ひっつきむし
晩秋の駐車場で
戯れたまま
動かない

夏の終わりに
青と白の小さな花を咲かせていた
ひっつきむしは

秋の初めに
実をつけて
小便する猫の後ろ足や
横を通るズボ ...
「すべては やっぱり、

   そうだったんだね。」







今は もう、

思い出すのが こわくなっている



あのとき、   そのとき、


...


 今、僕の手元には、「{ルビ思推=しゆう}」 落合朱美 という{ルビ凛=りん}とした縦書きの
文字が記された一冊の詩集が置かれている。朱色一色の表紙には、
白い輪郭で描かれた一輪の薔薇の ...
きっちりきっちり巻いたのに
はなれてみると優しく見える毛糸だま
早く終わらせたくて必死だったのに
もう少しで終わりと思うと
何故か腕に鍵が掛かる

はやくはやく巻き終えて
マフラーと手袋 ...
あのクエスチョンマークのような雲は
描いたの
ひみつのゆびが

あの子の涙は
ぬぐったの
ひみつのゆびが

涙でちょっとしょっぱくなったから
海で洗ったら
もっとしょっぱくなった
...
寒くなってきたので
言葉のタンスから
言葉のコートを取り出しました

一年ぶりに着る言葉のコート
冷たい北風も
これを着ていれば凍える心配もありません

どこか出かけてみよう
どうせ ...
 すぐに腹を立てる。
 条件反射の如く。
 すぐに忘れる。
 様にする。
 胃潰瘍が悪化しないように。

 だってだって。
 バキャらしいのよ。
 あらゆる場面で腹を立てるのは。
  ...
愛する人よ
私は今愛を告白しようと思うのです

物憂い黄昏の中を
あの偉大な日輪が沈んで行くように
私の心はあなたへと傾いて行きます
そしていつしかあなたの愛の中へ
すっかり肩まで浸かっ ...
一粒の雨が傘に弾いて
百匹の蛙になった
百粒弾いて
一万匹の蛙になった

一万匹は
すぐさま姿をくらまして
それっきり雨は止んでしまったから
微かに地面の濡れたところが
...
椿の花が、
吹き零れて、
足踏みしていた、
夜が、
膝を、
抱え込むように、
小さく、
小さく、
うずくまって、
いつの間にか、
シャボンのように、
消えたので、
...
ボディ冷、ホワイト息ですれ違う季節来たる挨拶。深夜に予感ぼくらをひっかけるフック。通りを抜ける救急車近づいて頂点遠のく。光るコンビニ。通過するその頂点で光るコンビニ。残響く/回転る、してゆ ...  僕が現代詩フォーラムという詩のサイトと出逢い、自作の詩を載
せ始め様々な人の詩を読むようになってから三年の月日が過ぎた。 
自分の詩作について言えばまだ課題はあるが、只、間違いなく言え
ること ...
  くに に さかい が ありました
 おそら に いる こども の てんし は なきました
 もう だいち に きず を つけないで、と。
 かれ の ちちおや が やってきて
 もう おわ ...
手と、手が
触れて
砂埃でかすれ切ったあらゆる地面が
夕刻へ
厳しげに交錯するあらゆる細枝が
夕刻へ
落書きごと枯れているベンチのあらゆる褐色が
夕刻へ
夕刻へ、と
...
私の知ってる人たちは
とても丁寧だった

お世話になってる人には
きちんとお礼をのべ 頭を下げて
すべての書類の指示を書き残してたり

そこで どうして泣きわめいてくれなかったのか
ど ...
今日もパソコンをいじり

現代詩にアクセスしてる自分がいる

このサイトも友人が教えてくれた大切なサイトである

現代詩も詩を書くって事も以前にも述べたが

日常茶飯事化してきた俺にと ...
命題
[埋葬:骸骨教会、柘榴と少女]


対話:質問形式

 Q.
『ウミ女神no.10-蘭,p、ラム酒ガ在ル肢
 -ファン..k?..Cake、sn)ト(ow 魔女?』

 A. ...
とっても深刻午後だったラですよ。
ぼくラあたま風船つけ歩きまわす。

まわりひとたちへんな目で、
じろじろぼく見るのです。
ハロハローなので手をふって、
し ...
俺がこのセカイから、居なくなったら。

何人の人が、泣いてくれるかな。

何人の人が、バカだなぁと思うかな。

何人の人が、喜ぶかな。

誰か、気付いてくれるかな。


俺は、こ ...
どんなにあなたがまわりより優れていても
あなたの親には敵わない

あなたは 両親のおかげで命があるのだから


どんなにあなたの親が命を産む人でも
すべての動物や植物には敵わない

...
引き戸を開けると
そこに居るような気がする

錯覚とか幻覚とじゃなくて
気のせいとか妄想とかでもない

有り得ない現実である事くらい
とうに理解しているつもりだ
目の前から消えた君を
...
ああ、もうなんだかどうでもいい。

僕が楽しく過ごせればそれでいい。
人の事なんかもうどうでもいい。

あなた一人を救ったって
世界中に平和が降り注ぐわけでもないし

心配するフリした ...


一つの石を置くだけで
証明されてしまうことがある

イマソコニアルトイウコトト
カツテハソコニナカッタトイウコト

存在と不在が遺伝子のように
螺旋をえがいた姿で証明される ...
帰り道を黙々と歩いていると
吸わないはずのタバコの煙が恋しくなって
足をはやめる

あんなに嫌いだったのに
あなたに残った残り香は
どうしてかこんなにも心地いい

誰かに吐きだして ...
..★...my..honey...dip.snow...lulu..$...lover...ed..ep
Lu.降ル雨、戸のオーク材 Ark性の神,p? (g)ノ i肖..rl'像・蛾。
..★ ...
季節はもう冬支度なのに
たんぽぽの綿毛になるんだと
あなたは言った
過ぎ去った日々を惜しむかのように
ひとびとは
大きな樅の木の下に集いだす
そんな季節に
たんぽぽの綿毛になるんだと
...
登場するはずの「彼」がいない
だから「彼」はいないのと同じ
でもぼくら「彼」を知らないってわけじゃない

人工的に飾られた花々や、沈みかける太陽
燃え上がる雨や、蝋燭の冷たい炎
そのあと幾 ...
沈黙から、また沈黙する為に。


いじめ・自殺に関する書き散らした文章と様々なレスと名指しで書いて頂いた文章へのレスとして。

このまま黙っているのも失礼かと思い、さらに失礼かも知れない事を ...
パスワードに言い寄られて
逃げ出したのが
IDで
イスラエルが占領している地方で
Uターンしてきて
大きなぼた餅を嬉しそうにほおばるのだ

古くさい道草を
油絵の具で描いてから
デジ ...
それは好奇心に近かった

手放した風船は
その場で浮いていた

固く握りしめ続けていたてのひら
ゆっくり開いてみる

冷たい空気が渦を巻き
静かな呼吸が始まった

それでも好奇心 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ひっつきむし肉食のすずめ自由詩2*06/11/22 16:34
時が くれたものわら自由詩8*06/11/22 14:26
詩人・一期一会 〜其の一・落合朱美詩集「思推」を読んで(上) ...服部 剛散文(批評...11*06/11/22 14:25
まだ、夏かと。長谷伸太自由詩606/11/22 14:03
ひみつのゆびふるる自由詩16*06/11/22 13:49
言葉のコートぽえむ君自由詩15*06/11/22 13:26
顔。もののあはれ自由詩6*06/11/22 13:15
告白未有花自由詩7*06/11/22 12:55
夕日のマフラー杉菜 晃未詩・独白15*06/11/22 12:47
花瓶の底、龍の眼はらだまさる自由詩8*06/11/22 12:05
(b)o-de-laynm6自由詩706/11/22 11:52
詩人・一期一会 〜序章・誰も知らない一本の大樹について 〜 服部 剛散文(批評...19*06/11/22 10:57
国の境竜一郎散文(批評...0*06/11/22 10:12
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セカイ。狠志自由詩0*06/11/22 2:04
すべての大人へユウ自由詩006/11/22 1:28
引き戸松本 卓也自由詩006/11/22 0:43
戦闘員mac自由詩0*06/11/22 0:41
胎児加藤小判自由詩106/11/22 0:33
peche蒼依自由詩206/11/22 0:19
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ネアンデルタール人あおば自由詩10*06/11/21 22:58
てのひらmayaco自由詩206/11/21 22:57

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