シャンゼリゼ通り
喫煙席の私
苦いコーヒーをすすって
軽くビリリと火傷
傾きかけた太陽と
背後に迫る月と
バランスを保つ地球
フーと煙を吐き
流れたそれは コーヒーと混ざり ...
ある日突然
街から空が飛んでいってしまった
青い空は街の向こうへと
逃げていってしまった
残されたこの場所は
街から出される煙で
空をつくっていった
灰色の空はきれいな灰色だが
それは ...
朝一の電車に揺られて
見たことも無い別世界に到着
働き蟻の行列に紛れて
流されながらも蟻塚に向かう
蟻塚の中で手続きをして部屋へ案内されて
白い紙に黒のみの塗り絵
...
ピカソの良さが分からない
そう公で宣言してみれば
私は世界中の評論家から
反感を買う事になるだろう
展覧会に並べられた
一流の絵画や彫刻
それらが町外れのギャラリーにあれば ...
昭和44年3月、神田駿河台の山の上ホテルの一室で父とふたり。曇った窓ガラスを掌でふくと、夕闇の学生街に純白の椿が空から無数に落ちてきた。近所の氷室さんちのおじいさんが丹精込めた庭に咲く八重の、あの白い ...
猫来るな
猫来るな
猫こっち来るな
ああ嫌だ
こいつはこうやって
私の側にさえ来れば
その美しい漆黒の毛並みを
私が撫でないわけにはいかない事を
知っているんだ
どんなに ...
長い間雨が降らないので
涸れた池がある
長い間話さないので
枯れた声がある
長い間誰とも会わないので
忘れられた人がいる
長い間続きを思いつかないので
書き終えられない詩がある
雨 ...
はるは ひたひた湧いてくる
はるかかなたの 地殻の置くから
ひたひたひた
毛細血管を駆け上り
地上にある草木という草木のすみずみまで
ひたひたひた
...
陽炎は空気が熱されたからだと
薄々 気付いていた
視認し 綺麗にラッピングして送りつけ
そして声を聴き 満たされたとしても
隙間から冷水が湧き出続けて
真皮を冷やしていく
一言でい ...
青山 靄に 煙り
湖面を 船は 走る
静寂の朝に
日いずる 場所に
気功を練り続ける 古老
樹木に 鮮やかに その緑 輝く
僕たちは 近未来から やってきた
僕たちは 仙術の ...
何でこんなにも苛々してるのだろう?
何もかも厭だ。
消えたいよ。
人の声が、水の音が、全てが雑音に聴こえる。
何も要らない。
疲れたよ。
一番助けを求めてる人は遠く ...
春の日 降られたし
パステルカラーの洋服が目立つようになった最近
冬のうちから季節を無視していたあたしは
回りに溶けてしまいそになるのが怖くて
茶色と黒の服を買い込んだ
...
腰折れて溶け行きしもの花冷えのあくる日風の光り増しけり
一。
この春から、
駅の売店で働いている。
駅は人通りが多く、
適度に乱雑で、
我々が潜入するには最適の場所だと、
新人研修で総統が言っていた。 ...
自分を信じる事が出来たから
眼の前の景色が
こんなにも彩鮮やかだって
気付く事が出来たんです
霧が晴れたら
あなたに会いに行きますね
春の雨になりたい
あたし 春の雨になりたい
あなたはすぐに 春の砂にまとわれて
その嵐の中に {ルビ荒=すさ}ぼうと揺する
小さなオルゴールの中に
こころ を 忘れてきた ...
木に登った 景色が見えた
君の街並が海岸に沿って大きく左にカーブしている
僕は時間のことを忘れた すると本当にこの世界から時間は無くなっていった
ここの眺めは最高だ まだ昼ご飯を食べてな ...
午前2時を過ぎた
今日はクリスマス・イヴではないのに
クリスマス・イヴの雰囲気がする
僕はパソコンの前でキーボードを打っている
少し横に向くとムードに飲み込まれそうになる
僕のい ...
センター試験 前日の夜
僕は父と試験会場である医大を下見しにやって来た
白の車をただっ広い駐車場に止めると車から降りた
大学内は無人だった
外は手足顔が凍てつくほど寒く 僕は思わずフ ...
夜明け前の高速道路を猛スピードで走ってみる
これで罪を免れられたら良いのに
人は皆罪人なのです
普段からよく訪れる場所に
いつもと違う時間帯に訪れてみる
見慣れた風景の中に
新しい世界 ...
加護亜依と愛し合っても構わない私にはその価値があるから
by斉藤斎藤
加護亜依と温泉旅館に行ける日を願つて明日こそ禁煙をせめ
加護亜依と愛し合ひたるオヤジより年嵩である事実もあら ...
ぶわっと大きな風が吹き
桜のはなびら宙に舞う
私の中を
ぐるぐる回って
静かに地面に落ちていく
私は走る
皆に抜かされないように
ひたすら走る
走る
淡いピンク色のグラウンド
...
人間 全て 第一印象です
それで 貴方を 決め付けます
人の性格 顔に出ます
魂ない奴 わかります
心の無い奴 見抜きます
頭空っぽ 感じます
生き様 ...
世の中なんてみんな
白痴ばかりじゃあないか
コンビニエンスストアで
大音量の着信音が響いた
居酒屋の出口で倒れている君
それでも酒を提供する男
彼が殴られたことや殴ったことを
た ...
ネムネムと起きだすあったたかい午後
青い空
さくらの国に生まれた
幸運だと思う脳の奥底
ヒラヒラと空気も桜色
敷き詰めて道路も桜色
テクテクと歩くあったたかい午 ...
何処に行ったのか
何をしているのか
わかってる
確かに私は
ここ にいる
でもそれは
本意ではなくて
あなた を
待っている わけではなくて
ただ
打ちのめされて
佇んでいる ...
昨日の夜は部屋も静かな寝息をたてて
星だってずっと遠くに見えるか見えないかくらいだったみたい
眠る前のめまい
足の先から順々に音を失くしてく
無色に染まる
たいせつ
カーテンのうすみど ...
融解温度を
とうに超えて
まだ
爽やかな香りを
装ったまま
2人
抱き合ってる
例えるなら
ベッドは鍋
2人を一つにする
ある一つの
装置
言葉 ...
どんなにはなれていても
そこに
あなたがいれば
わかる
(きがする)
ふれるたび
かんじて
あたしは
あなたを
にんしきできる
(きがする)
...
君の手は何をつかむためのもの?
君の言葉は誰を包むためのもの?
手が二つあるからこそ
人間は愛する人を抱きしめられる
心があり口があり言葉があるからこそ
愛する人を優しく包むことができる
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
カフェテリアにて
柴田柴助
自由詩
2
07/4/4 13:45
青空が逃げてしまった
ぽえむ君
自由詩
11*
07/4/4 13:37
運転免許ができるまで
テルテル坊主
自由詩
2*
07/4/4 12:58
美術批評
1486 1...
自由詩
9*
07/4/4 12:53
美しい朝についての記述
芳賀梨花子
自由詩
5*
07/4/4 12:29
震える
tibet
自由詩
7*
07/4/4 12:17
大旱
楢山孝介
自由詩
9*
07/4/4 12:01
おひたし慕情
るるりら
自由詩
11
07/4/4 11:28
chrysalid crack
黒山羊
自由詩
1
07/4/4 11:12
東方の回帰 (夢見は・・・
アハウ
自由詩
5*
07/4/4 10:34
嗚呼
依玖侘 なつ...
未詩・独白
0*
07/4/4 10:16
各々の春
瑠音
未詩・独白
5
07/4/4 8:37
光り
A-29
短歌
1*
07/4/4 8:30
「 春からぼくは、 」
PULL.
自由詩
6*
07/4/4 7:10
霧が晴れたら
優飛
自由詩
7*
07/4/4 6:35
春の雨
もも うさぎ
自由詩
27*
07/4/4 6:26
埋葬
はじめ
自由詩
3*
07/4/4 6:09
午前2時のクリスマス・イヴ
〃
自由詩
8*
07/4/4 6:08
センター試験 前日の夜に
〃
自由詩
3*
07/4/4 6:08
罪と罰
鋼鉄漢
自由詩
4
07/4/4 5:32
_
山田せばすち...
短歌
0
07/4/4 4:58
桜吹雪〜小学校五年生の春〜
壺内モモ子
自由詩
5*
07/4/4 4:25
人
190cm
自由詩
1
07/4/4 4:22
白痴のいる風景
蔦谷たつや
自由詩
9*
07/4/4 4:12
春の唄
多久蘭乱
自由詩
3*
07/4/4 4:11
ある曲、についてのこんな
FUBAR
未詩・独白
5*
07/4/4 4:08
ふらっと
夕凪ここあ
自由詩
10
07/4/4 2:40
sweets(まぁまれぇど)
山中 烏流
自由詩
3
07/4/4 2:38
好き嫌い
〃
自由詩
2
07/4/4 2:30
抱きしめて涙零して生きてゆく
アマル・シャ...
自由詩
7
07/4/4 2:05
5679
5680
5681
5682
5683
5684
5685
5686
5687
5688
5689
5690
5691
5692
5693
5694
5695
5696
5697
5698
5699
5700
5701
5702
5703
5704
5705
5706
5707
5708
5709
5710
5711
5712
5713
5714
5715
5716
5717
5718
5719
加筆訂正:
センヤイチヤ的
/
はらだまさる
[07/4/4 11:59]
若干修正。
春の雨
/
もも うさぎ
[07/4/4 8:36]
サティ
さくらの日
/
松本 涼
[07/4/4 7:17]
ちょっとなおしました
5.91sec.