでは最高の空間を提供してくれます

 想像もつかない雑多な感情の言葉を

 際限なく引き受けてくれ ....
 
 足踏みミシンと云うものは、老齢になれば大概、希む夢を視る術を体得しているので、壮年の頃の華やかな布たちとの遍歴を写真帖の頁をめくるように幾度も夢の劇場で反芻しながら陽の差し込む納戸の奥でうつら ....
渓流を下ると川幅は急流に狭くなる
浅瀬から水を撥ねた石には硬骨の節がある
隠れ鰻のように蛇行を繰り返し
河原に辿り着いたのは強固な意思に違いない
嘆く陰翳の底暗さの中に一点の灯りを見出した ....
過ごす時間に一つ一つ、ふせんを挟んで名前をつけて、たまに見返さないと思い出せない記憶の塊、あなたは、わたしのことを愛せていたのかなわたしは、あなたのことを愛していたのかな 教えてくれるかな、証明の数式 .... 水面に顔を寄せていくと
無数の鯉が浮かび上がってくる
餌をくれると勘違いしているのか
ぱくぱくと開け閉めする口が異様である
指でも突っ込んでやろうか
でも吸い付かれたら気持ち悪いな
上空の ....
「詩人になれたら死んでもいい」
と、みかちゃんが言った
「あたしは詩人になれなかったら死ぬ」と言い返した
あんなにあたしたちがなりたかった「詩人」て
なんだったんだろう

私も彼女も
自 ....
髪を切った
君のくれたヘアピンが付けられなくなった
服を変えた
ポケットに手を突っ込む癖が無くなった
口を塞いだ
好きだったあの歌が歌えなくなった
少しづつ
透明になっていくのが分かって ....
 その少女は額の中で輝いていた

 大きく丸い目

 スクリーンのような瞳で見つめる

 何か発しようとする口が表情に溶け込む

 青いターバンがよく似合う

 でもその少女は ....
僕は喋り続けた
無数の飛沫をマスクの内側に打ち付けながら
何が正しいのか
やり合うなら準備は出来てるさ
まずは何から始めよう
科学の話からにしよう
心はあとから付いてくる

効果が ....
しとと濡れ
薄紫に咲きほこる中
とおりゆく

あたたかい

階段は紫陽花におおわれ
濡れたままの手
とびらあけたらさ

毎日まいにち
あっていたのに
小さなはこになってた

 ....
The golden door

うちの猫はキーボードを踏んで歩き
スリープ状態のパソコンを呼び覚ます名人である

ぼくの彼女は何時も地雷を踏んで歩き
その意味ではとても有能な詩人でもある ....
なにひとつ考えられなくて
どこまでも砂浜を歩いていた
大空を飛ぶ海鳥が
風に乗って自由な午後にたゆたっていた。

そしてなにより、
照り返しが眩しくて
水平線へと続く青い空と海が揺ら ....
ありがとうは命のダイエット
お互い孤独な日々を重ねることで
命が肥大してしまいました
お互いに足りないものを補い合う
そのたびごとのありがとうは
孤独ででっぷり太った命を軽くする
やがて命 ....
ダービーが終わった
大戦以来の
無観客のなかで

去年死んだ
ディープインパクトの仔が勝った
父は華麗な走りを
"まるで飛んでいるよう"と表現された
だからその仔は ....
しゃがみ込んだら前が見えない
空はこんなにも明るいのに
歪なポーズで身体を包んだ
身のほど知らずな生き物が
道路を塞いで嫉妬している
ハイウェイみたいに走れたら
戦いの日々から抜け出せると ....
 
 
 根拠の雉鳩色は空の濁りである。蓋し、悲しみはわたしの本日なのだ。
 屋台が引き寄せる天命の片隅で、ホットドッグは寂寞の内的公園であると同時に、云うまでもないが、珈琲のアナロジーは肉片を ....
あなた変わったわね

いつからかしら

どこかに変わった原因があるのよ

それは今も続けてて

足元にあって

変えようと思えばすぐに変えれるかもしれないの

あなた変よ

 ....
潜在意識は太陽
潜在意識と太陽
潜在意識は太陽のようだ
潜在意識と太陽は似ている

 非物質の中の微かな物質の世界にふわふわと過ごしている

 毎日車を走らせると どこかの星に着 ....
踊れ
  踊れ
誰も皆{ルビ仮面=マスク}をつけて
踊れ
  踊れ
とめどなく流体化する世界の中で
踊れ
  踊れ
どのリズムで
どのメロディーで
それは好きに選べばいい
踊れ
 ....
緑の{ルビ扉口=とぐち}で世界がはじまる
アナザーバード
ありふれた季節に
誰でもない名前を探していた
初めて逢うひとのような
遠い
横顔を


朝露に濡れた
葉裏がひるがえる
 ....
  その背中には羽
  曇天模様の空の下
  ツバメのように飛ぶんだと

低く、ひくく

  腰をかがめてそうっと進む
  ずしりと重いのは
  右か左か誰の足


 ....
 欲張りな思考回路の果てに

 スタート位置にすら立てず

 一人無限ループの輪を廻る

 1から10まで

 最初から最後まで

 全ての事を知ろうなんて

 改造人間に ....
アレが来た夜
紫色のコガネムシは
仲間の死骸を食んでいた。

ニュースキャスターは
アレの被害者をランキングにして
並べて分析して
怒りを露にしながら
内心
自分がアレになっていない ....
犬にもあるか 仏性が

ウイルスにもあるか 仏性が

AIにもあるか 仏性が
降り続ける雨は永遠の化身
わたしたちは閉じ込められている
どこかで花の匂いがするけれど
確かめに行くことはできない

濁った窓の外から聞こえてくる
心を削り取る無数のノイズたち
に耳を傾 ....
雨粒が胸に染みを作る
冷めたお弁当を食べたように
窓ガラスにも残り物がある
昨日も今日も動かない
カチューシャみたいな前線が
天気予報でおめかしをしている
濡れた顔の方が綺麗に見えるから
 ....
足立らどみさんの自由詩おすすめリスト(1390)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜の間に翻訳した天球からの言語- ジム・プ ...自由詩2*20-7-11
とある二編- ただのみ ...自由詩5*20-7-11
言葉を- こたきひ ...自由詩120-7-11
梅雨は明けた- 夏川ゆう自由詩220-7-11
公衆電話- 佐白光自由詩5*20-7-11
- 墨晶自由詩10*20-7-8
盲目- アラガイ ...自由詩7*20-7-6
わたしたちの告白- 星染自由詩420-7-6
- 春日線香自由詩520-7-5
詩人になれたら- Lucy自由詩12*20-7-5
余命10行- ひとつき自由詩320-7-4
青いターバンの少女- 佐白光自由詩1*20-6-28
マスクド- 竜門勇気自由詩1*20-6-27
- wc自由詩320-6-24
The_golden_door- 梅昆布茶自由詩1220-6-23
ねぇ?終わりかたがわからないんだよ。- 秋葉竹自由詩520-6-20
ありがとう- 葉leaf自由詩220-6-11
青い馬- 花形新次自由詩220-6-1
タイヤの詩- ミナト ...自由詩3*20-5-31
挨拶、あるいは悪文修行時代- 墨晶自由詩3*20-5-17
変わった原因- moote自由詩4+*20-5-16
潜在意識と太陽- 朝焼彩茜 ...自由詩320-5-15
マスカレイド・デスパレイト- 塔野夏子自由詩5*20-5-15
アナザーバード- 石瀬琳々自由詩9*20-5-15
デュカットは静かだ/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩2*20-5-14
最初から最後まで- 佐白光自由詩1*20-5-14
アレが来る- asagohan自由詩320-5-13
問三密- ナンモナ ...自由詩5*20-5-12
やわらかい牢獄- もとこ自由詩13*20-5-10
梅雨前線- ミナト ...自由詩120-5-8

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