テレビの画面、右上のコード、気にならないだろうか。
ベランダの隙間から、冷たい空気が入る。
気にしているのは、右足の先端だけ。執拗に表示された
コード。
朝までには、眠らなければならなかった。 ...
食べ物と服と紙がぜんぶごちゃまぜになっている
いつまでもかたづかないぼくの家
あれ以来、Nessun dormaが安っぽい使われ方をするようになったね
靴を脱いで入るタイプの店であの ...
妻が百円ショップで
ナンパされた
正直いうと
僕もしたことがある
百円ショップで
ナンパを
妻がいないところで
その男は
どうしてどんな気持ちで
ナンパなんてことを
...
朝から起きられない
なんとか薬だけを飲み
また うとうとと眠る
昼近くに遅いブランチをとり
また夕方まで眠る
長い長い眠り
何日も何日も眠りの日々は続く
その眠りの中で
私 ...
ぽかぽかとあたたかい日には
なおさらのこと
そのくせ歯医者や期末テスト、面接なんかに
行かなくてはならないときは
いっそう靴は
おしゃべりになります
こちらの緊張ぐあいには ...
みんなして結局生ぬるいところから出てしまう、出されてしまうのが怖いだけなんじゃないか、と俺は教室のほぼ中央に位置する自分の席で悪態をつく。せいぜい中二病にでもなってろ、と。その思い違い、間違った知識、 ...
たしかなことではないけれど
自分を
ここではないどこかから
ふりかえることができたなら
それはたいてい
詩になる
たしかなことではないけれど
自分が
ここではないどこかで
...
咳の後夜昼を趣くおんぶ季和
玉ねぎ カラナニ
あなたたまらに
あわをあまらに
やがてまとを見つめて
やがて
時はそのとき
人はたじろぎ子供の為に
猫舌というのは生まれつきではないらしいのだが
ホットコーヒーは冷めて薫りが抜けた頃に飲み始めて
たとえば電車で網棚にバッグを置き忘れないために
心の片隅に重さをにじませておく程度に
飲み干して ...
懐かしい声から
その表情が見える
突然消えたその人は
数奇な人生を送り
普通の人生では
見ることのない風景の中に生きた人
老いた目蓋の奥に
鋭い瞳を覗かせて
奥底から笑 ...
呼吸を取りに帰る
瞬いてしまうまぶたみたいに
あらがえないこともあるのだった
息をひとつ
死んだ誰かへ
捧げるわけでもなく
そこに酸素があるぜ、
ということ
...
「 いってきます 」
顔を覆う白い布を手に取り
もう瞳を開くことのない
祖母のきれいな顔に
一言を告げてから
玄関のドアを開き
七里ヶ浜へと続く
散歩日和の道を歩く
...
合歓の木の上で眠りをむさぼるふらちな内臓
不透明な猫が目覚めたところだ
今そこにいた所に白っぽい魂を残して
静かにとなりの木に移る
走り去る猫
睾丸は膨らみ過ぎて目玉と区別がつかぬ
瞳 ...
黒くかび臭い彼の上着。
馬車部屋いっぱいに雨音が響く。
「絶望を知っている?」
「はい」
彼は残酷な笑顔を見せた。
雨音が聞こえる。
こんな時でさえ、私をこの場所に残し ...
悦子は小学5年生である。
悦子の通う小学校は、とても小さい。全校生徒は、100人にも満たない。
悦子の家は、学校から3キロばかし離れている。悦子は入学したときから、小さな足でその距離を歩いて ...
もしもわたしがあなたに
すべてをわたしていたとしたら
あなたはあのこをあいさなかった?
もしもわたしがだれより
あなたをあいするといったなら
あなたはそばにいてくれた ...
夢を見るよ
小さな夢を
おおきなクジラ雲になって飛び立つ夢を
夢と現実のはざかいはいつもあなたの背中だけだけど
もう悲しい目をするのはやめてほしい
あなたの現実への
プロブナードはいつもこ ...
踏み止まろうか踏み出そうか迷う毎日白い線。
快速電車の吸引力を肌で感じ始めている。
存在はある日 突然 消えるものでなくて、
それ自体が無くなっても受け入れる側が認めない。
誰でもいい。誰かい ...
烈風 荒ぶ海岸線
低い雲に地吹雪が狂乱舞し
天狼は灰色の影を一つ見せた
艶めかしい獣毛に雪積もり
白銀の原野を隔てて
昏き森の続く 凪の時
天狼の一群 遠吠えの聖歌と紛う
森閑の ...
休めばいいのに
嬉しい時はどんな顔?
悲しい時はブルー?
本当はどこにいるの?
質問ばっかで疲れてる?
だったら休めばいいのに
やっぱり左上
今日は泣きたいか ...
北行列車は、かれこれ数年間は立ち往生している
車掌はいつも困り顔で客室に説明をしに来る
私はそれを聞かずに窓の外を見ている
雪が窓に張り付くとふわりとした光を持つ
「蛍の光、窓の雪」と歌ってみ ...
僕はもうなく
あるものへ もう
なにも夜にすらならない
姿へうかべようとも
かちどき橋が
ベージュのカーテンを手に
中に見つめていく僕は
遠くへ北海道を見る昼の窓に閉じ
歯 ...
マッカートニーの声を聴きながら
誰もこない部屋で
忘れ去られていくようで
弾いていく気分のギター
右手には潰れそうな会社があり
左手には年齢があり
足下の平らに
ぼんやりとして
...
板のような
霧のなかの
岩をめぐる
冬のまぼろし
応えは応えつづけている
応えられぬものはないかのように
ひとつひとつこぼれゆく
ひとつひとつ消えてゆく
...
何度となく夜空を見上げ諦めてきた
手を伸ばせば届く気がして
悲しげにまた僕を包み込む
月すらも瞳に映せない夜は
どうかあかりを灯して((僕を呼んで))
夜明けなどこなければいいね。
...
あれをこうして
ここにドバっと流して
そちらから
あちらに
行くとみせかけて
そのまま
やや斜にかまえ
そこでグワっとした時に
適当にあんな感じで
踊れば
いいと思うよ
多分絶対 ...
まるで
追い詰められるみたいに
吹く雪風
壁の角に
ぶつかって
散り
捨て身で散り
胸のなかで
風が吹く
こんな日常
みな
何事もないって仮面かぶって
なるべく
散らないよう
嘘をつきました。
世界が崩れるくらいの。
僕の嘘は、一秒一秒成長して。
僕の力じゃ、どうしようもなくなっちゃうくらいに。
僕の嘘が、君の心を犯して。
また、大きくなっちゃ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
深夜の4部作
ブライアン
自由詩
0
09/1/25 4:07
ほんとうは眠りたいときのことば
かなりや
自由詩
0
09/1/25 3:37
女類
小川 葉
自由詩
2*
09/1/25 1:40
長い眠り
森の猫
自由詩
11*
09/1/25 0:45
靴はまちがえる
ふたば
自由詩
1
09/1/25 0:38
終わりの十五。
榊 慧
散文(批評...
6+*
09/1/25 0:02
たしかなことではないけれど
小川 葉
自由詩
1
09/1/25 0:01
_
十二支蝶
俳句
0
09/1/24 23:40
相図
〃
自由詩
1
09/1/24 23:30
_
〃
自由詩
0
09/1/24 23:27
コーヒーカップ
しろう
自由詩
1*
09/1/24 23:18
電話
舞狐
自由詩
9*
09/1/24 23:06
それだけ
露崎
自由詩
3
09/1/24 23:05
海に還った祖母に捧ぐ
服部 剛
自由詩
35
09/1/24 22:44
猫
音阿弥花三郎
自由詩
2
09/1/24 22:36
雨音
暗闇れもん
自由詩
0
09/1/24 22:06
山葡萄の血
亜樹
散文(批評...
0+
09/1/24 21:55
くぅる
深月アヤ
自由詩
2
09/1/24 21:39
夢
すぬかんなが...
自由詩
3
09/1/24 21:27
[独り日暮らし]
東雲 李葉
自由詩
1*
09/1/24 20:21
天狼
アハウ
自由詩
0
09/1/24 19:32
私のこころ
こうこ
自由詩
0
09/1/24 19:04
夜光列車
木屋 亞万
自由詩
4*
09/1/24 18:38
君の夢
K.SATO
自由詩
2
09/1/24 18:19
細い骨で
〃
自由詩
0
09/1/24 18:19
夜の山
木立 悟
自由詩
3
09/1/24 17:42
冷たい睡り
水島芳野
自由詩
1
09/1/24 15:45
口伝
秋也
自由詩
0*
09/1/24 13:21
雪風
風音
携帯写真+...
4
09/1/24 12:53
創書日和「うそ。」
狠志
自由詩
1
09/1/24 11:51
4621
4622
4623
4624
4625
4626
4627
4628
4629
4630
4631
4632
4633
4634
4635
4636
4637
4638
4639
4640
4641
4642
4643
4644
4645
4646
4647
4648
4649
4650
4651
4652
4653
4654
4655
4656
4657
4658
4659
4660
4661
加筆訂正:
夢物語〜君を見つめて〜
/
もこもこわたあめ
[09/1/24 21:56]
少し表現を修正
4.99sec.