君に伝えたいことがあって
けど言えなくて
この気持ち・・・
笑い声が聞こえてる この時に
言ってしまおうか
だが・・・・ いえない
高鳴る気持ちを押し殺して
君を見ている
...
子供の時 車の後部座席から
夜空を見上げた
月がいた
小さな星がいるものの
ほとんど真っ黒に染まったキャンパスに
違和感さえ感じるまん丸がそこにはいた
月が追いかけてくる
逃げなきゃ ...
わたしは歌っていない。
わたしは呪文を持っていないの。
あの子が勝手に毒入り林檎に手を伸ばしたんだわ。
声が枯れてしまったから、魔女にはなれなかったの。
ふわふわ浮いていたかったの。
...
潮の匂いのする河口で
きみが釣り上げた秋は
きらきらと
ヴァーミリオンの鱗を煌めかせ
すっぽりと
きみの心に還っていった
ぼくはといえば
あいかわらず
仕掛けを空に垂らし
風を釣 ...
スカスカのはずの財布に
レシートだけが
のしかかる
染み付いた脂
にじんだインク
あるいは
摩擦熱で焼けただれ
読み取れそうで
読み取れ ...
メールでは返信を促しているようで
そんなことを期待しない今日の私は
便箋に走らせてみようと思うのです
書き出しは、季節のことや天気のこと
やわらかに二人がつながっている
なんてことを ...
古びた待合室に西日が射して
喉が乾いてやりきれない
安物の扇風機、ぶんぶんと回転し
僅かな逃げ場を隙間なく切断して
夏を愉しんでいる
診察を待つわたしたちの空気は
ついに白 ...
存在の黒い影に向かって石投げた
人の姿になって起きあがり
黙ってこちらを見た
怖くなって逃げ出した
存在の黒い影
街の方に歩いて行った
---- ...
なにもないところから
水を汲み出す作業は
大変きついことです
今日も草臥れたあたまと
身体で
井戸の縁から
底を覗き込んで
あまりの深さに
ため息をつい ...
手さげ袋の紐は
ぶらさがったまま
ずっと重さに耐えていた
手に
さげてみてわかった
手さげ袋が
耐えられる重量を
明記しておくべきだ
突っ張って耐えていた紐を
はずして
...
何もかも投げ捨てて
荷物もほとんど持たず
「それでは、」もそこそこに
少女は家を飛び出しました。
そんな本日
あたしは生まれ変わりました
眩いばかりのバラを ...
あるところに王様がいて
誰もが幸せになるよう祈ってた
高いところで右手を振って
誰もが幸せになるよう祈ってた
この世はスープ皿の中
そこに浮かんだニンジンに
全てがあると思ってた
こ ...
よく世の中では「人生の勝ち組・負け組み」だとか
幸せになれる数は決まっているだとか、不幸な人のほうが多いだとか
なんかよくわからない結論が飛び交っているけれど、ボクはそんなの全部全部
嘘っぱ ...
きのうはそばの日なので
家族でおそばを食べにいきました。
お父さんは五杯食べました。
お母さんはニ杯半たべました。
お兄ちゃんは八杯と、お母さんの残した半分を食べました。
わたしは六杯食べま ...
もう何も信じられない気がしてる天気予報も君の涙も
貼り紙でボーカル以外を募集して出来たバンドが オリコン誌にて
ジャックしたジャンボジェットで東へと最新型の夜明けを買いに
家庭科の美 ...
足足
足足
足足
足足
足足
足足
何も知らずに歩いている
何も知らず
何も知らずに
アスファルトに歩く尊い命を
ひとつ残らす潰して
口笛吹いて歩いていく
足足
...
ごみ箱の部屋のなかでまどろむ時間の中
明日を占う煙草のけむりの紫煙をぼんやり見つめる
時を告げる鐘がなり僕は独りだとうっすら思い知る
まあなんですかねえ、もうあれは何年前のことになるんでしょうかねえ。
私が24の時でした。
今も大して変わらないんですけど、とにかくビンボーでした。
当時は自衛隊を辞めたばっかりでどうしよ ...
出会い 別れ
別れ 出会い
出会う 別れる
別れる 出会う
出会って 別れて
別れて 出会って
出会いが 別れへ
別れが 出会いへ
出会いに 別れて
別れに 出会う
出会いと ...
母が零した水がテーブルに広がる
その小さな湖にナプキンペーパーを投げ込むと
木の葉みたくひらりと堕ちた
着地した瞬間から水を吸い始め
自らを濡らしていく
染みは生きているように
時に速 ...
手に触れるすべての
温度と湿度が
いつもより優しく感じられる
マリオをやれば
たくさんコインを取れる気がする
喪服に袖を通す
今日はもう
泣かずに済むのだと思う
+
...
おいおい、もう寝ちゃうの
ねこのてパンチ
ふにっと肉球
起きないなら知らないよ
こっそりお布団に潜り込んで
鳴くのも我慢して
怒られるまで
肉球でほっぺた包んじゃう
知らなくていいよ
知らなくていいの
お前はずっと清いままで
心がずっと幼い日のままで
ずっとその澄んだ眼で
お姉ちゃんを断罪してよ
夢の中でバァさんから貰った手紙
みんなばらばら
その次の日、父は行方不明になった
妹は独りあの家族という牢獄で肩を抱き、悲鳴を押し殺す
母はまだ独り夢の世界から戻らない
あなたたちを愛してい ...
昨日の晩空を飛んだよ
久しぶりにね
夢じゃないよ
嘘じゃないよ
ほんとは飛べるんだ
隠してたけどね
僕は君に夜景を見せてあげたいな
空からみるとね
都会はおもちゃのブロックでできてるっ ...
かみさまようちえんはお空の上にあります
今日は楽しい運動会
お母さんもお父さんもいませんが
こどもたちはみんな元気です
かみさまようちえんにはお花もおやつもおもちゃも
たくさんたくさんありま ...
などろむ午後
なまぬるい雨に打たれて
心模様もしめりがち
そう
僕はひとりじゃ
生きていけない
それを責められる
弱さを隠しきれなくて
身体から悲しみ ...
満員電車の中で溜息をつく
人の間をすり抜けてゆく生暖かい空気
すみません、おります、という声に
押されてできた小さな隙間
赤いランドセルが送り出される
紙くずが舞うホームに向かって
歩 ...
なにも見ない
なにも聞かない
なにも言えない
いつから見ない様にしたのだろう?
ちいさな時、あんなに鮮やかな世界だったのに
いつから聞かない様にしたのだろう?
知る事が、あんなに楽 ...
独り寝のうみをザブンと打ち捨てて我は遠くの彼方にこそあり 。
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
思い
saya
自由詩
0
05/10/10 23:43
月に行くんだ
徒歩5分
自由詩
1
05/10/10 23:41
黒い傘を持って
浅野 すみれ
自由詩
5*
05/10/10 23:27
秋釣
草野大悟
自由詩
12*
05/10/10 23:08
我に歴史あり
北村 守通
自由詩
1
05/10/10 23:07
星空の宛先
たりぽん(大...
自由詩
20*
05/10/10 22:58
主体
あおば
自由詩
2*
05/10/10 22:51
存在
〃
自由詩
3*
05/10/10 22:49
井戸
〃
自由詩
3*
05/10/10 22:45
知らなかった
蒼木りん
未詩・独白
3
05/10/10 22:40
少女と云う名の影に捧ぐ
菊月 燦
自由詩
0+
05/10/10 21:47
王様の話
王
自由詩
3
05/10/10 21:28
しあわせのありか。
仲本いすら
散文(批評...
6*
05/10/10 20:49
家族対抗紅白歌合戦
ZUZU
自由詩
2*
05/10/10 20:35
ワールドワイド・ラヴ
シアン
短歌
5
05/10/10 20:25
「そしてKillersは歩く」
又一
携帯写真+...
1
05/10/10 19:45
鐘が告げる
炭本 樹宏
自由詩
2
05/10/10 18:07
明治神宮の思い出
日雇いくん◆...
散文(批評...
4*
05/10/10 17:33
逢原
FUBAR
自由詩
1*
05/10/10 17:13
母と木の葉
士狼(銀)
自由詩
7*
05/10/10 17:06
小詩集「書置き」(五十一〜六十)
たもつ
自由詩
12
05/10/10 16:55
ねこにんげん(5)
暗闇れもん
自由詩
0*
05/10/10 16:43
清い妹
〃
自由詩
0
05/10/10 16:35
世界には神様がいて
〃
自由詩
1*
05/10/10 16:24
ブロックの街
チアーヌ
自由詩
2
05/10/10 16:19
かみさまようちえん
〃
自由詩
4
05/10/10 16:05
ずぶ濡れ
炭本 樹宏
自由詩
3
05/10/10 15:51
「街波」【やったよ連詩!やっぱり連詩は楽しいね!】
ベンジャミン
自由詩
6*
05/10/10 15:46
狂った世界
月の音色
自由詩
2
05/10/10 15:41
独り寝の 。
すぬかんなが...
短歌
2
05/10/10 15:25
6560
6561
6562
6563
6564
6565
6566
6567
6568
6569
6570
6571
6572
6573
6574
6575
6576
6577
6578
6579
6580
6581
6582
6583
6584
6585
6586
6587
6588
6589
6590
6591
6592
6593
6594
6595
6596
6597
6598
6599
6600
加筆訂正:
ずぶ濡れ
/
炭本 樹宏
[05/10/10 18:30]
たくさんを数少ないに変えました
6.55sec.