ああ夢みたいだ
のみこんだ群青
ぼくを加速させる
きみは幾度も
刹那を待ってる





ながめる宇宙は
果てしないが
ぼくがいる世界は
ここにある
きみの瞳には ...
四十路をすぎたわたしに
「きれいね」
と言われることが
たびたびあって
とくに意識していないけれど
そう見えるのであれば
思い当たる節は
かすかな恋心を隠していることか

想うに成ら ...
開いて閉じてパカパカパカ


光った気がしてパカパカパカ


震えた気がしてパカパカパカ


手持ちぶたさでパカパカパカ


一人じゃないよのパカパカパカ


友達たくさ ...
ビタミンが欠乏しているから
女にもてないと主張するFさん34歳
彼の朝は一杯のカフェオレから始まる
お気に入りのBGMを聞きながら
優雅に紫煙をくゆらせて
カフェオレを口にするたびに
苦み ...
壊れたひとつの器の代わりに
金と緑の流れのなかを
ひとつの仮面が鳴りつづけている


はざまの窓をしたたる空
鳥がゆうるりと
首を踏切へ向ける


夕の稲荷
...
耳を焼け
耳を焼け
体内を聴け
正しくはない
美しくない


体内はもういい
正しさも
美しさも
もうどうでもいい
おまえでさえあればいい


また ...
ひかり/ぶれている、腕
扉の向こうでは
誰も彼もが微笑んで
私を見つめている


頬の肉が
引きつって千切れるほどの衝動

愛想笑いも
程々にしなくては、という ...
花火去り 静けさ響く 夜の空
遠くにて 響く花火の 心地よさ
ちりちりと 線香花火 物悲し
ポトリ落ち 線香花火 悔しけれ
並びたつ  線香花火 送り火や 
冬雨吟

誰知凍蝶愁
誰解盲猫夢
夜雨両心寒
酔吟同苦痛


冬の雨に吟ず

誰が知る凍蝶の愁ひ
誰が解く盲猫の夢
夜雨 両心寒からん
酔吟 苦痛を同じうす


冬の雨 ...
あたたくて大きな腕、海みたいにたゆたう夜
肋骨ごと壊されそうなくらいにきつく抱きしめられて
まるで小鳥みたいに震えていた、僕の
この赤い心臓を、たとえば掌でぎゅと掴んでみて
潮騒のように押し寄 ...
ねんごうのとなりに
わたしが
そのとき
どこにいたか、を
しょうさいに
きにゅうする

そこには
ぼーるぺんの
きずだけしか
のこらない
しろとくろのせかい
数字の1はいつだって矢印
高みへと誘う

だけど航空技術の基礎としては
銀ヤンマ
水の匂いには弱い

睡蓮とセイレーンに呼ばれ
オーニソプター
鬼さんこちら

里芋の葉の水滴のよ ...
溢れてしまった
だから君はもうここに居ない
溢れてしまった
だから君は飼い猫じゃなくなった

神様アレルギーな僕は
祈ったりなんて出来やしないし
どこにも救いなんてなかった

螺子が ...
まだ名づけられていない、
連続する瞬間で構成された時間を
拾い集めつづけても 
綴じるためのすべを、忘れてしまった



わたしたちは、かわるがわるに
世界を四角く切り取ったり
はが ...
市が私の自転車を撤去したので、意味不明な遠さのヘンピな保管場所まで取りに行くか、新しいのを買うかしなくてはならない。
ほんたうにめんだうくさい。

外人が引っ越すからそして本棚をもらう約束をして ...
夕暮れの水位は
さざなみ
浅い胸に、さざなみ
空白で埋めたはずの
小さな画布が
素朴に満ちてゆく

海面に浮かぶ
危うい杭に
うずくまる鳥の
膨らませた羽から
零れる文字のやさし ...
もうどれくらい死んで生まれたかなんてことはもはやどうでもよかった
つめの表面がするするしていて私はそれをむさぼるようにさわっていた

たぶん朝、昇りきった陽の光の中で目を覚ませば
つめの間にぎ ...
萌え女と秋葉系男
「俺学生の時はバスケしててさ」
「えーかっこいい。もてたでしょう?」
「そんなことねえよ 彼女いたしさ」
「そうなんだ何人くらいと付き合ったの?」
「えー覚えてねえ」 
...
繁華街の路地に迷う

わざと迷う

箱庭の冒険

夜がほんとうに唐突だ


わたくしは外灯に明るくされている

だれの姿もない

わたくしと夜光だけがそこにはいる


繁華街の路地に迷う

わざと迷う ...
今日はあの人に会う。1週間振りに会う。

どんな顔してたっけ?思い出そうとするけど上手くいかない。

でも、あの人のことを考えると心臓がいつもと違うリズムで動き出す。
あの人のことを考えると ...
インドマグロの顔面
それは でかい
目玉のひとつひとつが
でかい 黒い
かぶと煮を拵えて
町のおばあちゃんに
振る舞いたいけれど
高いから止した
なんで人は肉のままではいられないのだろう。
朝の塵の部屋で思う。

自身の真空を真空のままにしておくこと
奪われたままのすがたで立っていること

うめようとしないこと、真空を、安易な他者へ ...
とりあえず嵐は去った。
通り過ぎてしまえば、すでに遥か彼方の光ファイバー。

それでもあともう少し、アト少しだけ、きっかけが必要かもね。
この不快感はキライじゃない。

自分を削ぎ落と ...
出口が見えないのかい。

なら作ろうか。


青い青い空の
真っ昼間

ぼくは
白昼堂々
盗みにいこう

また再び

きっと彼女は
待っている

初めて出会った
あの空の下で
 
屑、だった
ここにあったものは
 
笑うしかなかった
 
泣いていても
何もかわらなかった
 
歩くしかなかった
 
座っていても
何もかわらなかった
 
夢、だった? ...
雨は降れ降れ
風も吹け吹け

頼りない傘だって
今はこうしているしかない

闇は濃くなるが
街は今夜も光が溢れている

底抜けのバケツに
割れたグラスに
喜びを注いで
幸せにな ...
転がる空き缶を追う犬
犬は追う生き物だ
しかし犬は追わない
目前の暗闇を

餌の残りを掘った穴に隠す犬
犬は穴を掘る生き物だ
しかし犬は掘らない
飼い主の墓穴を

わたしはそれを不 ...
ときにはまったく意味もない言葉を
ならべたくもなるもんです
なんのメッセージもメタファーもない
ただただきまぐれな言葉を
ならべたくもなるもんです

明日UFOの予定があっても
睡魔 ...
結局
要するに
つまりお前は
人を好きになれない
のではなくて
人を好きなお前を
好きになれない

根本的に
無意識的に
核心的な部分において
お前は自分のことが嫌いだ
人を好 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
のみこんだ群青ゆうと自由詩5*09/1/29 22:47
もうすぐ春が来る蒼木りん自由詩209/1/29 22:24
開いて閉じてつゆ自由詩2*09/1/29 22:07
抗議セガール、ご...自由詩809/1/29 21:48
夜とかけら木立 悟自由詩109/1/29 21:27
ノート(45Y.1・29)自由詩209/1/29 21:25
睡中魔山中 烏流自由詩4*09/1/29 20:52
花火  (2003.8)guchi_...俳句009/1/29 20:41
漢詩 冬雨吟三州生桑伝統定型各...509/1/29 20:28
幸せクジラの旅かのこ自由詩209/1/29 20:11
りれきしょ玉兎自由詩109/1/29 19:43
88鍵のためのエチュード/俯瞰海里自由詩209/1/29 19:23
神様アレルギー浅井実花自由詩109/1/29 19:09
未完の、ソネット 「遺」望月 ゆき自由詩17*09/1/29 17:14
ペ・ヤングムudegeu...自由詩009/1/29 16:41
素描佐野権太自由詩19+*09/1/29 13:59
するする因子自由詩109/1/29 13:54
隣のカップルこうこ自由詩309/1/29 13:49
夜光吉岡ペペロ携帯写真+...209/1/29 13:09
ほわほわつゆ自由詩5*09/1/29 11:32
セガール、ご...自由詩109/1/29 11:27
ちりのなかで世古 和希自由詩1+*09/1/29 9:23
台風一過BOOKEN...自由詩4*09/1/29 9:05
……、(悪)自由詩109/1/29 8:47
白昼堂々風音携帯写真+...509/1/29 8:22
屑*ku・zuれるむ自由詩109/1/29 7:30
風に吹かれて、雨にぬれて戒途自由詩109/1/29 7:15
音阿弥花三郎自由詩109/1/29 5:47
素うどん青の詩人自由詩709/1/29 5:37
芋虫のまま死にたい木屋 亞万自由詩2*09/1/29 4:29

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