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お言葉ですが、と言った男
確かに言葉に違いない
うまく喋る
来年の言葉も昨年のように喋る
言葉は耳で聞くものではなく目で見るもの
肉体だからね、目で見る
 山下君、山下君だったね
 はい ....
おかしな時間に目が覚めて
それからずっと眠れない
閉じ込められた寝床で
脱出計画を練っている
きちがいは耳を澄まし
こそこそと覗いている
晴れるという話だが
夜明けまではなにもわからない ....
世界は夜に満ち溢れ、天使は裏通りの潰れた酒場の店先で横になる、野良犬の鳴声には理由がない、欲望がないからこそうろうろと彷徨うのだ、ジャックダニエルの空瓶のカウベル、割れた舗装の上を這いずってる誰かの甘 .... 猫が
さわがしくて
あたし
朝っぱらから
ざわざわする
あたし
窓を開けて
空を見上げる

はだかの感性が
ひらひらと
すきとおる赤色で舞っている
空気がびりびりして緊 ....
本能だけで生きている
あられもない自分のこと以外知る由もない
けれど真ん中に込み上げる淋しさについて
幾度も躓く

単細胞は一つであるということ以外何も持たない
【自分でいる、自分がある! ....
自分はもうすぐ死ぬのかもしれない

ふとそんなことを思う

最近無性に思い出を大切に掘り起こして眺めたり
自宅や職場、SNSのタイムライン
みっちりと周りを埋め尽くして存在してくれている
 ....
いい加減迷信が疎ましくなった当たりからか、お腹に切り傷が開いてあって、両端のないミミズが絶え間なくこぼれていくのがわかった。このしようのない破れ目の為に僕は縫い針か、全く反対によく切れるナイフさえ手中 .... 志村が死んだので
この歌を思い出した
若者はいつだってバカで
生に無頓着だから
部屋に閉じ籠れって言えば
外をぶらつくし
閉じ籠るなと言えば
いつまでも閉じ籠る
誰にも迷惑を掛けないで ....
たぶん30ぐらいの
白人の妊婦さんが
息も絶え絶えなのに
“コロナにかかり重篤になるのは
高齢者ばかりじゃない”とかなんとか
スマホで自撮りして
大変なところ人類のために
うった ....
気兼ねして言えない雰囲気も
立派なハラスメントなのに
何て言ったらいいんだろう

危ない危ない
ハラハラするから
ハラハラ・ハラスメント
縮めるとハラハラって
そのままじゃないか

 ....
偽物のイマジンが街を闊歩している
俺はガイガーカウンターを海馬に埋め込んで
徹底的に感染を拒否する
ヒステリックな世間の声
真剣さこそが真実だと
信じて疑いもしなかったやつら

パリコレ ....
要らぬ物が部屋の片隅で圧迫し

果てしない程の膿が溢れて噴火した

要らぬ家具の類に家賃なんて払えない

要らぬ物 要ると聞かれ要ると答えたリス

トラは要らぬと云ったのに 

意 ....
  目の前に置かれたコップに
  なみなみと注がれた透明な夜を
  一息に飲みほせば
  僕はもうすっかり自由になれる
  高い窓の鉄格子の隙間をすり抜け
  出ていける
  幽かな光 ....
小さな胸が弾けた朝に
生まれたてのメロディで
君を包んであげたくなる
些細な爆弾を受け止めて
答え合わせをするように
何かをこっそりと落としていく
気づいているのに知らないフリして
僕等 ....
気丈にふるまう僕を
むせび泣く僕を
知らないでいる君へ

癒えることのない傷を
負わせてやりたい
疼き、絶えず血を零し続け
夜には眠りを忘れ
空想の中で僕を
繰り返し繰り返し
殺し ....
海岸に流れ着いた死体は
名前のないまま葬られた
世間から隔離された
小さな漁師町の住民たちの優しさは
どちらかといえば退屈から来るもので

テツは一五歳
マチは一六歳
ラノは一四歳だっ ....
重いテーマじゃない詩は軽いと誰かが言う
震災、津波、原発、自殺、貧困、差別、
そういうものを扱わなければ詩じゃない
そういうものを書かなければ詩人じゃないと
重いテーマを重い言葉で綴った重い詩 ....
僕は、その{ルビブラックジョーク=騒音}に対して

  {ルビ笑=嗤}うことすら、できなった
もちろんピンピン生きて
コロリと死にたいよ

できればビンビン生きて
スカッと死にたいよ

せめてヒラヒラ生きて
サラリと死にたいね

だけどヒーヒー生きて
ジワジワ死ぬのかな
風、が
向こうの山から降りてきて
体を抜けて
そしてまたあっちに流れてく

風の粒、のなかに
きっかけは無かった

駅も、バス停もない
親だけが、年を取ってる気がしていた ....
二七度目のクラクションのあとの殺人事件、三十代のサラリーマンは運転席で生涯の幕を閉じられた、みぞれ交じりの雨が降る二十二時のことだった、アスファルトに流れた血液は真っ先に車道脇の排水口へと姿を消した、 .... そこに在るものは
なまえを付けられて
呼ばれては
苦笑いし存在している
それとも
呼ばれて見つめられ
頬を染めて
恋に落ちるのだろうか
そこに在るものよ
おまえはどうだ
紙テープが切られないように
どこか遠くまで行きたいな
最終電車が去った後で
輪っかを作ったその中には
星を追い駆ける線路もなくて
カルピスの甘さが舌に残る
銀河の時間は永遠に夜を
氷に変 ....
世界は広い
世界は色鮮やか

そんなことを知らないのか愚か者は飛び立とうとしてる僕らを嘲笑い
適当な言葉を吐き出しながら引き止める

愚か者は単色世界でいつまでもそういう言動を繰り返せばい ....
きをつけろ ヤツの名はトリアージ
おそれよ ヤツの名はトリアージ

ヤツはやってくる
ウィルスに沈んだ町に
悪魔の笑みを浮かべながら
ICUを必要とする老若男女が十人
しかしICUは七つ ....
こいつら自称詩人は
隣で誰かが死んでいても
小学3年生が見よう見まねで書いた
少女マンガのような
クソ盛りだくさんの自称詩を
吐き散らしてイタリーすんのかね

いい加減止めろ!

て ....
なにもない
なにもない
なにもない部屋を塗り潰して
深海の色に変換した
息の続く海底で沈んだまま
太陽に焼かれる夢を見る
三月
手のひらのなかで
なにかが
握り潰された音がしたけれど ....
生きている道
生きていく道

途中踏み切りにぶつかる事は何度もあった
無情に遮断機がおりているときは
じりじりと待たなければならず
運よく遮断機が上がっていても
慎重に渡る必要があった
 ....
全世界を襲う
細菌兵器に立ち向かう
一人のハゲ男
彼はランニングいっちょうで走り回り
次々と現れる
中国人兵器の攻撃を寸でのところでかわし
逆に奴らを追い詰めて行く
決して死なない&qu ....
導かれることを望まない答え

頁をめくられることを望まない書物

人生を望まない子供

見られることを望まない夢

如何なる声さえ聞くことを望まない耳

捕らえられることを望まない ....
足立らどみさんの自由詩おすすめリスト(1066)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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白紙のページを信じる- ホロウ・ ...自由詩5*20-4-2
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朝焼けの猫- 秋葉竹自由詩920-4-2
単細胞- 為平 澪自由詩320-4-1
覚書- 三月雨自由詩120-4-1
駆除の正当性が再発見される前段- なけま、 ...自由詩120-3-31
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ハラハラ・ハラスメント- イオン自由詩1*20-3-29
満足できない- ホロウ・ ...自由詩4*20-3-29
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長い自殺みたいな正義に囚われたやつらの顔を見てみなよ?- ホロウ・ ...自由詩2*20-3-16
なまえ- あおいみ ...自由詩2*20-3-15
ミルキーウェイ- ミナト ...自由詩220-3-15
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トリアージ- 紀ノ川つ ...自由詩1*20-3-15
おまえら全員代わりに死んでください- 花形新次自由詩120-3-15
深海の寝床で- ホロウ・ ...自由詩2*20-3-14
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ダイハード12.5- 花形新次自由詩120-3-14
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