飛び出せずに
炎の中にいる
爛れていく
劣等感

独りで這いつくばって
光なんて邪魔に思った
いつからか壊れてしまった
心は感覚がない

それでも心の奥が揺れると
急に苦しくなる ....
下を向く
女性と目が合って
不審者だと思われたくないから

下を向く
男性と目が合って
絡まれたくないから

下を向く
イヤホンや心を
落としたくないから

少し
前を向こう ....
薄鼠色の空

雨を見ながら温泉に入った

背後は鬱蒼とした山々

纏い付く滑らかな湯

一人きりの湯場にはしゃぐ

足音に振り向くと

こんな平日

こんな辺鄙な所に誰 ....
わかったつもりの事
いくつあっても
宛にならない

早合点
いくつあっても
為にならないのに

こんなに引きずって

「お疲れ様です」
の後の寂しさのようだ
 アナベルの咲きそろう庭に遭い
 手で触れることを
 ためらって

 六月の午後にあがった
 冷たい雨
 潤ってあざやかな花房に
 そっと 顔を寄せると
 控えめで甘い匂いは
  ....
よごれへたれて疲れたきみも
またあしたまで
あしたまでおんぶしておくからね

たくさんぶつかった日も
すりきれそうな日も
いまは一旦あずけて

ずっとぶら下がってみてるよ
 ....
お前が馬鹿にするほど
人として駄目になっていくのに
気が付かないか
それとも駄目になるなんてないと
思うのか

法律がなかったら
俺はお前に何をしてるか
分からない
これを脅迫だと思 ....
今日は月曜日

朝から色々色々色々

そんなこったろうと思っていたけれど

こんな日は自分をもてなす

蒸しパンを蒸かす間

烏龍茶を淹れる

私の茶壺は

茶色のぽっ ....
『ジイドの日記』を読んでいて、ぼくがもっとも驚かされたのは、友人であるフランシス・ジャムについて、ジイドがかなり批判的に述べていることだった。ジャムがいかに不親切で思い上がった人間か、ジイドは幾度 ....  それしかできない
   ごめんねと 書く

       ── 羊文学




夏のバス不審なぼくを皆避ける 🚍

決められずプリンとゼリー混ぜて食ふ 🍮

おっぱいにチップ ....
まだ泳ぎ方も知らなかった
プールの青
透明で冷たい
頭から飛び込んだんだ

息を止めたまま沈んでいく
足をばたつかせるけど
やり方はそれで合ってたのか?
全然わからない

今このま ....
横から見た姿が
千葉のかたち
けして犬ではなく
赤い皮膚を着せられている

ぼくの足は
館山を歩き
鼻先で野田を指し
おしりで鴨川の波を撫でる

だれかの手のなかで
ゆるやかに笑 ....
酒を止めて1ヶ月
元々
子供舌で
甘いの以外は
味が好きではなく
酩酊した時の気分が良かっただけ
そしてその気分はしらふでも
作り出せた
だからすぐに止められた
これからも続けよう
 ....
四角い窓から月が見えた時

この頃だったなと思い出す

琵琶湖の西 

鯖街道を通り

原生林を間近に感じるログハウス

まだ肌が艷やかで

自分が美しいと思い込んでいた頃
 ....
角度に実直に
ながれる水
起伏に忠実に
うねる水
感情に従順に
あふれる水
代謝に一途に
したたる水

速さを競って
にごる水
優しさに慣れて
とどこおる水
正しさを嫌っ ....
どうしてそんなに速く走れるの

私には出せないその加速度に 

憧れて うらやんで 熱狂し 嫉妬して

歩き出す 涙を流していても


どうしてそんなに深く{ルビ理解=わか}るの
 ....
こんなふうに、結局のところわたしたち似たもの同士だし。こんなふうに、流れ、うずまき、ぶつかりながらまじりあい、あわだつ分子のひとつひとつだし。

ペイズリー柄の緑色の安いバンダナを買いたかっただけ ....
僕の心を
ジュースにしたら
きっと
とても酸っぱくて
ドロドロで
不味いのだろう

三ツ矢サイダーのように
なりたいと
言っていたら
世の中には
僕に砂糖や炭酸を
入れてくれる ....
息を吸う

息を吐く

息を吸って

息を吐いて

吸って、吐いて

息を繰り返す

生きる事は

息ること
都会にポッカリと空き地
照らすのは日の出から
カンカンぎりぎりと草原に
射し込めてこの爽やかさ
今日という日の 日日草
翳りだけ待たされて
鼻先につん!とくる
風は明日を感じさせない ....
妄想と現実の境目が分からなくなる
幻聴の最中
背中を叩いて話しかけてくれれば
誰だか分かるのに

初めからこうだったみたいに
自分に取り憑いた亡霊のように
肩が重い
頭が重い
そして ....
日々ひび割れていく
成長痛と共に
涙が滲んでも
それが養分となって
伸びて
またひび割れて
生きていくって
瀕死の状態
地獄に思えるのは
頭の中のせいなのかな
ひび割れないように
 ....
整骨院のウォーターベッド
横になりスイッチを入れると
足から背中 首を通って後頭部まで
強い調子の泡がマッサージしてゆく

私はただ
たゆん たゆんと 身を任せる
その10分ほどの間は  ....
一切の書き込みが出来なくなったそうです。
現フォはそれほど狭量なのですか?
神様の吐き出したコーラみたいに
スワスワした雨の中を、君は平然とやってくる
べったり甘ったるく掠れた声で、
私のシャツを染みだらけにして
口づけは、互いを飲み込むように夜明けまで
気が抜けき ....
2022.4.27  7:22

昨日の朝から朝メニューになった。
しあわせだなあ。夫に感謝!

人に物をあげてしまう悪いくせは
絶対に出してはいけない。
人にものは絶対にあげない。
 ....
『英米故事伝説辞典』で、「handkerchief」の項目を読んでいると、こんな話が載っていた。「ハンカチの形はいろいろあったが、四角になったのは、気まぐれ者の Marie Antoinette 王妃 .... 傷は語る
これまでを
目は語る
これからを

日々は語る
今を
散々さは語る
僕を

悪魔は語る
世の中を
天使は語る
過去を

絶望は語る
僕や君を
希望は
多分 ....
三宮駅で待ち合わせ

古い喫茶店で少し話してから飲みに行く

学友とバンドを組み

ミニスカートでギターをかき鳴らし

絵を描きバイトをし

夢のために人々の間を飛び回り

 ....
 
 つらいことや

 イヤなことは

 日々襲いかかってくるけれど

 心の奥の根っこでは

 何をしても

 うまくいく気がしてる

 だってそれを決めるのは私だから
 ....
本田憲嵩さんのおすすめリスト(2182)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
音のない叫び- 自由詩7*25-6-11
- sonano自由詩4+25-6-11
きのくにの湯- 花野誉自由詩7*25-6-10
お疲れ様です- sonano自由詩425-6-10
しろい景象- リリー自由詩15*25-6-10
はんがー- 唐草フウ自由詩9*25-6-9
愚痴、言い聞かせる事- sonano自由詩4*25-6-9
六年目の茶壺(ちゃふう)- 花野誉自由詩9+*25-6-9
_TWIN_TALES。- 田中宏輔自由詩13*25-6-9
ぼくはおっぱいがすき_〜愛ゆえに- 森田拓也俳句18+*25-6-9
プールの青- 自由詩8*25-6-8
チーバくん- 無名猫自由詩525-6-8
- sonano自由詩425-6-8
ストロベリームーン- 花野誉自由詩8*25-6-7
- 夏井椋也自由詩12*25-6-7
あなたは- 短角牛自由詩625-6-7
ペイズリー- 片野晃司自由詩1325-6-7
三ツ矢サイダー- sonano自由詩1025-6-6
生きる事は息ること- 多賀良ヒ ...自由詩425-6-6
日日草- 洗貝新自由詩15*25-6-5
筋肉- sonano自由詩5*25-6-4
grow- 自由詩825-6-3
整骨院にて- さち自由詩425-6-3
リつはまったく何もしておりません。- レタス散文(批評 ...6*25-6-2
ぬるいコーラに耽る夜- 神奈備亭自由詩525-6-2
すみれ日記2022.4.27________________ ...- 梅昆布茶 ...自由詩1025-6-2
STRAWBERRY_HANDKERCHIEFS_FOREV ...- 田中宏輔自由詩11*25-6-2
- sonano自由詩225-6-1
娘の誕生日- 花野誉自由詩8*25-6-1
花にでもなったつもりで- おやすみ自由詩325-6-1

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